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記録達成に文句を付ける気はないですが… [現代音楽]

どうにかこうにかみどり原稿の初稿を入れ、久しぶりに飯らしい飯を喰いながらニュースなんぞを眺めていたら、こんな記事がありました。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007033100056

へええ、彦根、それも近江鉄道の駅ですかぁ。栗東騒動であの辺りに足繁く通った頃が懐かしい。体を悪くして暫く田舎に戻ってた元甲賀のI嬢、前ボストンのI嬢、今は北千住のI嬢が、土曜の夕方にお母様と一緒に佃オフィスに元気な顔をみせてくれて安心したところだったし、なんか、滋賀県頑張ってるぞ、って感じになるなぁ。うん。

ところで、この記事を眺めて、あれええ、と思った現代音楽ファンもすくなくないんじゃないかしら。そおおおお、ジョン・ケージ愛好家ならば知らぬ人のない、かの有名な、ウルトラスーパーロング演奏会が、現在敢行されているところではありませんかっ。まさかこのイベントを立案した彦根の音楽団体の方も、はたまた世界一長いと認定したギネスブックの調査官も、知らないはずはないでしょ。

ええと、遙かドイツ国はハルバーシュタットなる街の修道院で、21世紀の初めからケージのオルガン曲「Organ2/ASLSP(as slow as possible)」の演奏が始まっています。終演はいつになるのか、そんなものネットの上にいくらでも転がってるだろう、なんせ世界のケージ・ファンがその企画を知って腹を抱えて爆笑した、という有名なネタだもん…と思って漁ったら、なんとなんと、日本語で記事をお書きになってのは、ベルリンからお帰りになった閑古鳥先生くらいなもんじゃないか。これまた懐かしい(勝手に懐かしがってるだけです、スイマセン)。閑古鳥先生は、日本で一番偉くて、かつまた一番頑固に学問の立場をガンガン主張する伝統の東大美学系長老になっていただかねばならない方。頑張って欲しいもんです。おっと、記事はこちら。無断引用。http://augehoert.cocolog-nifty.com/das_auge_hoert_mit/2006/03/post_6884.html
ちなみに、これがハルバーシュタットの公式サイトみたい。http://www.john-cage.halberstadt.de/new/index.php

なお、このコンサートの終演は西暦2639年だそうです。終演まであと何秒かは、公式サイトの右上を見てください。終わればコンサートの長さ最長不倒記録になるのは確実ですね。
彦根の記録は、それまでは破られることがないのでありましょーかっ。ま、その頃に「ギネス」なんてビール会社があるとは思えないけど(会社はなくても、世界記録認定財団かなんかだけは残るかなぁ)。

どーでもいい記事から、いろんな人に出会えたみたい。外は花冷えみたいだけど、やっぱり出会いの春、なのかな。

この駄文、昨日書いたら、半分くらいの人はエイプリルフールと思ったんじゃないかしら。


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