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旧正月前亜細亜二大都市で室内楽音楽祭 [音楽業界]

急な、って言うといつも急ななんだけど、情報が舞い込み、今、1月半ばの福岡空港から香港ランタオ空港までの航空券を手配しましたです。こちらを見物に行くため。
https://www.pphk.org/festival/bpmf2024/
2009年に創設された香港の民間音楽団体が主催している室内楽音楽祭、かつては「香港国際室内楽音楽祭」という名称で開催されており、やくぺん先生も何度も出かけ、当電子壁新聞でも何度もご紹介しているイベントであります。あ、前回訪れてからもうこんなに経ってるのかな。とにもかくにも、沿革その他はこちらをご覧あれ。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2017-01-23
コロナ禍があったり、香港がシンセンに経済的に追い抜かれて以降はすっかり中央も特別視を止めてどんどん同化政策を行い、今やかつての「英国文化の出店」としての空気はほぼ皆無となりつつあるとはいえ、大陸では決してメイジャーとはいえない室内楽をなんとかこの地で定着させようとする努力はしっかり続いております。

今や隠居の身の田舎者、使えるお金もドンドン減ってるのに後先考えず行く決断をしたのは、ホントに久しぶりにミロQの面々に会えるからという理由が第一。
01-Miro.jpg
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2017-01-23
勿論、コロナ後初顔合わせ、みんなどんなに元気しているか、中華料理食いながら話をするだけでも、温泉県盆地からツルッと3時間ちょい、飛ぶ価値はありすぎるくらいあるでしょ。そればかりか、上のURLをご覧いただければお判りのように、モーツァルトのト短調五重奏を共演するのはなんとなんと、元パシフィカQのマスミじゃあないかいっ!それに加えて、今や北米で最も売れっ子の作曲家たるキャロライン・ショーが来て、新作をミロQが世界初演するってんだから、こりゃ寒い寒いと温泉浸かってる場合じゃないでしょーに、そこの貴方っ!!マスミは17日にも、これまたホントに久しぶりのゲイリー・ホフマンとモーツァルトのK.563の弦楽トリオ弾くというのだから、これだけだって行く価値は充分じゃわい。

ってなわけで、久しぶりの「昔の仲間」との再会を楽しんで氷点下の温泉県盆地に戻り、洗濯を済ませたら、また軽装詰め込んで福岡は板付空港に向かい、今度は南回帰線越えて遙か赤道直下、今やニッポン凌ぐ亜細亜最先進国たるシンガポールに向かうやくぺん先生であった。こちらは、これ。
https://www.sgchamberfest.org/
これまた、「上のURLをご覧あれ」で充分なんだけど、香港がミロQやパシフィカQなどやくぺん先生現役時代の仲間達との再会とすれば、こっちはもう先を一緒に歩んでいくことは出来ないけど最初の第一歩だけはしっかり見届けておきたい若い人たちの姿を応援に行くようなものですな。なんせメインゲストは我らが葵トリオで、シンガポールが生んだ最初の真の弦楽四重奏演奏家たる我らがオンちゃんがホストのひとりとして参加するんですから。

ま、こちらに関しては、また別に記すこともあるでしょ。てなわけで、なんとまぁ、やくぺん先生ったら温泉県盆地が氷点下に震える新暦1月半ばから2月の初めまで、ずーっと南の島で汗かいてる2024年なのであった。

ちなみに、旧正月前に全て日程を終えて戻って来た後、香港で始まる天下の香港芸術節ですけど、52回目とされる来年のメインはバイエルン国立歌劇場の《ナクソス島のアリアドネ》だそーな。
https://www.hk.artsfestival.org/en/?
ううむ、なんかプログラム眺めるに、随分と大陸色が濃くなってきてますねぇ…。旧正月前に室内楽はガッツリやっちゃうからというわけでもあるまいがぁ、例年ならなんとか一枠確保されていた西洋クラシック系室内楽枠が今年はないようで、旧正月過ぎは春の海峡向こう統営まで安心して税金やってられますわ。

ところで来年の税金申告って、インボイス制度とやらが導入された今、どうなるんじゃろか…

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