SSブログ

北米アーツジャーナリスト・サミット今晩ウェブ中継 [売文稼業]

いよいよ我らがイシハラ都知事運命の日がやって参りました(我々東京都民の、と思えないところが、このイベントの基本的な問題点であることよ!)。地元晴海地区は、ブルーインパルスが東京上空に五輪の輪を描いた1964年の秋晴れならぬ、冷たい秋の雨の中に濡れそぼっております。街にはそろそろ終わりになるはずの秋の交通安全運動の幟は垂れているものの、IOC関係者視察の頃に無数に翻っていた「オリンピックを東京に」だかの幟は皆無であります。どーしたことでありましょーかっ。ぐぁんばれ、トーキョー、晴海地区を永遠に御上に裏切られる場所とするなっ!どうやら御上の言うことを信じて裏切られた純朴な人たちに対して、日本国の大手メディアは限りなく優しいようなので、我ら地域住民は天を仰ぎ、大いに御上をののしれば良いらしいのはちょっと気持ちが楽だぞ。うん。

もとい。で、そんなことよりも大事なウェブでのライブ中継が、日本時間の3日土曜日早朝2時からあります。南カリフォルニア大学、かのミドリさんがアウトリーチの講座を持ってる大学として業界内では広く知なられる場所ですな、そこで、「北米アーツジャーナリズム・サミット」なる催しが開催されます。現地時間の2日午前9時から、まだサマータイム期間中だから、時差は16時間の遅れなんで…明日の午前2時で良いんだろうなぁ。関心のある方は、自分でちゃんと足し算だか引き算してちょ。

詳細はこちら。
http://najp.org/summit/
ウェブでの生放送はこちらから。時間になれば、下からいきなり放送に行けるはず。
http://www.ustream.tv/channel/a-national-summit-on-arts-journalism

音楽業界からもちゃんと人が出てます。ひとりは、前のアメリカンQのチェリストさん。流石にアメリカ合衆国は演奏現場からビジネスの世界にきっちり転身することが出来るんですねぇ。日本ではオケの演奏現場から楽器を捨てて事務局に入る例は珍しくないものの(最近では都響のヴィオラの渡邊氏が若くして事務局員になってビックリさせられました)、同一組織内での人事異動みたいなもの以外はまずあり得ないもん。午前2時15分からのショーケースに登場なさいます。
もうひとりは、サンフランシスコ響のマーケッティングとパブリケーションのディレクターを20年やってた方。広報(パブリック・リレイションズ)ではありませんので、お間違いなく。広報系じゃなく、マーケティングの人が出てくるのがちょっと面白いなぁ。もうひとり、よくわかんない人がいます。

なんにせよ、こういう面子とか肩書きとか経歴を眺めていると、ちゃんと業界があっていいなぁ、と思いますね。毎度ぼやいてるよーに、日本語文化圏にはこういう意味での「個人をベースとしたジャーナリストの業界」というのは存在しません。会社や組織がまずあり、人間はそこの場所にたまたま座っているだけ、というのが日本国の状況ですからねぇ。

もとい。嘆いていても仕方ない。どんなことをやるか、資料が膨大すぎてとても全部眺めてられないけど(こんなことを言った途端に、北米の大学では落第!)、アートマネージメントをやっていて、芸術関係のジャーナリズムにホントに関心のある方は、是非ともPCでご覧になって下さい。北米在住の方は、コロンビア大学とかミネアポリスのウォーカー・アーツ・センターなんかではライブ中継をやるみたいです。

そうそう、こういうアメリカの国内コンファランスというのがどんな風に行われるかを知りたい方も、覗いてみると勉強になるでしょう。日本の学会の雰囲気とも違う、なんか不思議なパーティのノリというのは、やっぱり独特の高揚感がある。好き嫌いはともかく、これがOKじゃないと、「世界を舞台に活躍」は出来ませんよ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0