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恐怖のご当地五輪まさかの開幕っ! [ご当地五輪への道]

後の歴史の為に記しておきましょう。本日昼前、月島の南の端っこ、勝ち鬨に近い某所に用事で、今にも降りそうなアヤシげな21世紀新帝都梅雨末期の豪雨を齎す黒雲を見上げながらチャリチャリと佃から月島へと南下しようとしてたら、佃小橋の辺りから、ヤンキー治外法権高度程ではないにせよ、法定高度ギリギリくらいをTBS報道ヘリが轟音をたててぐるぐるまわってら。場所は月島の南端から晴海上空。
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なぁるほど、どうやら今や地域住民を恐怖に陥れている呪われた祭り、トーキョー、ってか、感覚的には中央江東区五輪のメイン施設にして、やくぺん先生の奪われたノマド場たる晴海埠頭地域の五輪選手村が開村なのであろう。世間の話題はコロナと大リーガーニッポン選手ばかりで、意図的に話題から避けられてるよーな気がしないでもないけどさ…

やくぺん先生の現在の仮オフィスたる旭倉庫の前、西仲通に平行する大川沿いの道をチャリチャリ下っていくと、向こうからマスクも付けないまっ黒なアスリートらしき異国の人っぽいお姉さんがたったったと走ってくる。そして、上空にはNHKのANA塗装報道ヘリもやってきて、西仲通の新しいランドマークになっちゃった新ハイライズの上をかすめてら。
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どうやらこれは小川会長が第一生命ホール横の現地事務所に乗り込んだか、開村式でガースーそーりが演説でもやってるか。ま、なんであれ、まるで原発か米軍基地みたいな隔離施設になってしまってる選手村近辺、近寄りたくもないので、どーなってるかなんてわかりゃしない。

とはいえ、このところ、トリトンの東側に仮設された京成BRTバス停留所周囲を埋め尽くしていた実質的にこの運動会をやってるトヨタさん提供の水素自動車が、大川跨いで島と新帝都中枢の間を盛んに行き来してたし
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これは月曜日昼過ぎの佃大橋上。佃側から聖路加方向に渡りきるまでの間に、上り下り1便づつ、トヨタ五輪水素車が吹っ飛んでいきましたとさ。

かくて、まさかまさかの「ご当地五輪」、とうとうホントに始まってしまった。世間ではどうも開会式がお祭りのスタートと信じてらっしゃるようだが、10数年来の恨み辛みが籠もったご当地五輪、もう数週間前から、すっかり始まっておりまする。

その後の報道に拠れば、どうやら開村式とかはなく、上空の報道ヘリはぐるぐると中をのぞき込む映像を収録していただけだったよーでありますな。

んで、この直後、何故か晴海地区を中心に勝ち鬨月島の南半径1キロくらいだけに、天が呆れてバケツひっくり返しちゃったみたいな猛烈な局地集中豪雨が襲い、報道ヘリ君達は早々に塒に退避したようでありました。ちなみに、島の北端の佃では、全く降らなかったとのことでありまする。

ご当地五輪、始まってしまった。知る人ぞ知る月島の老舗音楽スタジオのオーナーさん、土砂降りの空を眺めながら曰く、「ともかく出来るだけで外に出ないようにするしかないわよね。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b69d26a1f84ecb358e018c2180008617194f6e9?tokyo2020

呪われた祭りが、新佃嶋界隈にやってきた。さあ、どーやってこれからの数週間を逃げ切るか。

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パヴェル・ハースQのシン・ヴィオラ奏者はなんと! [弦楽四重奏]

遙かプラハから、なかなか興味深いニュースが飛び込んできました。
https://www.casopisharmonie.cz/aktuality/pavel-haas-quartet-predstavil-novou-clenku-a-zacina-opet-koncertovat-nazivo.html

チェコ語で判らん、って言われても、あたしも困ってます。で、しょーがないから直接本人のところに行くと、今時の若い人らしくFacebookにちゃんとページがあって、ほい。
https://www.facebook.com/luosha.fang

要は、「パヴェル・ハースQのヴィオラになって新しく写真を撮って貰いました」って情報以上はありません。公式ページはこんなん。
https://www.pavelhaasquartet.com/en/

