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9000マイルのたびの空あと少し [たびの空]

大きな地震があって、その救援活動でバタバタしてた海保のダッシュ8とJAL350最新13号機が衝突炎上した三が日に新帝都を離れ温泉県に来て、盆地拠点に福岡、香港
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シンガポール
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小倉、大牟田、熊本
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鹿児島、宮崎、別府
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と動き回った距離はおおよそ15000㎞弱のようじゃ。幸か不幸か現役バリバリ時代のようにこれが全部マイルになって…なんていじましいことはもうやっとらんものの、マイル換算すると9000マイルちょいくらいじゃろかのぅ。キューシュー島反時計回り一州+横断のJR切符、現時点でこんなんじゃわい。
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太平洋越えて、そのまま大西洋越えて2ヶ月ニッポンに戻らない、移動の間に連日1本のペースで周囲の環境とはまるで無縁の原稿を入れ、移動中にも次々と…なぁんて頃に比べれば、まるでチョロい移動なんじゃが、いかな現役復帰宣言したといえ体はすっかり高齢者。若い頃のような作業ってば、福岡からシンガポールへのSQ機内から都内某所の編集者さんと何度もダメ出し原稿のやりとりしたくらいで、あとは7週間をノンビリ過ごしたようなもんじゃが…やっぱり疲れるわい。

そんな冬のたびの空、残すところあとは温泉県盆地からキューシュー横断し、春ともなれば気球ポッカリ浮かぶ佐賀平野、そして陶芸の里というか、谷を抜けてミサゴの母艦たる強襲揚陸艦「アメリカ」号どっかり居座るSASEBOに至り、風光明媚な大村湾に浮かぶかぶ洋上空港から新帝都に戻るだけとなった次第でありまする。

国道3号線と10号線でぐるり島の外周をまわるような移動を公共交通機関で行っている現時点で、なるほどなぁ、と思ったことを列挙しておきましょうぞ。ま、こんなアホなこと積極的にやりたいと思う奴はおらんじゃがのぉ。

★福岡麻生帝国は広大なのじゃ
隣の県の県庁所在地隣の田舎盆地から眺めると、北に広がる福岡麻生帝国はホントに広いわい。何より困るのは、日出生台から耶馬峡、日田彦山周辺を南北に貫く公共交通機関が絶滅しているために、小倉であれ福岡博多であれ久留米大牟田であれ、どこに行くにもソワレ演奏会では日帰り不可能となっている事実。かつては宇佐から瀬戸内を東進し大和国に侵攻した天皇家の祖先もいたし、この数百年では天領日田に向けての往還道が何本も通じていたし、重厚長大産業隆盛期には炭鉱産業中心地から日田彦山線を下って日田、更には湯布院温泉まで直行する特急も走っていた筑豊と豊後や日田を繋ぐ幹線は、今や真ん中を「満州国の地形や気候に近い」との理由で巨大な軍事演習場として召し上げ今に至って通行ストップさせられたり、車社会の軍門に降ったり、散々なことになっている。江東区や葛飾区、はたまた世田谷区やの南北移動の困難さ同様…とは言わぬがのぉ。

★頑張れVISAキャッシュ
たびの空で困るのは、昨今の公共交通機関、特にローカルバスは現金では乗車できぬことが多々あることじゃわい。地元の交通カードはOKだけどPASMOやSuicaもダメ、なんてところも珍しくない。そんな状況を受け、一部路線では「クレジットカードをまんま交通カードとして利用出来ます」というサービスが始まっておるようじゃ。シンガポール地下鉄、福岡地下鉄、それにビックリは鹿児島市バス&路面電車、等々。
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これはなかなか有り難く、大いに喜ばしいのじゃが、ひとつ心配性の老人としては…バタバタする乗降の際に財布からクレジットカードというそれなりにセキュリティの高いカードを引っ張り出す不安が残るのぉ。ま、これは爺の心配性、と笑われてオシマイなんじゃろが。

★キューシュー島には「表九州」と「裏九州」がある
どうやら昨今は「表日本」「裏日本」という表現はメディアからパージされてしまったようじゃが、少なくとも公共交通機関に関する限り、キューシュー島にははっきりと「表九州」と「裏九州」が存在しているのは否定し得ぬ事実なのであーる。両区間の連絡を含め、「山陽」と「山陰」にも似た状況が生まれており、その格差がドンドン広がっていきそうな感はありあり。ま、そもそもキューシュー島はひとつではなく、海ならぬ山で囲まれた島が点在している、と考えるのが正しいんじゃろなぁ。

さても、雑談もそこそこ、そのまま新帝都に抜ける明日からの大荷物を詰めましょか。まだまだ続く、冬のたび。キューシューはちっとも南国じゃないわい。

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