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ミュンヘンのファイナリストプロフィル [弦楽四重奏]

夏の間は40度になって雨が降らず、大変なことになっていたというババリア王国も、すっかり秋の冷たい雨。本日は当地で午後4時から、ミュンヘンARD国際コンクール弦楽四重奏部門本選です。我らがインテグラ、最後の出場なんで、日本時間では日曜早朝3時くらいからという困った時間ですけど、皆様、頑張って起きて聴いて下さいな。こちらから。
https://www.br.de/ard-music-competition/index.html

で、やっと本選になって参加者の来歴が開示されました。こちらをご覧あれ。
zp-string-quartet-106.pdf
JPEGにして経歴部分を写真で貼り付けておきます。ほれ。
zp-string-quartet-106_3.jpg
ご覧のように、ヴィーンでマイスル先生に習ってる国際旅団、ピヒラー以下現代欧州の正統派のところでガンガン学んで今は当地ミュンヘンでエベーヌに習ってるこれまた国際団体、そして徹頭徹尾ニッポン国内で鍛えられ最近ではちょこちょこ欧州に学びに足を伸ばしているサントリー室内楽アカデミーが生んだ純ニッポンチーム、という顔ぶれ。正に、21世紀の20年代の大きな潮流を眺めるようで、あとはここにジュリアードやNEC、オーブリンやらの北米系(今回はオースティンから韓国系お嬢さんらが来ていただけで、みんなバンフに行ってた)と、フランスのプロカルテット系(こっちも有力団体はバンフに行った)が入れば、今の世界の弦楽四重奏演奏の流れは全部見える、という感じ。無論、古楽系抜きですが、そこはフランス&ベルギーオランダ系が担当で、今回は最後まで来ませんでしたねぇ。

正に「世界大会」の本選、日本時間の午後11時から始まります。乞うご期待。

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インテグラ本選進出! [弦楽四重奏]

ミュンヘンARD国際コンクール弦楽四重奏部門、夜の9時過ぎにセミファイナルが終わり、深夜11時前に結果がWebサイトで公式に発表されました。こちら。
https://www.br.de/ard-music-competition/competition/category-3/index.html

FINALS September 10
16.00
Chaos String Quartet, Germany/Italy/Netherlands/Hungary
Barbican Quartet, Bulgaria/Germany/Canada/Netherlands
Quartet Integra, Japan

Venue
Prinzregententheater
Prinzregentenplatz 12

演奏順などは現地深夜前の段階でまだ発表されておりませんが、どうなるにせよ日本時間では土曜日の午後11時スタート、各団体バルトーク&ベートーヴェンですから、普通のコンサートまるまる一本分が3つ付くことになり、最後になったりしたらミュンヘン時間午後8時過ぎに演奏開始、日本時間だったら午前3時という無茶苦茶なことになります。演奏順などが発表され次第、当無責任電子壁新聞にも貼り付けます。

極めて個性がはっきりしたいかにも現在の欧州風な2団体に(古楽系の空気が吹き込まれた、という意味ではありません)、20世紀末的な意味での「正統派」がどこまで評価されるか、とても興味深いですな。レオンコロQが来てたら…などと下世話なことは考えないようにしましょう。試合とはそういうものですから。

ともかく、明日はしっかり練習に励んでくれたまえ。使えないボツ写真貼り付けて
IMG_5102.jpg
ガンバっ!

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アルテミスQ活動停止 [弦楽四重奏]

ミュンヘンARD国際コンクール弦楽四重奏部門、昨晩、2次予選の結果が出ました。こちら。
https://www.br.de/ard-music-competition/competition/category-3/index.html
なんと7団体も残してしまい、明日の昼からのセッションは終わるのは夜10時に近いんじゃないかしら。

