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グラーツ・コンクール:本選進出は2団体のみ [弦楽四重奏]

というわけで、第6回グラーツ・シューベルト&現代音楽国際コンクールのクァルテット部門、2次予選が終わり、本選に進む団体が発表になりました。

よく見えないかな。なんにせよ、2団体のみ。ルーベンスQとミネッティQです。
本日の結果についての小生の感想、周囲の反応などは、『ストリング』誌4月号を待て。(←買って読め、せめてどっかで立ち読みしろ、ということです!)

とはいえそれじゃあ日頃ご愛顧の皆様に余りにも失礼だから、ちょっとだけ洩らすと…
本日は泥仕合でした。ラズモの2番はとってもアラが出る曲ですので、みんなあちこちで事故を起こす。それをどう回復するかの技術をみる、というちょっと嫌みな、いかにも2次予選らしい日でありましたね。こうなると、キャリアのある奴らの方が圧倒的に得だなぁ。この曲を選ばない、という選択も含めて、です。
我らがガラテアQ、頑張ったけど、スイス国内大会で優勝し、初めての国際コンクールでの経験としては良いところだったでしょう。秋に東京に来る彼らが半年でどこまで育っているか、楽しみです。

なお、ファイナルは月曜日にグラーツ市議会室内楽ホールで開催されます。2団体になったので、何時から始まるか、事務局のおねーさんもまだわからない、とのことでした。グラーツ近郊にお住まいの方は、是非どうぞ。無料ですし。演目は以下。ほーら、東京で涎流してる奴がいるぞぉ。

・ルーベンスQ:シューベルト「死と乙女」、ショスタコーヴィチ第3番
・ミネッティQ:シューベルト「死と乙女」、ノーノ「断章~ディオティマへ」

まさかコンクール本選でノーノが聴けるとはねぇ。東欧混成軍団のアサセッロQが残ってたら、なんとラッヘンマンの「グランド・トルソー」が聴けたんだけど。うううん、あんなのコンペでどう評価するってんだぁ。ちなみに、今だからもう明かしますが、ガラテアQが本選に準備していたのは、スイス現代作曲家ビート・フレールの曲だったそうな。
この大会、根性すわってるなぁ。なんでわざわざ遙かシュタイアーマルクくんだりまで小生が来たか、お判りになる方はお判りでしょ。なんせこの演目だもん。こりゃ東京湾岸に座ってられんですわ。

明日の日曜日は、朝からピアノ・トリオの2次予選見物です。ちょっとトンズラするかも。グラーツで知ってるのは、旧市街のドームのすぐ裏手の宿から、公園を越えて音楽大学までの、わずか数百メートルのみ。これじゃ「グラーツいったことありまーす」とは言えんぞ。いやはや。

なんだか「現代音楽」カテゴリーにしても良いような話でした。


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