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秋吉台続報 [音楽業界]

事実関係に進展があったという情報があるわけではないので、厳密には「続報」ではないのですが、こちらでお伝えした山口県は秋吉台の文化施設存続問題
https://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2019-08-23
大手メディアでの報道があった後、SNS上でいろいろな方が声を挙げていらっしゃるようです。やくぺん先生が眺める限り、Facebookという媒体から運動にしていこうという声もあるようですので、そちら方面にアクセスがない皆様のために、以下にリンクを貼り付けます。なお、Facebookという媒体は検索機能がほぼ皆無、全ては消えて行ってしまうものですので、こういう「基本情報をどこかにきちんとアップしてそれをみんなに広げていき、共有していく」という作業にはあまり適さないような気もするのですが、まあともかく手っ取り早いことは確かですからねぇ。

ひとつは、金木さんと一緒に秋吉台コンクールの審査員を務めていらっしゃる東フィルのヴィオラ首席、須田さんの書き込みです。オリジナルは、地元山口県の上原さんという方が、過去の経緯などを含め、長大な投稿をなさっております。ここから先にくぐっていけるのかな。
https://www.facebook.com/sachiko.suda.54/posts/2528152260600223
存続に向けたchange.comでの著名集めも始まってますね。
https://www.change.org/p/秋吉台国際芸術村の存続を求めるキャンペーン?recruiter=1002705955&utm_source=share_petition&utm_medium=copylink&utm_campaign=share_petition&utm_term=837626a9f14548b9b30f086bd00e599f&fbclid=IwAR3-hIJqkOso92iglsCIFXryWqdSUzHchcV1Zl94leya5Q2Tk9850K8pk8Y

無論、公共施設を巡る議論ですから、「あんなの廃止してしまえ」という視点の方からの意見にも耳を傾ける必要があるのでしょうが、そういう意見はなかなか見つからない。そのような意見を展開なさっている方のページなどありましたら、お教えいただければ幸いです。また、当電子壁新聞の記事にいただいた岩田中さんのコメントも、「この施設のキモはセミナー」という貴重な意見ですので、ご覧あれ。

ただ、やはり日本というか、世界全体の見方とすれば、ここ秋吉台は「現代音楽のための施設で、それがいろいろ上手くいかず……」というコンテクストで論じられるのは仕方ないでしょう。先頃無事に終了した武生音楽祭が、現代音楽系の大手スポンサーを引き連れてそのまま戻れば良いのに、という声が絶対に表には出て来ない理由も含め、難しもんだなぁ、と思わざるを得ません。なんせ、たかが四半世紀にもならない過去とはいえ、既に検証不可能な様々な神話が生まれている場所なわけですからねぇ。

個人的には、去る5月にも感じたことですが、きちんとしたジャーナリズムが確立していないのが問題なんだよなぁ…と痛感せざるを得ません。我が身の非力さ含み、自戒、反省、諸々の意味です。はい。

なんにせよ、存続なり再建なりを目指すなら、「滞在施設としてのあり方を捨てて成り立つのか」というところから議論を始めねばならないでしょう。同じ山口県とはいえ、岩国みたいに基地の見返りで国費が膨大に投入出来るわけでもありませんし。遙か彼方から他人事のように眺める限り、公益財団法人山口きらめき財団なる今の指定管理者ではなく、「市への譲渡」というところの先に「山口情報芸術センターなんぞを運営する公益財団法人山口市文化振興財団が引き受け最先端のメディアアートを創作する場所として運営する」なんて落とし所が作れるように動くのがいちばん現実的なんだろう、と思ってしまうわけですが
https://www.ycfcp.or.jp/
まあ、誰でも考えるそんなことが出来ないのには、それなりのいろいろな理由があるのでしょうねぇ。

非常に中途半端なリンクの仕方で申し訳ありません。自分のためのリンク確保という目的もありまうので、悪しからず。地元ジャーナリストさんの報告、大いに期待します。

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