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玉突き人事異動あれこれ [弦楽四重奏]

もう、シーズンの半期毎に一度の恒例カテゴリーにしても良いんじゃないかと思えてくる、弦楽四重奏の人事異動ネタであります。

今年の初めから、今や英国ベースの団体として聴くならばまずこいつらだ、と言いたい(言いたかった、でないと良いのだが…)ドーリックQ、ミュージック・キャンプで知り合った頃からの付き合いの創設メンバーだった第2ヴァイオリンが交代しているようです。
http://doricstringquartet.com/
無論、大阪優勝、その直後のレッジョでのベネヴィッツとの壮絶な闘いにも参加していた古参者です。で、新しいメンバーのYing Xueは、過去の数シーズン、パーカーQの第2ヴァイオリンを務めていた室内楽の専門家であります。

え、じゃあパーカーはどうなったの、とパーカーQを調べてみたら、へええ…
http://www.parkerquartet.com/
ちゃんと新しいセカンドを迎えてしっかりとしたキャリアをなさっております。この名前からしてどう見ても日系のセカンドさん、なんとなんと、それまではエンソQのセカンドをなさってたそうな。

おいおい、じゃあエンソはどうなってるんだぁ、と眺めてみたら、どうも公式なホームページがめっからない。Facebookのページがあるので行ってみると、パーカーに移ったセカンド氏の写真なども挙がっていて、最後の更新は2018年7月30日になってるぞ。
https://www.facebook.com/EnsoQuartet/
そのトップに”We're about to play our final performance today. ”などと記してあります。

ああ、なるほど、活動停止になったのかぁ。

詳細は、その辺が判ってそうな方に問い合わせてみるとして、ともかく、この大西洋を挟んだ玉突きの最初のキューは判明したわけでありました。

ドーリックの日程調べから、20世紀末くらいからなんのかんの眺めていた団体が終焉していたことを知る…この業界、広いんだか狭いんだか、っていつもの結論ですなぁ。ふううう…

それにしてもドーリックQは、エベーヌQとはまた違う意味でメンバー交代が難しい類いの特殊な音楽をやってる団体なだけに、どうなることやら。日本列島には秋に訪れますので、皆様、請うご期待。
http://phoenixhall.jp/performance/2019/11/03/10308/
ああ、新しいセカンドさん、イン・シューって読むのかぁ。

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