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緊急告知:本日のサントリーで売ってます [演奏家]

もう遅すぎるかもしれないけど、ともかく緊急告知です。

本日、サントリーホールで午後6時半開演のオーケストラ・アンサンブル金沢東京公演では、指揮者のマルク・ミンコフスキ氏の自伝の日本語版が緊急先行販売されます。
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既に去る金曜日の金沢公演では石川県立音楽堂ロビーで販売され、関係者の方に拠れば「入場者の10人にひとりがお買い上げになりました」とのこと。
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最近ではこんなに「本」という媒体が積み上がっている絵は余り見ませんので、ちょっと驚きですな。

ミンコフスキといえば、ヴィーンの不良反逆者に始まり同世代唯一のヴィーン系指揮者へと上り詰めたアルノンクールやら、みんながこれぞ古楽って思うような音楽をさりげなくエグくなく繰り広げてくれるガーディナーやら、所謂「20世紀末古楽スター」の長老達とは一世代も二世代も若く、もう「古楽器」などと肩肘張ったり大声を出したりしなくても良くなった世代の最初のスター指揮者のひとり。なにより、古い時代の音楽を専門にしているだけではなく、最初からオッフェンバックとかヴァーグナー初期オペラとか、ロマン派の舞台作品を大事なレパートリーにしてきた方なわけで、そういう視点からも去る金曜日のベートーヴェン交響曲第9番の再現は極めて興味深かったわけでありまする。

新しい視点というか、21世紀のパラダイムから「クラシック音楽」を見渡したいとお考えの方には、是非とも読まないといけん文献じゃないでしょうかね。

ま、中身に関しては、今週金曜日までの新帝都滞在中はもうグチャグチャに忙しいやくぺん先生ったら、まだちゃんとページを開けてません。ゴメン!来週以降、ノンビリ由布岳眺めながら縁側で紐解いて、またご紹介いたしましょうぞ。

とにもかくにも、今晩のサントリーには現金数千円、ちゃんと握りしめて来るよーに。お釣りはたぶん、ありますから。

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