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温泉県盆地神無月祭終了 [ゆふいんだより]

神様が出雲に出かけてる神無月のここ温泉県盆地は、田圃で轟音を立てる耕耘機の響きが日出生台から由布岳、市役所との間に寝転ぶ倉木山、近くて遠い隣町竹田と隔てる九重の山々へと谺し、日出生台からのドローンや砲撃の音と混じり合い案外と複雑な音響空間となるのであーる。そこに足下からは蛙の合唱から交代した秋の虫、そして杉の枝からはいつものうちのほーほーさんが嫁さん呼んでる声もほーほー。

アッという間に秋も深くなってしまった今日この頃、なんだか知らんが今月はIshitake Octoberfestとでも言いたくなるようなイベント月間で、月の初めには現関西某オケ事務局員さんにして次代の九州交響楽団主幹に内定しているワイン好き某氏を迎えた宴会があり、久しぶりに外湯をオープンして石武やくぺん先生オフィスはまるで温泉民宿状態。んで、暫しの新帝都滞在を挟み戻って来た今次滞在のメインイベントは、この辺りの実質上の地主さんにして、今や湯布院御三家に迫る勢いの「新ゆふいん」とも呼ばれるべき大分道湯布院インター下辺りの南に向いた斜面一帯の振興温泉宿地域のフラッグシップたる「わらび野」さん副社長が運営する「ある風景」なる古民家喫茶で、我らがゆふいん音楽祭のアイドル大森潤子さんがバッハを弾く試演会というかミニコンサートのボランティアスタッフ、ってか、実質上の運営雑用。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2023-10-12
なんせ、周囲には演奏会プロデュースやら制作のプロがゴロゴロしており、絶対に自分ではそんな仕事はやらんと堅く心に誓うこと40余年のやくぺん先生でありましたがぁ、今や隠居の身となった今日この頃、そんなことは言っておられん状況に追い込まれ、副社長の若旦那や喫茶のママさんと立ち話打ち合わせしたり、町内広報を「ゆふいん子ども音楽祭」主催なさるYさんにお願いしたり、どっかにあったはずと譜面台引っ張り出したり、あれこれあれこれ。

とにもかくにも、一昨日の晩、《パルティータ》第2番の2曲目の真っ最中に上空を我が軍が実質5機しか持ってない虎の子アパッチが2機、轟音を立てて日出生台から塒の目達原に戻っていくのにスティンガーを発射して撃墜してやろうかとマジで思ったことを除けば、無事に演奏会は終了。音楽祭関係者を中心に町内外20名弱の人々が由布岳に届けと響く渾身の「シャコンヌ」に大いに感じ入り
https://youtube.com/shorts/Qmd6kvpkkGk?si=hJJM5zRfnsc19Ni6
終演後は子ども時代はこの家で育ったという副社長が自ら供する名物カヌレを美味しくいただき、みんなそろって記念写真、はいポーズっ!
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その後は、残る人数人が石武オフィスに雪崩れ込み、朝晩はすっかり寒さすら感じる秋の盆地の夜は更けていく…

かくて、収穫祭の神無月もオシマイ。さても、いよいよ本気で来月のソウルからヴィーン、パリ、フランクフルトへの実質10日間の短いツアー。そして年明けのミロQ&マスミに久しぶりに出会う香港室内楽音楽祭と、我らが葵トリオがメインゲストとして登場するシンガポール国際室内楽音楽祭の準備を本格的に始めないと。おお、暖かい南の島国から戻ったら、もう第49回日本フィル九州ツアーじゃないかぁ。

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