日本勢はインテグラが先に進めました。プロカルテット系は壊滅、ここミュンヘンで学ぶ韓国系、テキサスはオースティンのミロQのところで勉強してる韓国系、それに恐らくは半島で学んでいるんじゃないかと思われるもの凄く弾ける4人を集めてきっちり訓練した一昔前のニッポンの若者達みたいな韓国系。それから、やはりここミュンヘンで学んでいて去る初夏のヴィオラ・コンクール優勝者を含むニッポン娘二人と韓国&欧州混声旅団、そして地力的にはファイナリストは固いと思われていた国際混声団体2つ、という順当と言えば順当な結果。インテグラは、みんながリゲティの1番で無茶のない演奏を重ねる中、2001年バンフのエクを懐かしく想い出させてくれるリゲティ2番を唯一選択、バンフとは違いしっかりやってることが聴こえる会場をしっかり利用し、難関を無事に抜けました。とはいえ、セミファイナルでモーツァルトのニ短調なんて難しいもんを選んでしまっていて、実力派2団体が大きな事故を起こさない限り実質一枠しか空いていないファイナルにまでコマを進められるか、なかなか難しいところかなぁ。アマービレみたいに新作で抜けるという手はあるが、噂によると今回の新作はそういうアピールが難しそうな作品っぽいんで…ま、現時点ではムーサの神のみぞ知る、でありまする。

って、コロナ後の世界を支えて貰わにゃならん若い連中の真剣な演奏に頭がガンガンの真っ只中、客席に座るベルリン在住の方から、とんでもない話を聞きました。え、知らなかったの、この春くらいに発表になってるよ、って。こちら。
https://artemisquartett.de/index.php/en/home-en

めんどーなんで、英語版をまんまコピペします。ほれ。
The Artemis Quartet takes a break
The Artemis Quartet announces a break from performing for an indefinite period of time and dissolves the current formation. The consequences of the grueling pandemic, a serious case of illness in the immediate family and the upcoming maternity leave of Vineta Sareika do not allow the quartet to plan reliably at this time. The Artemis Quartet will regroup and return to the stage in due course.

ヴィオラ氏に連絡してくれればどうなってるか教えます、みたいなことも仰ってますけど、どうやらミュンヘン客席での噂話では、実質上、解散なんだろうとのこと。うううむ…

思えばやくぺん先生、アルテミスQが東京Q以来の優勝を成し遂げたセッションを、一次予選から決勝まで全て聴いた、恐らくはジークフリート・パルム審査員委員長以下30人もいないであろう貴重な存在なのであーる。会場は音楽院ではなく、何故か1ブロック東のトラムのロータリ正面のアメリカハウスだった。ここ。
IMG_5020.jpg
もう四半世紀以上昔のこと、無論、メンバーはルンゲ以下栄光の初代連中で、ミューラーが抜ける時には遙々香港までサヨナラ公演を聴きに行ったっけ。「次はアルテミスの時代が来る!」と大騒ぎし、実際、欧州ではそうなったけど…日本では梶本の某氏が頑張ったが、師匠アルバン・ベルクQの牙城は崩せないままでしたねぇ。うううむ、どうしてだろうなぁ。

とにもかくにも、引退宣言したやくぺん先生爺とすれば、ホントにひとつの時代が終わった、という感慨に…浸ってる暇も無い。まだまだミュンヘン大会は続く。

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38ヶ月ぶりのババリア王都 [たびの空]

バンフ大会はいかにも今風な、バリー監督の次の作戦への思惑がいろいろに見える興味深い結果を出して終わったレイバーデー休暇も終わり秋が始まった北半球、皆様、いかがお過ごしでありましょうぞ。ミュンヘンARD大会弦楽四重奏部門も本日でやっと地獄の「朝から晩までずっと音楽院」の地獄の1,2次予選が終了。朝の10時前に宿を出てトラムか地下鉄で中央駅向こうの音楽院最寄り駅まで行き
DSC_2607.jpg
午後7時前に終わって同じ道を戻って、ミュンヘン厄遍庵最寄り地下鉄駅上スーパーで買い物して部屋に入ってオシマイ…という淡々とした通勤の5日明日からやっと解放され、ニンゲンとしての前頭葉に戻れます。ふううう…

やくぺん先生ったら、なんと38ヶ月ぶりのババリア王国旧首都のミュンヘン厄遍庵に滞在中。自分の人生の中で唯一経験する「戦前・戦後」みたいな人類史に刻まれる時を経て、いつもの定宿に戻ってきたら、到着するや名前も訊かれずにサイン1つ、パスポート提示もワクチン証明書コピーも、それどころか宿の説明も一切無くいきなり鍵渡されて、じゃね、と以上オシマイ。まるで夏の初めに出て、秋のオクトーバーフェスト前にわずか数週間でまた戻って来た、って感じ。ううううむ…

