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混乱時こそ学びの時 [パンデミックな日々]

去る水曜日の「226アベ要請」以降、実質上の御上トップからの要請とその後の行政府からの圧力により壊滅状態になった音楽業界、やくぺん先生の周囲でもいろんな情報が飛び交い、怒りと諦めが疲労に変わっていき…という日々を目の当たりにしております。やくぺん先生自身は現時点では被害は数点、数万円程の損失ですが、舞台関係者やフリーランスの演奏家さんたちの間では「これでは家賃が払えない、喰っていけない」という声も挙がっています。総理大臣というのは、こういう多数の人々の怨念の対象になるのがお仕事と思うと、頭が下がる思いであります。まあ、辞任すれば全部済むようになってるんだけどさ、そーりだいじんの場合は(その気がない場合、周囲に大被害が及ぶわけだが、それはまた別の話)。

そんな中、春は弥生、もうこれは梅が考えてもメジロが考えてもどうみても春、ってうらうらした日曜日の午後に、荒川放水路東の新開地から首都圏各所、関西諸方面、北米某都市、北欧某所、はたまた連絡している相手がどこに居るかわからない(パリかソウルなんだけど、今のSNS環境ではこんな状況が不思議ではないし困らないのが不思議)などなどとメールやらチャットやらが飛び交う「テレワーク」の真っ只中にいて、平時のままだったら当日券で顔を出すつもりだった都内某所での某演奏会があったことなどすっかり忘れていた。ってか、もう今日は演奏会なんてものが新帝都のどっかであるとは頭から思ってなかった。

アベ要請以降、最も大きなスポーツイベントが堂々と開催されていたのだから、民間のちっちゃなコンサートなどその気になればいくらでも開催出来るに決まってるのだが…全くそう思わなかったのは、御上の見事な洗脳がやくぺん先生が如きすれっからしにまでしっかり利いている、ということであるなぁ。いやはや…

本来なら、当無責任私設電子壁新聞の最大の社会的役割は、こういう演奏会がどうやって開催されたかを事細かに記録しておくことなのだから、本来業務を怠ってしまったわけであーる。平素当電子壁新聞をお立ち読みの皆々様、誠に申し訳ありません。辞任して謝意を表明します、って言ってもいいくらいじゃわい。

数日前に某大手音楽事務所の方と話していて「今は戦時下ですよ」と仰っていましたのは、こういうことも含めてなのだなぁ、とあらためて実感します。とにもかくにも、今の新帝都は、東京空襲下以降、最もコンサートの告知が難しいときでありましょうぞ。なんせ人々が「どうせコンサートはやってないから…」と頭から信じ込んでいるときに、「コンサートを予定通りやりますよ」とわざわざ告知せねばならないのですから。「中止のお知らせ」は告知が簡単だけど、常にギリギリまで何が起きるか判らない中での「中止しませんよ」という告知は、もう何万倍も難しい。

現時点では「やったようだ」という情報があるだけで、恐らくみんな関係者は「終わった終わった」とひっくり返って寝てるところであろー。で、どういう演奏会で、どういう内容だったかは、敢えて記しません。ただ、普通に開催されていても関係者と演奏家お友達、それに現代音楽に情報の網をしっかり張っている人しか来なかったイベントでしょう。「おいおい、これ、ホントにやるんかい」ってタイプの演奏会でした。

どういうバタバタがあったか知らないが、開催するかの決断を含め、難しい瞬間は山積みだったでありましょう。この演奏会のプロデューサーの若者とすれば、苦しかった経験であればあるほど良い勉強になった筈です。お立ち会いの皆様、未来ある若きプロデューサーYくんに拍手!こういう若者がいれば、まだこの社会は大丈夫かもしれない。春からの現場での活躍を期待します。

少しは、ちょっといい話がしたい弥生三月梅満開。312でセシウムが振っためじろん夫妻舞飛ぶ葛飾の空にも、しっかりとヴィルスが舞っているのであろーなぁ。

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