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北京大会結果発表! [弦楽四重奏]

中国で初めて開催された国際室内楽コンクール、北京国際コンクール弦楽四重奏大会の結果が出ました。今、結果発表があった西単の審査員の先生たちが泊まってるホテルの無線LANに入ってアップしてます。

結論は以下。審査委員長ヴォルフガング・ベトヒャー氏の発表をお聞きあれ。

第1位:ケレマンQ&ザイーデQ(順不動)
第2位:なし
第3位:キローガQ
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この他に、新作演奏賞がザイーデQ。ハット・バイエルレ特別奨励賞がシンプリーQに与えられています。後者は、現代作品の演奏でザイーデに殆ど匹敵する点数を獲得したことが理由のようです。

さて、いかがでございましょうか。本日の本選が終わった段階で、どっちが来るかまるで判らん、これは大もめかな、と思ってたら、なんとなんと、この手がありましたねぇ。賞金がどのように分配されるのか、まだきちんとした発表はありません。分割すると3位の方が良くなっちゃうから、いろいろ大変だぞ、事務局。

てなわけで、北京の闘いは終わり、明日は午後7時半から授賞式と受賞演奏会です。会場は音楽庁。演目は、ケレマンがチャイコフスキー第3番、ザイーデがラヴェル、キローガはハイドン。で、シンプリーが新作を演奏するとのことです。また長いコンサートだなぁ。なんだかちっとも北京らしい写真がないので、発表を待ってる間にホテルのロビーでオバチャンたちが始めた太極拳をぼーぜんと見物するケレマンやザイーデの面々。これが北京らしいのか、って。
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小生は連休で無料航空券がとれなかったため、明日の記念演奏会、明後日の審査員の先生による特別演奏会まで全部聴いて、月曜の朝一の便で羽田に戻ります。

今年の闘いはこれで全部オシマイ。ケレマンQは「次はロンドンで会おうぜ」とロンドンの勝利宣言(?)をしておりました。その間にヴィーンやグラーツでのローカル大会はあるけど、ま、国際グランプリ級の試合はなく、弦楽四重奏コンクール業界、半年のシーズンオフに入ります。小生も、この半年に単行本作業に専念することになります。若いクァルテット連中よ、イースター前の3月最終週まで、しばし、さらばじゃ。

今回もウーQという新しい才能を発見出来たし、シンプリーQを上海音楽教育界がどうするのか、新たな興味も出て来た。まだまだオッサンも頑張らねばなぁ。

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