てなわけで、市内なんて朝の通勤トラムの中から眺めるだけ、日曜日にもここは開いている中央駅地下の商店街に行っただけなんで、3年と2ヶ月ぶりのババリア王都がどーなってるのか、なーんにも判らん。とはいえ、5日間街の東外れから中心部まで移動するだけでも、なんかいつものオクトーバーフェスト前とは違うなぁ、と感じざるを得ないのであーる。以下、列挙。

★みんな地下鉄はマスク

日本から欧州北米を訪れた人は、口を揃えて「誰もマスクなんてしてないぞ」と仰っていたのだけど、とんでもない。ここババリア国に到着し、空港から東駅へのDBに乗車した途端、「口と鼻を押さえるマスク着用は法律で定められてます」との車内放送。へえ、と思ったら、郊外駅から乗ってくる人はみんな、ホントにみんな、ホームでゴソゴソとバックやらを弄り、車内に入るや一斉にマスクを着用しております。へええええ、ドイツ人だかババリア人だか知らんが、流石に真面目だなぁ。ニッポンとの最大の違いは、マナーやら空気でマスクするんじゃなく、法律で定められている、というところ。

とはいえ、中央駅周辺やら、日曜日のオリンピックスタジアムに向かう地下鉄などでは、そこそこマスクをしていない犯罪者も見受けられます。中央駅周辺は、恐らくはアナウンスが判らない外国人の方なのかな。

★観光写真を撮るなら今だっ!

トラム車内から眺めるミュンヘン中心部、オペラからレジデンツ、市庁舎辺りは、いつもなら季節の関わりなく観光客で溢れ、M21の我が通勤トラムがオペラの前を通過しシチェドリンのアパートの前でグッと曲がって中央駅方向に抜けて行く辺りは、それこそ銀座四丁目交差点歩行者天国を突き抜ける感じで、いつ観光客を轢くかわからんぞぉ、って有様なんだけど…観光客がいないねん!
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いないわけじゃないんだろうけど、トラムに轢かれそうになるような異文化からのノンビリ観光客がいない、というのが正確なところなんでしょう。ともかく、中国人団体さんのバスがないし、姿もありません。素敵な観光ミュンヘンの撮影をしようとすると絶対に視覚の中に入ってくるアジア系団体客がないんだから、インスタ映えミュンヘンを狙うなら今だっ!

★中央駅大工事中

中央駅の東側正面が、無くなってます。文字通り、ありません。M21のトラム乗り場なんかがあった、城壁内に向かう側がすっかり取り壊され、いるのはドバドバばかり。
IMG_4947.jpg
メインの出口は北口になってます。ま、新宿歌舞伎町みたいな南口側は相変わらずの悪所っぷりだけど。

ともかく、この駅に慣れた人であればあるほど混乱しますので、お気を付けを。なお、東の正面にはデカいビルが出来るようですが、毎度ながらいつのことやら。地下は既に完成し、今まで南東側にあったフードコートなどは地下に入ってます。それなりにデカいスーパーもあるし、この街、日曜日などで食いっぱぐれたらここです。

てなわけで、どーでもいい久しぶりのミュンヘンでしたぁ。さて、そろそろ会場に向かわねば。殆ど「国境を出ての滞在」リハビリとして訪れた今回の短い滞在も、セッションは実質あと3日。半分が過ぎてしまったじゃないかい。今日から天気も悪くなり、ヨーロッパにとっては第2次大戦終結以来の寒く厳しい、戦時下の冬がやってくる。

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ミュンヘンARDは2次予選からストリーミングあります [弦楽四重奏]

先程、ミュンヘンARDコンクール弦楽四重奏部門一次審査の結果がWeb上で「二次審査の日程」という形で発表されました。ドイツの放送局が合同でやってるようなコンクールですけど、放送局という意味でのショーアップはなにひとつなく、本日も全演奏が終わった後でアナウンスで「Webで発表します」と言うだけ。紙でペトッと貼り付けた発表をみんなで待ってるワクワク感は、もう昔話になってしまったんですなぁ。

