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ギャグ:プラハで最も人気のある作曲家は? [たびの空]

百塔の街プラハにおります。
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まるで夏で、地元民さんは殆ど裸みたいな格好で異常気象だと仰ってます。

昨日は無事にパヴェル・ハースQのチェロ奏者ペーター君とご自宅兼練習場近くの「ここで打ち合わせや仕事の話をすると、いつも幸運なのさ」と仰るカフェで延々1時間も話をし、いやぁ、滅茶苦茶面白かった。いずれ、彼らの12月の来日を前に様々な形で出ることになると思いますので、請うご期待。本日は、シーズン前に新しいレパートリーを関係者だけに披露する試演会なので、練習に熱が入る真っ最中に抜け出していただいたのでありました。プロの常設クァルテットというのは、こういう風にしてシーズンが動いているでありまする。

さても、そんなインタビューの中で、滅茶苦茶面白かったけど絶対に表メディアには使えないギャグ小ネタ。余りにオモシロい、ってか、余りにもプラハだなぁ、というお話なので、当無責任電子壁新聞で披露いたしましょーぞ。なお、まだテープ起こしはしてない、記憶から書いてるだけなんで、絶対にそのまま引用したりしないでくださいね。

※※※

東はプラハ響本拠地スメタナホール、西はモルダウ河原のチェコフィル本拠地のドヴォルザークホールに挟まれた(そんな言い方する人はいないけど、事実としてそう)プラハの旧市街は、教会やらシナゴーグで溢れてます。《ドン・ジョヴァンニ》が初演された劇場、なんてもんまである。

で、この直径数百メートルのこの狭い空間で、毎晩、山のように演奏会が開かれているのですよ。「チェコは室内楽が盛んであーる」という天下の言説を証明するような状況…とも言えましょうぞ。

その殆ど、ってか、ほぼ全ては「観光客相手のライトクラシック」であります。なんせ教会だからオルガンもあるので、バッハの《トッカータとフーガ》やったり、パッヘルベルの《カノン》やったり、ヴィヴァルディの《四季》から「春」第1楽章やったり、モーツァルトのK.136やったり、ドヴォルザークの《ユモレスク》やったり、なぜかヴィーンナ・ワルツやったり、楽しい1時間ほどのコンサートを13世紀からの教会やらで鑑賞する。これでユーロにすると25とか、結構、それなりのお値段。まあ、観光客相手の演奏家のアルバイトといえばそれまでなんだけど、ちゃんとプラハ響奏者が弾いたり、今回はまだ目撃してないけど、前に来たときには日本で良く知られた某クァルテットが《アメリカ》と《皇帝》の夕べなんてやってたりしてさ。

以上のような状況を前提にしたギャク。では、どうぞ。

ペーター:プラハでいちばん人気のある作曲家、誰か知ってるか?
やくぺん先生:え…そりゃ、スメタナとかドヴォルザークでしょ。それとも、モーツァルトかな。
ペーター:Mr.Todayだよ。
やくぺん先生:へっ…?
ペーター:お前、知らないのか。どの看板にもいちばんでっかく書いてあるぞ、わーっはっはぁ(爆笑)。

皆の衆、これが種明かしじゃ。
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とか
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とか。

プラハに行ったら、教会でトゥディさんを聴こう!

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