SSブログ

飛行船シアターに行ってきた [音楽業界]

今や新帝都と言わずニッポン国内で最もホットなスポット、上野は入谷の桜咲き乱れ彼方に東京天樹聳える飛行船シアターに行って参りました。過去のネタはこちら。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2022-02-02
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2021-11-16
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2021-11-10
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2017-01-04
IMG_8965.jpg
今更なんのかんの言うよりも、現状、どうなってるか、ご覧あれ。ほれ。
IMG_8967.jpg
一目瞭然、舞台の奥に鎮座していたオルガンを取っ払い、永田先生が古い時代の楽器などの為に最良であるべく創り上げた過剰すぎる残響を極力押さえ、演劇用の照明を可能な限りぶら下げるためのプロセニアムをポカっと填め込んだだけ、といえばそれまでです。まあ、たった3ヶ月の改修工事ですから、ともかく突貫作業で求められたスペックをクリアーした、という感じですな。

表はまるで変化無し。無論、世間ではいかなコロナは終了空気が漂っていても現場はまだ厳戒状態ですから裏なんていけません。そっちがどうなっているかは判らない。2階のエオリアン・ホールがどうなっているかも、判りません。ただ、もうひとつ誰が見ても眼に入るのはこちら。
IMG_8969.jpg
1階2階の客席壁面全体に、布のカーテンがぶら下がっています。昨日のモダン楽器のピアノ三重奏では使用されていませんでしたが、まだこれでも残響が多くて困る場合はこれが活用されるんでしょうねぇ。

ちなみにこれが2010年に竣工した「石橋メモリアルホール」。
http://gkkae.com/works/%E4%B8%8A%E9%87%8E%E5%AD%A6%E5%9C%92%E7%9F%B3%E6%A9%8B%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%A3%9F/
どういうわけか、ネットの大海原のどこを探しても、20世紀にお馴染みだった「旧石橋メモリアルホール」の画像やらがさっぱり見当たりません。この情報のアンバランスさ、ホントにおそろしーなぁ、ネット時代って。ちなみに、石橋メモリアルホールが新装成ったときの話がこれ。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2010-04-13

音響は、新会場オーナーさんのリクエストには充分に応えられてるんじゃないかな。善し悪しの問題ではなく、率直に言えば、「街の公民館ホール」ですな。奏者が楽器から弓や手を離した瞬間に音は消え、流石の音響の良さ、個々の楽器の生音は聞こえすぎるくらいに聞こえるけどピアノ三重奏の音が纏まった響きとして客席に出てくることはなく、500席のこの空間でマイクを使って喋るには適当な状況なんでしょう。

まあ、金沢駅前の石川県立音楽堂邦楽ホールとか、私事で言えば今や解体中の旧由布院町公民館ホールで室内楽を聴いているような感じでした。嗚呼、この街にはこの会場しかないのか、演奏家さん、頑張ってね、って。

以上、最新オープン、飛行船シアターのご報告でありました。なお、会場がどうなろうが上野学園問題はまだまだ係争中で、理事会の運営方針の異議を唱えた教授に学長が学問的な難癖を付けて解雇した、というトンデモな話、2度目の公判の日程が決まったという連絡が飛行船シアターに座っている間に「上野学園大学による上尾信也教授に対する不当な懲戒解雇の撤回と前田昭雄学長の謝罪を求めます」からありました。面倒なんで全文コピペ。
「3月29日に、被告の準備書面1を受けての第2回期日が行われました。原告上尾氏と代理人弁護士の先生方、被告は2人の代理人弁護士のみでした。原告の訴状に対しての被告の主張準備書面でしたが、再度整理したものを準備書面2として提出となりました。これを受けて、原告が反論していく第3回期日は5月23日に予定されています。理不尽な懲戒事由であり、全く不当な処分です。今後ともご支援の拡大をお願いします。」

ホールという不動産であり楽器であるモノはどうあれ、人はまた別な話。上野学園問題は、まだまだ続きます。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。