って、ま、こちらが結果です。ほれ。幻の第10回大阪参加予定だったケイオス(ボルドー2位)とインテグラ(ブダペスト優勝)は、共に順当に突破してますな。ボルドー3位だったバービカンも生き残ってます。なんと、半分がアジア系のみの団体。
https://www.br.de/ard-music-competition/competition/category-3/index.html

September 5

from 11.00
Quatuor Confluence, France
Quartett HANA, estonia/Japan/Korea
Regulus Quartet, Japan

from 16.00
Risus Quartet, Südkorea/USA
Barbican Quartet, Bulgaria/Germany/Canada/Netherlands


September 6

from 11.00
Arete Quartet, Korea
Chaos String Quartet, Germany/Italy/Netherlands/Hungary
Quatuor Elmire, France

from 16.00
Quartet Integra, Japan
Eden Quartet, Korea

ま、いろいろ言いたいことはあるけど、商売作文の流れが決まるまでどこまで当無責任電子壁新聞で書いて良いやら判らぬので、事実のみをお伝えします。「審査員さんからは17団体もあると大変だ、という悲鳴も聞こえていたけど、数が多かったお陰で昔のロンドン大会みたいにいろんな団体が聴け、とても有り難かったですぅ」というのが率直な感想。ちなみに一次予選は点数制度ではなく、〇×だったそうな。

なお、日本時間もう本日のこの二次予選からは、ようやくライヴストリーミングが始まります。こちら。日本韓国は7時間先ですから、本日の流れからすれば、レグルスは午後8時半からじゃないかな。
https://www.br.de/ard-music-competition/competition/watch-listen/ard-wettbewerb-2022-on-demand-104.html

ここでオシマイだった皆様も、お疲れ様でした。正直、今時の世界のメイジャー大会は参加団体を10以下に抑え、日程も1週間ほど、というのが常識になっているので、気持ちとしてまだやっとここから始まったばかり、という感じの長丁場。来る土曜日の本選まで、まだまだ先は長く、ミュンヘンもコンクール明けのオクトーバー・フェストに向けていよいよ秋本番。

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隣は何をする人ぞ [弦楽四重奏]

おはよう御座います。ミュンヘン郊外、日曜日の朝です。17団体も参加し、誰とは言えないけど審査員さんのひとりはヘトヘト顔で「多すぎる…」と苦笑しながら審査員席から階段を降りてくる2日がなんとか過ぎ、いよいよ午前11時から夕方過ぎまで6団体がハイドンと近代作品を全楽章弾く1時間のセッションが続き、一次予選もやっとオシマイ。インテグラとタレイアは最後のブロックに登場で、まだまだ大会の全体像は見えません。これが今日の団体。
IMG_4899.jpg
なお、記事掲載予定誌の台組などは全て結果次第なので、当無責任電子壁新聞にはなんのかんの好き勝手なことが書けない状況。お許しを。セミファイナルからはストリーミングがありますので、もうちょっとお待ちを。

さても、公共交通機関内はきっちりマスクの世界が広がる旧ババリア帝都、とはいえ北米がレイバーディ休暇の最後とあって、それなりに観光地には客が溢れているらしいが、よーしらん。それどころか、しっかりヴァイオリンチャンネルでストリーミングやってる遙か大西洋と大平原を越えたロッキーの麓バンフの状況も、本日がいよいよ3団体のファイナルだというのに、全然判らん。ってか、判ってる暇が無い。
https://theviolinchannel.com/14th-banff-international-string-quartet-competition-announces-participants/

どの団体が残るにせよ、「トラッドのミュンヘンVS弦楽四重奏ジャンルの変革を目指すバンフ」という感じはますますハッキリしてきて、バリー監督はこういう方向目指してるのかぁ、ということだけは判る演目や顔ぶれですな、お隣さんは。

こちらミュンヘンの状況、差し支えなさそうな現時点での感想をちょっとだけ漏らしておけば、「韓国勢おそるべし」です。マジ、いろんな意味でこれは大変かもしれません。いろんな意味、を語り始めれば原稿を入れる予定の日本語媒体某専門誌ではとても足りない話なんで、ほとぼりが冷めてるだろうエスメQの初来日の頃にでも話題にしましょか。って、その頃、また欧州にいなきゃならん空気になりつつあるんだけど…