って、多くの方が吃驚しているのは、チェコの著名弦楽四重奏団にアジア系の奏者が入る、というアメリカ合衆国なんかでは議論出来ない微妙な話でありましょうが、ちょっとヴィオラ業界に関心ある方なら、もっと腰を抜かしてるんじゃないかしら。だってこのシン・ヴィオラ、このページのトップに写真が掲載されてるお嬢さんだもんね。
http://tivc.jp/

そー、新帝都は紀尾井ホールで開催されてる今井信子さんのイベント、東京国際ヴィオラ・コンクールの前回の優勝者さんではありませんかっ!
http://tivc.jp/results/2018/

いやぁ、なんだか凄いなぁ、このコンクール。だってね、その前の回の2等賞さんは
http://tivc.jp/results/2015/
なんとボルドー大会でちょっとビックリな優勝をしたアキロンQのヴィオラ奏者だったわけで(その後、辞めたけど)、天下のレッジョとボルドーの両大会を制した団体のヴィオラ奏者を出してるんだから。流石、今井さんだなぁ、と驚嘆するのであった。

とはいえ、現実問題として、ペテル夫妻社長はプラハ拠点で、中央駅の南東の丘の麓のアパートにお子さんと住んでるわけで、そんな団体に加わることになるわけだから、なかなか大変だろうなぁ。そもそもチェコの弦楽四重奏というのは、些か特殊な営業の形をとっているのが一般。欧州内では比較的生活費が安いチェコに住み、生活し、集中的に練習し、欧州やら世界各地にツアーに出ていく、というやり方。まあ、ハースQは極めて少ないレパートリーを猛烈な完成度に仕上げて限られたプログラムで世界ツアーをする、問いやり方をしている団体で
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2016-09-13
レパートリー表にある作品ならなんでもやりまっせ、という普通の「常設団体」とはちょっと違うとはいえ…うううむ。

この団体、セカンドはなかなか難しいもののヴィオラは創設から極めて安定して活動していたんだけど、奥さんが急逝してしまい小さなお子さんを育てるために世界をツアーして歩く生活が出来なくなり涙ながらに交代、以降、シュカンパQから急遽助っ人を…
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2016-09-26

どんな状況であれ、新メンバーを迎えてまた安定した活動が出来ることを…それ以前に、そもそもちゃんと世界ツアーが出来る世界に早く戻りますように。

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またまた緊急事態でどーなる? [パンデミックな日々]

諸般の事情で某地方銀行に口座を開く必要があり、想像以上に面倒なやりとりを経て、先程無事に東京駅八重洲口のぐちゃぐちゃ地帯がとうとう再開発に着手された辺りのビル内東京支店で口座開設。一仕事済んだと、隣のビル地下にある喫茶店ルノワールに潜り込み、なんとも懐かしい環境の中でノマド仕事してます。ホント、全てのスターバックスがルノワールになってくれれば良いのにっ!

今や殆ど手元にない貴重な商売になる原稿をやりながら、なんのかんの入ってくる連絡に対応し、先の日程などを眺めていると、やっぱり不安になってくるのは、昨日来また話題となっている「東京への四度目の緊急事態宣言発令」でありまする。

なんせ、先月くらいから、昨年来の「緊急事態」連発で順延になっていた演奏会がガンガンに入り始めている。いくらなんでも1年先なら大丈夫だろう、半年先ならなんとかなるだろう、オリンピックの頃にはいくら無為無策我らがニッポン政府御上だってまともな対応をしているだろう、と、初夏以降は昨年からこの冬にかけて予定されていた演奏会が並んでいた。そこに持ってきて、コロナ前から予定されていたこの初夏以降の日程の演奏会もあるわけで…。上野の某巨大楽劇はどうなってるんだ、とは敢えて言いません。

やくぺん先生とすれば、当面のいちばんの心配は、来週に予定されているこの極めて興味深いイベントがちゃんと開催されるか、ですな。
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https://tokyogenonproject.net/?p=782
こんな無責任電子壁新聞で告知してみたところで、チケットは売り止めなんじゃないかしらね。うううむ…

一種の空間全体を用いるインスタレーションみたいな性格もあるこの類いの演奏会は、今や大流行のオンラインでは絶対に体験不可能。そこに体を出さないとなんだかわからん、ってもの。数ヶ月前に開催される予定だったのが、緊急事態宣言故にここに移されていたんだけど…果たして大丈夫なんでしょうかねぇ。

