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札幌のエク [弦楽四重奏]

一昨日7月1日、札幌キタラホールで、クァルテット・エクセルシオ第13回札幌定期演奏会が無事に開催されました。何故かホールにポスター掲示がなかったので、近くの飲み屋さんの前のもの。東京定期の方は、コロナ禍真っ最中で中止となってます。
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なにせコロナ禍が日本列島で最初に猛威を振るった北の島、キタラホールも実質上4ヶ月演奏会が一切なく、先月にホールとしての貸し出しは再開したものの、そもそも7月に向けての札幌はPMF一色で塗りつぶされる季節、ホールの主催公演は殆ど入っておりませんでした。民間からも演奏会を再開しようという手は挙がらず、偶然にも当初から7月1日に札幌定期演奏会を予定していたエクが「聴衆を入れ、ライヴストリーミングなどはない、完全な長さの普通の演奏会」の最初になってしまった次第。

4月に認定NPOになったエク、弦楽四重奏団としては日本で唯一の公的な活動団体と認定され寄付への税制免除が許されることになった組織としてみれば、公共性を御上(エクの場合は札幌市ならぬ東京都ですが)から認めらてから初の演奏活動として誠に相応しいものとなったわけでありまする。舞台上の光が吹っ飛んでる露出失敗写真で、三密回避の会場の様子をご覧あれ。
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これまた全くの偶然なのですが、メインの演目が「病から癒えた感謝を神に讃える歌」を第3楽章に据えるベートーヴェン作品132であったのも、このような機会に相応しいものでありました。

なにやら当電子壁新聞らしからぬ物々しい書き方になってしまってますが、中身に関しましては某専門月刊誌にレポートを記すことになっており、まだ体裁が決定していないので、気楽に書けないのであります。で、以下は、昨日取材に来ていた讀賣、朝日など地元紙媒体の記事をまんま引用し、記録としておきます。まずは札幌版讀賣さんの記事。Web記事は会員限定なんで、紙まんま。本日2日朝刊です。
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読めますかねぇ。事実関係を簡素に纏めて下さっております。

もうひとつ、朝日はWeb記事なので、ボリュームもあります。記者さん、エクの練習の間の休憩時間をガッツリ潰して下さったのだが…ま、インタビュー動画も挙げてくれたし、これだけ書いてくれたのだから、許してあげましょう。
https://www.asahi.com/articles/ASN7277P4N72IIPE00G.html

とにもかくにも、「楽しい名曲を集めた1時間の昼間のコンサート」などの真逆、午後の7時に始まり、モーツァルトの最後のクァルテット、バルトークの3番、作品132と、普通に考えても一曲多いんじゃね、という長くヘビーなコンサートで、ホール客席内マスク着用の負担を減らすために1曲毎に休みを挟んだため、終演は9時10分を過ぎる長い演奏会。終演後のエクはクタクタでありましたとさ。

さあ演奏活動再開、と言いたいところだが、次の演奏会は1ヶ月後の8月1日、本拠地首都圏を越えた茅野とのことであります。まだまだ普通の日々は戻りません。

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