とにもかくにも、ニッポンの若者達がプリンツオイゲンテン劇場舞台上からニッポンの皆様のPC画面上で遭えるよう、天のハイドン様にお願いして下さいませっ。

[追記]

バンフのファイナリスト、こちらをご覧あれ。
https://theviolinchannel.com/banff-international-string-quartet-competition-2022-finalists/
幻の第10回大阪に参加予定だったバローディド、本選までコマを進めましたね。

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ミュンヘン大会日程出ました [弦楽四重奏]

今、中東時間の午前1時過ぎ。アブダビ空港で午前2時半発ミュンヘン行きゲート前で睡魔と闘ってます。なんせ、日本時間は朝の6時過ぎですから。
IMG_4859.jpg

さて、本日午前から始まるミュンヘンARDコンクール弦楽四重奏部門、やっと日程が出ました。自分の為に下に貼り付けます。有り難いことに、10時からと発表されていた1次及び2次予選は、午前11時スタートとなり、これなら一度定宿に荷物を放り込んで音楽院に迎えそうです。初日、いきなり中国の団体かぁ。それにしても演目が出てないなぁ。どうなってるやら。

ストリーミングはセミファイナルからはある筈ですが、最初の5日間はどうなってるのか良く判りません。ゴメン。ともかく、これが本日から明後日までの日程。ニッポン列島からやってくる若者達は、明日明後日ですな。

September 2

from 11.00
Vivace Quartet, China
Quatuor Confluence, France
Quartett HANA, estonia/Japan/Korea

from 16.00
Malion Quartett, Germany/Great Britain
Ylly Quartet, Korea/USA


September 3

from 11.00
Regulus Quartet, Japan
Risus Quartet, Südkorea/USA
Barbican Quartet, Bulgaria/Germany/Canada/Netherlands

from 16.00
Arete Quartet, Korea
Ast Quartet, Korea
Quatuor Magenta, France/Canada/Poland


September 4

from 11.00
Chaos String Quartet, Germany/Italy/Netherlands/Hungary
Quatuor Tchalik, France
Quatuor Elmire, France

from 16.00
Quartet Integra, Japan
Thaleia Quartet, Japan
Eden Quartet, Korea

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太平洋の彼方で大作2編 [現代音楽]

コロナが終わったらしい世界、どうやらあちこちでノーマルが戻っているようで、連日朝メールを開けると「ほーら、こんなんやるぞ、来ないかぁ」という案内が来ている。これから成田に向かおうという朝にも、幾つか面白そーなものがありますので、備忘録として記して起きます。

ひとつは、ワシントンDCはケネディ・センターでシーズン開幕を祝う大作。こちら。
https://www.kennedy-center.org/nso/home/2022-2023/bernstein-mass/
https://www.broadwayworld.com/washington-dc/article/Kennedy-Center-to-Present-Bernsteins-MASS-More-in-September-20220826
バーンスタイン自身、この場所で初演された1971年にはこの作品は一度やったらオシマイで、二度と演奏されないだろうと思ってたんじゃないかしら。そのような作品が、特定の演奏が何度も繰り返して取り上げるというのではなく、様々な演奏家によってあちこちで取り上げられるようになるなんて、ビックリだなぁ。

残念ながら映像が視られるかは判らないけど、今時、舞台の断片くらいはどっかにアップされてくるでしょう。ちらっと眺めればどんな感じになるかは判るから、少しでも良いから眺めてみたいものでありまする。

で、もうひとつ。こっちはしっかりと全曲のストリーミングをやります、という話。これ。サンフランシスコ戦勝記念オペラハウスから、アダムスの新作《アンソニーとクレオパトラ》の9月18日の公演をライブストリーミングするとのこと。
https://www.sfopera.com/operas/antony-and-cleopatra/

買い方などは近くなったら盛んに上のサイトにアップされてくるでしょう。

レイバーディの休暇が終わったら太平洋横断は10万円切るのが当たり前だったコロナ前なら、ちょっと言ってくるか、という有り難い日程なんだけど…面白がってちょっと調べたら、今は日本列島からDC→SFと動いたら最低でも30万円では済まないようです。いやはや…太平洋の向こうにロッキーが聳え立ったよーじゃわい。温泉県盆地で小さなモニターで眺めておりましょかね。

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