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シンゆふいん音楽祭始動 [ゆふいん音楽祭]

昨晩、町内某所で「ゆふいん音楽祭2023」の出演演奏家と実行委員の顔合わせ会がありましたです。初動のノンビリさで世に知られたこのイベントも、夏至も過ぎ田圃の稲もすくすく育ち始めた今となって、やっと本格的に動き出した初夏の温泉県盆地でありますな。っても、市に最低限の税金を払うばかりで住民票は大川端佃の都民たるインチキ住民のやくぺん先生の外の人ったら、恐らくは今年最長となる新帝都は佃縦長屋での半月を超える居候生活に向け、四国沖を東に向かってるところなんだけどさ。

いよいよ開幕まであと1ヶ月となった「ゆふいん音楽祭」、夏休みも始まった夏の盛りは文月後半の週末複数日に渡り開催される「映画祭と並ぶ盆地の夏の風物詩」としては、5年ぶりの開催となりまする。温泉県盆地新参者やくぺん先生なんぞとすれば「久しぶりの音楽祭」気分なんですが、実行委員顔合わせではどうやらちょっと空気が違うようでありました。

昨日の顔合わせ、実務的な作業というよりも「みんな頑張ろう」だったのですけど、ちっとはまともな会議らしいこともやっている。最大の問題は「音楽祭をどう呼ぶか」です。

これ、コロナ以降、ホントにあちこちで問題になっていることで、去る5月に開催された大阪国際室内楽コンクール&フェスタも、第10回とは謳わずに「コンクール&フェスタ2023」を正式呼称としておりました。

温泉県盆地のお祭りにしても、予算規模は比べものにならぬほど小さいながら、大阪みたいな国際メイジャーイベントとはまた違ったいろんな事情やら問題やらがある。以下、復活以降の音楽祭の状況を当電子壁新聞のバックナンバーで拾ってみましょ。なんせ、当無責任電子壁新聞の他にデータがないものでして、いやはや。

★2016年11月26日:https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2016-09-19
★2017月7月29,30日:https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2017-06-27
★2018年7月28,29日:https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2018-07-28
★2019年8月4日:https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2019-07-31
★2020年7月25,26日(中止):https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2020-02-05
→2020年8月30日:https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2020-09-01
★2021年6月27日:https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2021-06-27
★2021年10月27日:https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2021-10-15
★2022年5月7日:https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2022-05-07

こうしてみるとなんてことない、熊本大分大震災(アベ政権の伊勢志摩サミット絶対開催ポリシーのために異常なまでの過小評価と「兵隊さんや米軍さんは頑張ってる」報道で埋まったため、現地以外では東日本大震災クラスの地震だったとは看做されてない災害なんですけど…)をきっかけに復活した2016年以降、コロナ禍でさすがに開催中止となった2020年夏(夏の終わりのアルテジオでの道夫先生リサイタルに「ゆふいん音楽祭」レーベルを掲げました)以外は、なんらかの形で温泉県盆地で「音楽祭」が毎年開催されていた。やくぺん先生自身も、2019年の1日だけだった夏の午後と移動制限があった2020年に欠席した以外は、なんのかんの全部眺めてるじゃあないかい。

実際のところ、昨晩、町内某所に集まった実行委員のうち、由布院温泉観光協会理事長太田晋一郎氏以下現場スタッフは、元実行委員長やらやくぺん先生やらを出演者のお父さんの歯医者さんやら爺さん婆さん数名を除けば、ほぼ全員が2009年までの35回現場には関わっていない方々でした。ほれっ
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やくぺん先生なんぞとすれば「新しい顔ぶれ」なんだけど、実体は2016年以降7年間総8回の現場を担ってきたもうベテランの現場スタッフなのでありますね。うううむ、これが爺になる、ということなのだなぁ…

で、そんな熊本大分大震災以降の復活音楽祭スタッフとすれば、音楽祭の回数も「35+7若しくは8回」というのが実感。で、昨晩も「第43回ゆふいん音楽祭」にしよう、という声も多く挙がったりしたわけであります。

結論から言えば、今回も実質的な実行委員長を務める前実行委員長の「回数は付けなくてもいいんじゃないか」という意見が通り(2021年は春にラックホールのオープニングとして町民代表小林道夫先生をステージに向かえ開催された春と、とこさんや前監督を迎えた秋と、それぞれ1日づつがあり、どう数えるか判らなくなったりするし…)、「ゆふいん音楽祭2023」が正式名称となりましたです。敢えて言えば、「実質43年目の夏となるゆふいん音楽祭2023」かしらね。

表には謳っておりませぬが、復活後の音楽祭、もう小林先生にはプログラミングや人選などのお願いはせず、名誉町民として特別ゲストで好きなことをしていただくというスタンス。実際の演奏者や演目は、毎回、実質上の「ゲスト音楽監督」というか「今年のプログラミング・ディレクター」みたいな方を据えてやって参りました。

元音楽監督河野氏や、音楽祭には何度も登場した漆原啓子さんなどにお願いしていたわけですが(なんせこの音楽祭、似た歴史を持つ木曽福島みたいに役場職員さんの公式な仕事なわけでもなく、殆どの地方音楽祭のように東京や地元のプロの音楽事務所に任せているわけでもなく、音楽家を含めスタッフワークは全員がボランティア仕事なんで、そんな無茶な仕事を誰にでも頼めるものでもないのですわ)、今年は世代を一気に若返らせ、水谷晃氏が実質上のプログラミングの中心となっていただいております。昨日の打ち合わせも、現場スタッフとプログラミング・ディレクター2023の初顔合わせでありました。

ま、聴衆の皆々様にはどーでもいいような内部事情でありまするが、そんなこんなでゆふいん音楽祭、あと4週間後に開幕いたします。今年はラックホールも過去2度の開催の反省を受けて、舞台上の演奏者から指摘があった響きのコントロールのために、客席後ろに板を並べるなどの改良も試みるとのこと。少しづつでも改善しようという気持ちがあるのは、ご理解下さいませです。それから、グランドピアノ余ってる方、下さいっ!マジです。

では、オマケに2023ディレクター水谷氏からのご挨拶。
https://youtube.com/shorts/sbwDwlJXPsY?feature=share
もっと聴きたい方は、4週間後に盆地までいらっしゃいな。

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