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四谷市ヶ谷師走入り [たびの空]

金曜日に人前で喋る仕事があり、その調べもので上野まで行ったら、なんとまぁ、火曜日から土曜日までは空いているとホームページに記してある音楽資料室が今日明日はお休みだそーな。うううむ、そもそも今は8人しか入れないなんて規制があるうえに、なんだか半分は閉まってるし。そんなに図書館は危険認定されてる場所なんじゃろかね。

しょーがないから、小春日和とは言わぬが風もない午後、その先の人と会う用事から考えて、あのノマド場で短い原稿の仕上げをするべぇか。って、山手線乗って、中央線に乗り換えて、お堀に沿ってちょっと走り、四谷見附にやってきたのであった。

オリパラに向けたインバウンド需要の周辺整備事業なのかしら、やくぺん先生の都内にいくつかあるノマド場のひとつ、上智グランドと紀尾井ホールを眺める迎賓館前公園が整備されており、そのままコロナの日々になってしまい、どうなったか知らないけど、いくらなんでももう工事は終わっているだろーに。んで、葉っぱも落ちた銀杏並木をノコノコ擬似バロックというか、中途半端ロココというか、なんとも得体の知れぬ館の方に歩いて行くと、おおおお、流石に整備は終わって公園は復活しておるよーじゃ…がぁ
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なんということでしょー、公園の真ん中にあって、年がら年中ジャブジャブと水が流されていて、周辺の雀やらカワラヒワ、はたまたドバたちの貴重なお風呂場兼水飲み場だった噴水が、跡形もなく撤去されてしまっているじゃああーりませんかぁああああ!

ううううむ、これは困ったなぁ。迎賓館の中には水場になる場所はあるのかしら。この四谷見附近辺、紀尾井ホール横にはやまちゃんもお住まいになられていて、話題の5000円でパーティが出来る格安コースで近年名高いニューオータニの向こうにはカワセミさんもいらっしゃる池があるのだけど、あれだけいつも壮大に綺麗な水がまわっている場所は、案外とありそうでなかった。困ったでちゅんちゅん!

唖然としながらパソコンを開き、日陰よりも日差しを探しながら作業をしていると、遙か迎賓館の向こうから聞き慣れた雄叫びが
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恐らくはハクジュホールの真上辺りを抜け、新宿御苑の上辺りでぐるりとまわって、幻のオリンピックスタジアムの真上から銀杏並木上空を真っ直ぐ、ニッポン新帝都の最後の紅葉風景を満喫しながら日本学術会議脇へと降りていく、冬の新帝都の機械鳥ヒェラルキー頂点に君臨する最強にして最凶猛禽、ヤンキー海鷹くんではあーりませんかぁ。
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逆光で先月頭に塒に戻ってきたロンの奴か、全然仕事しない旗艦ブルーリッジの奴かはわからんけど、サンクスギビング休暇も明けて、あとはクリスマス休暇までひたすらお仕事に励む季節。ニッポン帝都上空を治外法権で好き勝手にとびまくり、今日もエンペラーのご住居(なのかな、もう東京駅前に引っ越したのかしら?)かすめる無礼講っぷり。いやはや…

おっと、そろそろ待ち合わせの小石川に行かねば。慌てて四谷見附の坂を下り、市ヶ谷堀のかいつたちがけれれれれれえぇ、と歌いあうのを眺めながら、地下鉄入口に降りようとすると、おやおや、お堀のボート乗り場で、夕ご飯を物色してらっしゃる方が
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夕方の光にキラキラ映える神々しいお姿、公園にでもいらっしゃればカメラおやじの大スターなだけど、ここ市ヶ谷堀に急ぐサラリーマン軍人学生さんは見向きもしないわ。ま、その方がいいんだけどさ。ほれっ、ご飯じゃ
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二度三度と飛び込み、たらふく夕飯を喰らい、どっかに消えてゆきましたとさ。

JR鉄路よりも騒々しい音がすると思ったら、振り向けば誰か偉い人を運ぶお仕事を終えたVIPピューマくんが、塒の木更津に向けて戻っていくところ。
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ホントによく働く連中だなぁ。新人のミサゴにカツを入れてやっておくんなせぇな。

四谷見附市ヶ谷堀、夕方に飛ぶ者たちもなんとなく忙しげに、コロナの新帝都も年の暮れ。

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