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ちんどん屋と演歌とTakemitsuと [たびの空]

シンガポールのアーツセンター、エスプラネードが提供する日本文化フェスティバル「スーパージャパン」、週末を迎え、いよいよ最後の大盛り上がりとなってきております。
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金曜の夕方、エスプラネードにはこれまでこのセンターで見たことないような人が溢れてます。それも、若い人ばかり。

先週末の開幕以来、鼓動のパーフォーマンスに始まり、ちんどん屋パーフォーマンなどが繰り広げられてきたマーライオンに面した野外舞台でも、今晩のちんどん屋ショーに向けた準備が進んでる。
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音響ブースの前に立って、F-1サーキットにもなる湾外に向けて並ぶ屋台も仕込みが始まっていて、既に並んでる人で溢れてる。ぐるりと見渡すと、こんな感じ。しろーと手持ち撮影でスイマセン。

屋台村は5時の開場と同時にもう長蛇の列で
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日本酒がお安く飲めたり
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いかにもいかにもな型抜きとかよーよー釣りとか
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飛行機に乗せて運んでくるのが大変だったろーに、ってなもんが並んでら。無論、音楽ホールでのこれも忘れちゃなりませんけど。
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音楽の無料イベント、野外ステージだけじゃなくて音楽ホールと劇場の間のロビーのイベント空間でも開催されていて、《卑弥呼》と山海塾の裏番組になっちゃうおは、こんなパーフォーマンス。
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なんとまぁ、地元演奏家によるタケミツ特集です。フルート、ハープ、ヴィオラ奏者がトリオを演奏、そしてアジア系、アフリカ系、インド系など様々な人々が集まる地元合唱団が合唱曲を披露します。あたしゃ、流石に《卑弥呼》本番を見物せにゃならんので、練習風景だけを見物。
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ちょっと声を出すだけだけど、響いてきたのはこんな音楽。ホンの一瞬、雑音の中に聞こえるだけですから、聴取にはお気を付けて。

湾の反対側、ホール正面を出れば、そこには「戦争記念塔」が聳えている。今や林立するスカイスクレイパーの中に、まるで埋もれてしまいそうだけど、ここがかつて昭南島で、どんなことがあったのかを知る人は、恐らくはみんな「死んだ男」になってしまい、キャリューパミュパミュのコンサートで始まる日本祭りに集まる若者達には、歴史の彼方の出来事。

これが死んだ男たちが残したものだったなら…ありがとうございます、と頭を下げよう。なお、この日本祭りのラインナップ作りに、日本国政府も日本の広告代理店も、関与はしていません。

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