SSブログ

「日本芸術音楽マネジメント学会」アーティスト部会を聞いた [音楽業界]

とーきょー五輪も開幕してはや一週間、大いに盛り上がる中、今日はとうとう地震騒動まであり、あとは灼熱地獄を待つばかりの今日この頃、皆様、いかがお過ごしでありましょうか。あたくしめは、ミューザ川崎下のエクセルシオールカフェに座ってるんだけど、外はどうやらやっと夏になってきたかな、という夏っぽい光。
IMG_5862.jpg
去る週末は店内の一席空けもなにもないぐちゃぐちゃ状態で、これはもう感染拡大必至という状況だったお店も、今日はしっかり三密回避で営業してます。神奈川県の御上から、何かのお達しがあったのかな。

さても、昨日はここで大いに盛り上がったという読響さんは聴かず、遙か六郷川と大川と荒川放水路の彼方、新開地葛飾の巨大柿ノ木下で「第12回日本芸術音楽マネジメント学会」分科会2アーティスト、をZoom画面眺める形で拝聴させていただいておりました。
http://www.jasmam.org/news/subaodi12huixianoyanjiuhuionrainkaicuinoozhirase
月刊誌の締め切りが昨日だったので、初日の分科会1アーティストだけで短いレポート記事は入れてしまったんだけど、まあ事実関係レポートのみとはいえ記事を書いちゃった以上、他はもう知りません、ってわけにもいくまいて。

しかしまぁ、こういうWeb集会って、どうして午後7時から、ってのが多いのかしら。学会なんだから、普通に昼間っからやってくれればいいじゃないの。確かに午後7時というのは、日本の出席者は家庭がなければ問題ないし、欧州の参加者は昼頃だから丁度良い。北米は東海岸の人には朝早起きしてもらえばなんとかなる、という時間設定なのであろうことは理解出来ますがぁ…この学会、外国からの登壇者はないんだよなぁ。うううむ…

初回は「オーケストラ」という基本的に同じ土俵の方々が登壇者となったとなったことから、それなりに纏まった議論になったのですが(作文仕事も、それなりに纏まったものにもなった)、二日目となるこの部会、テーマがからしていちばんしっちゃかめっちゃかになりそうな予感は端からするぞ。で、結論から言えば、やはり…よく言えば「多彩な議論がなされた」、悪くいえば「まとまりに欠けるものであった」でありまする。なにせ、登壇者さんは以下の顔ぶれ。

[報告]
  入山功一  株式会社AMATI 代表取締役社長
  閔鎭京   北海道教育大学岩見沢校芸術文化政策研究室 准教授
  本山秀毅  合唱指揮者/大阪音楽大学 学長
  渡邊悠子  特定非営利活動法人みんなのことば 代表理事
[オブザーバー]
  壬生千恵子 エリザベト音楽大学音楽学部 教授

これはまとまった議論が出来ろ、といわれても困るでしょ。

というわけで、それぞれの立場からのこの数ヶ月、そして現状、の報告ということになる。パネラーさんのバランスから、どうしても「大学教育の現状と今後」みたいな話に流れるのは仕方なく、どうやら視聴していた方々にも学生さんが多かったようで、「ふううん、大学の現場は大変なんだなぁ」としか言い様がない話が3割くらい、という感じ。

あとは、大阪音大学長さんが日本合唱協会の偉い人なので、合唱界の現状がかなり語られ、質疑応答でもいくつもの質問があがってました。興味深かったのは、「日本合唱協会は、テレコーラス・プロジェクトを始めた。コンクールの形式で。110程の作品が集まった」という話。
https://tele-chorus.com/
情けなや、やくぺん先生ったら、合唱界ではこんなネット上でのコンクールをやってたなんで、まるで知りませんでした。この情報をいただいただけで、拝聴していた意味はあったかな。

それから、北海道教育大学の先生の「コロナ下の札幌の芸術団体の状況のアンケート調査」報告は、他人事とはいえ、とても興味深かったです。へえええ、って。これはどこかにきちんとレポートがあるでしょうから、あとで探してみましょう。
https://www.hokkyodai.ac.jp/info_topics/iwa/detail/10793.html
アマティの入山社長は、最終日のパネルディスカッションにも登場し、本領発揮はそっちだと思いますので、またそのときに。

てなわけで、そろそろ東響さんのベートーヴェンを聴きに上に上がらねばならないので、報告どころか自分のためのメモにもなってない報告、これにて終了。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。