ちなみにこの日は、とても困ったことにこんな演奏会もバッテイングしてるし。どうしてこういう分母が小さいもんがぶつかるかなぁ…
https://www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=14360

周囲では、マスク無しのオッサン達がデカい声で仕事の打ち合わせをしてます。ここもなんだか怖くなってきたので、そろそろとんずらします。葛飾オフィス撤収を手伝ってくれた友人が感染したもののなんとか無事に帰還し演奏会再開の話も伝わり安心していたら、今度は別の若い友人から子供経由で家庭内感染の危機に晒されているという悲鳴、はたまた佃近辺でも某学校での集団感染の話が流れてくる今日この頃、コロナの足音がこれまでになく近づいている、世界大運動会実質始まった新帝都中央駅から湾岸地区でありましたとさ。

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豊島区民会館で室内楽 [音楽業界]

世界がコロナ渦に巻き込まれる前の一昨年秋、かつて豊島区役所なんぞがあった池袋駅東口のごちゃごちゃした辺りが再開発され、ここは香港は油麻地かと錯覚するようなアジア無国籍地区となってしまった真ん中の「豊島文化センター」という場所で、新しく室内楽シリーズを始めようという若い方々がいるので、覗きに行って参りました。
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写真の右隅が文化センターで、ここは旧区施設の改築だそうな。とはいえ、とてもそうは思えないピカピカさ。「小ホール」と呼ばれる6階の施設は、エレベーターを出るとまるでオフィスビルみたいなこんな廊下が走り
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そのいちばん奥の隅っこにある。一応、ロビーと言えるであろう空間からは、眼下の公園の向こうに長ぁい西武デパート駅ビルが見える。
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会場は、所謂音楽専用ホールではなく、100席ほどが並べられる単純な四角い空間で、中は今時くまけんごっぽい木が張り巡らされてます。
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まだまだ湿気は抜けきっておらず、ましてや気候温暖化の中での梅雨の時期、思いっきり冷房効かせて湿気を取ってました。シンガポールのホールのように寒いぞ。

さても、この空間を舞台に新たに立ち上がったのは、こんな室内楽シリーズ。
https://www.opus-next.com/post/2021%E5%B9%B47%E6%9C%886%E6%97%A5-%E7%81%AB-%E3%80%90cmpt%E3%80%91
主催は(株)オーパス・ネクストというところ。このような都市の室内楽シリーズというのは地域の愛好家さんが中心になり立ち上がる任意団体やNPOが運営するのが殆どで、横浜の平井先生のシリーズも、葉山のシリーズも、小金井のヴィルタスQなんぞが出ているシリーズも、はたまたゆふいん音楽祭も、どれもそう。ところがこの池袋の新しいシリーズ、主催が音楽事務所というのが興味深いところ。

音楽事務所とはいえ、所謂大手さんがメイジャーな室内楽会場を借りたり提携したりしてやるのではなく、あくまでもローカルな会社で、運営しているのは出演している音楽家達と同じ世代のヴァイオリニストさん。何を隠そう、やくぺん先生のオフィスが佃の路地にあった頃、わいのわいの上がり込んでた若い演奏家のひとりだそうで、いやぁ、ちょっと吃驚。経営というか、会社を運営するという才能も備えた演奏家さんが、サントリー室内楽アカデミーなら1期生から2期生くらいの世代の仲間達が室内楽をやる場所を提供しようとスタートさせたとのこと。要は、聴衆からではなく、演奏者の側からのアプローチ、ということですな。

そういう世代ですから、これまで頭の白いオジサンおばちゃん愛好家がやってる音楽会とは違って、いろいろ今風です。なにしろまず、チケットがありません。電話やライン、メールでの申込みをして当日払い、という猛烈に伝統的な方法と、ネットでのチケットレス販売と言う最先端のやり方が選択可能でありました。

更に驚くべきは、当日配布のプログラムに曲目解説がない!配布物にQRコードが印刷されていて、それを読み取ると、主催者さんが自ら喋っている曲目解説のYouTube動画に行けるのであります。尚、客席についたら正面にスクリーンがぶら下がってるので何事かと思ったら、開演前にそのYouTube動画の解説が放映され、実質上のプレトークになっておりました。
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へえええええ、21世紀だなぁ!

