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「日本音楽芸術マネジメント学会」オンライン開催中 [音楽業界]

急ぎの告知です。昨日から、オンライン上で「日本音楽芸術マネジメント学会 第12回夏の研究会 《After / With コロナ時代を生きる~音楽で明日の社会をひらくために》」なるイベントが開催されております。こちら。
http://www.jasmam.org/activities/kenkyuukai12?fbclid=IwAR007xhTYVGyAbTZGPQ-H2TAyGd7_-qurcM8xgITR6Tcei5IMPmFZtOTd70

果たしてこんな無責任電子壁新聞で告知していいものか、判断出来ずに紹介しませんでした。が、昨晩の最初の分科会「オーケストラ」を取材として拝聴したところ、まあ一部に業界内でしか意味が分からない話が展開したりするものの(当電子壁新聞でも、流石に前提となる法律システムの話を説明するのがかったるくて、コロナ騒動勃発初期に新幹線でびわ湖ホールに向かう新幹線車内で記そうとして、これは無理だなと止めてしまった「公益財団法人問題」です)、基本的に「コロナ下での各地のオケの苦労話」でした。これなら、オーケストラ愛好家の皆さんにも興味深いかもね、と思い、紹介することにしましたです。なお、タイムシフトは一切出来ない、その場限りの配信です。お陰で明日は川崎の読響さんはキャンセルせねばならなくなった。なんか、久しぶりだなぁ、こういうの。

明日は「アーティスト」で、正直、いちばんしっちゃかめっちゃかになりそうな部会ですな。余りに各論過ぎて、事例を喋ったらオシマイ、「ああそうですか、そちらも大変ですねぇ」になりそう。でも、事例は事例として興味深いでありましょう。

来週の「ホール音楽堂」は、もう少し公共の視点から話が出るでしょうし、登壇者が公共ホールの方ばかりなので(オブザーバーとしていずみホールのスーパー広報様が加わってますが)、まだ議論が出ていない「公共のレンタル・ヴェニュ」としてのいろいろな問題など、利用者として関心のある方も多いのではないかしら。

最後の8月9日の全体会は、このコロナ下で行政や政治家、スポンサーに様々な工作をなさっている、されている、であろう当事者など大物が出てきますので、これはこれで面白そう。

てなわけで、お暇な方は登録をしてご覧あれ。こういう「学会の分科会」のような「発表者が時間を決めて喋り、その後に質疑応答」みたいなやり方は、案外とテレワークでも問題ないですし、一般参加者はテレビみたいに眺めているだけで良いのですから。とはいえ学会の部会ですから、「どうしてホールをかしてくれないんだ」なんてQ&Aで喧嘩を仕掛けてはいけません。そういう意図のある方は視ちゃダメ。なんせ、オンラインイベントですから、スタッフが発言者を取り押さえることは出来ませんからねぇ。

てなわけで、明日のミューザの読響さんは諦め(コンサート復活後、財政バックがしっかりした安泰在京御三家さんは、まだひとつも聴いてないなぁ)、葛飾オフィスのパソコン前に貼り付きます。コロナ下で判明した「インターネットを中心に据えた情報収集作業は極めて射角が狭くならざるを得ず、結果として自分の獲りたい情報ばかりが蓄積し、違う視点や違う価値からの議論はあることすら判らず、判断が歪みまくって蛸壺化する危険がある」という現状を鑑みるに、とにもかくにもいろんな人の事例を知るのはとても大事でありますぞ。

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