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ベートーヴェンのお誕生月になったぞ [弦楽四重奏]

世間がコロナ再爆発だなんだで相変わらずまともならざる状況、どうやらこんな世界はまだ数年は続く、ホントに戦時下に近いものになりそうだと感じさせられる今日この頃、皆様、いかがお過ごしでありましょうぞ。

そんな世界であろーが、ベートーヴェンさんの250回目のお誕生日たる12月16日(ホントは判らないだの、いらぬ突っ込みはしないよーに!)は刻々と迫っているわけでありまして、その当日には池袋では読響さんが2週間ホテル住まいも明けたヴァイグレ社長で目出度くダイク、上野の杜では藝大の先生達が隠れた傑作セプテットなんぞ、そしてディズニーの世界の向こうではエクが作品135なんぞでお誕生日を祝ってくれる新帝都なのであーる。

とはいえ、それでお誕生日のお祝いが終わるわけではない。そー、大晦日には先頃没した「最後のマネージャー」小尾翁を偲ぶように恒例の「ベートーヴェン弦楽四重奏名作選」が今年も行われまする。
http://www.millionconcert.co.jp/concert/detail/2020_12/guide/201231beethoven_sq.html
現時点では席数を限らざるを得ないとのこと、結果、お値段もちょっとだけ値上げさせていただいてます。これはもう、仕方ないでしょーねぇ。さあ、今からでも遅くないから慌てて予約すべしっ!

今年はもうひとつ、あまり目立っていないけど毎年この時期に演奏会を行ってきている弦楽四重奏団が、楽聖を纏めて演奏するイベントが用意されています。こちら。
https://www.kcf.or.jp/tiara/event/detail/?id=3837
かつてのN響のセカンド頭、ってよりも、ゼフィルスQの第1ヴァイオリンを務めた山口さんが率いる団体で、年の暮れのティアラこうとう公演に全力を投入する、ってやり方をしてきている。満を持して12月22,23,24日の三夜連続で作品127から最後までの全曲を演奏しよう、ってこと。面白いのは、作品131と《大フーガ》を並べるという2日目の演目で、どうなんでしょうねぇ、こういう風にすると両作品のモチーフが似てると判る…ってこともないだろーなぁ(似てるといえばみんな似てるもん)。それだったら作品132と並べる方がありかもしれないわけだし。

ま、賢人山口翁がなにも考えなくやる筈もない。真意を知りたい方は、クリスマスイブイブの夕方に半蔵門線に飛び乗っておくんなせぇな。

やくぺん先生ったら、ことによるとこの辺り、ちょっとばかり野暮用で新帝都を離れねばならぬかもしれぬので(無論、この列島内ですけどね)、足を運べるかなんとも判らぬ。ううむ。

月末に向けてシンフォニーやらピアノ・ソナタやら、はたまたヴァイオリン・ソナタなんぞもじゃんじゃん演奏されるようで、流石にちょっとは記念の年らしくなってきたかな。

それにしても、先頃《ハ長調ミサ》はBCJさんが立派な再現をしてくれて
IMG_8111[1].jpg
やっぱり《ミサソレムニス》でのリベンジを待つ、という曲だと納得させてくれたものの、《ヨーゼフ二世追悼カンタータ》とか《橄欖山上の基督》とか、今年じゃないとやれそうもないいくつかの作品は、なんだか7年後までおあずけになりそうだなぁ。そういえば、何故か《ディアベリ変奏曲》も殆どやられてないように感じるんだけど…

御年250年の老体に鞭打って、まだまだぐぁんばれ、ベートーヴェン!

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タッチ

わしがN響の演奏会に(たまにでも)いけてた頃はコンマスを務めていらっしゃいました。
by タッチ (2020-12-05 18:02) 

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