演奏の間にもトークがあって、内容は「音楽をみんなに楽しんで貰いたい」という趣旨なので所謂楽しいおしゃべりかと思ったら、作曲家の歴史的背景やら総譜を用いた作品のモチーフ解説というバリバリの真っ当なもの。80名ほどの聴衆、殆どが演奏者の知り合いお友達だったからなんのことなかったのかもしれないけど、うううむ、想像以上にハードボイルドだわさ。

会場はもの凄く上等な練習室みたいな響きで、室内楽を聴く場所としてはなかなかよろしい。まだまだ空間が安定するには数年かかりそうだけど、これは東京音大の子達の自主演奏会などにも疲れて良い場所じゃないかしら。なんせ池袋は、西口側に自由学園というちょっと特殊な空間があるだけで、室内楽会場不毛地帯でしたからねぇ。この会場、便利な場所の上に区民なら安すぎる値付けの使用料なんで、確保が争奪戦になっているそうな。上手く取れるといいですねえ。

大フィルコンマス、ニューシティ管首席、N響団員、などを並べた若手実力派のK.387やらヴェーベルン、はたまたメンデルスゾーンの作品44の2などなど、真っ正面から逃げも隠れもしない演目で挑んだ新たな若い音楽家達の室内楽の場、上手く育っていくと良いんですが。このような室内楽シリーズがあるかどうかが、その町のホントの文化レベルの証しですからねぇ。

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シンガポールに響く幸松作品 [弦楽四重奏]

今年はシンガポールとニッポンの国交樹立55年だそうで、こんな映像が出ました。
https://www.facebook.com/VisitSingaporeJP/videos/302422261613317

シンガポール響のヴァイオリンを弾いてらっしゃる日本の若いヴァイオリニストの佐々木智佳子さんが喋って、団のメンバーによる弦楽四重奏を演奏。場所は、ヴィクトリア・メモリアルホール。割と最近、この春の収録のようです(あの島に春ってあるのか?)。演奏会の詳細は以下をご覧あれ。
https://www.sso.org.sg/orchestra-season/one-summers-day

チェコの団体とかも含め、いろんな弦楽四重奏団が日本公演のアンコール曲として愛奏しているこの作品、アジア圏の外国団体による演奏はありそうでなかったので、貴重な映像かも。ちなみにインタビューうけてる佐々木さんのプロフィルはこちら。ヨン・シュウ・トゥを出てる日本国籍の方って、どれくらいいるのかしら。葵トリオの小川さんや、今や若きコンミスとして大活躍の会田莉凡さんと同じ年に奥志賀にいたんだぁ。
https://www.sso.org.sg/about/singapore-symphony-orchestra/the-orchestra/chikako-sasaki

一体いつになったらまたこの島に行けるのやら、行ってもホーカーズでチキンライスやカレーや空心菜の炒め物をガツガツ食ったり出来るのやら。遙か南を思いつつ、幸松作品の普遍性に驚嘆しようではありませんかっ。

っても、今のニッポンの若い世代って、この作品の素材になっている「民謡」なんかをどう感じるのかしら。やくぺん先生世代でもちょっと微妙だもんねぇ。

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パンデミック下での講習会 [音楽業界]

まぁねぇ、種目にして3ダースくらい、参加選手だけでも千人単位というむやみに規模のでかい競技会が強行されるのだから、こんなのなんぼのもんじゃい、という話なんだけどさぁ…

本日午後2時から、大雨災害も懸念される神奈川県は県民ホール小ホールで、このようなイベントが開催されます。
https://mmcj.org/concerts
出演団体と演目は、こちらのPDFファイルをご覧あれ。
https://mmcj.org/wp/wp-content/uploads/2021/07/MMCL2021_0704_Concert.pdf

一応、自分のメモの為に演目と演奏団体だけをリストにしておくと、以下。

◆ベートーヴェン:作品18の3より レナトゥスQ
◆シューベルト:《死と乙女》より Qフェリーチェ
◆ショスタコーヴィチ:第8番 Qリ・ナーダ
◆バルトーク:第2番より パウロニアQ
◆モーツァルト:弦楽五重奏 ト短調 鈴木学&上述の各団体

先週までやってたサントリー室内楽アカデミー発表会の続きではありません。今世紀の頭から木更津から山奥に入った上総一ノ宮で開催され、今は横浜みなとみらいに会場を移している「ミュージック・マスターズコース」という初夏の講習会の成果発表会でありまする。
https://mmcj.org/

指揮者の大友直人とアラン・ギルバートが始めたものですから本来はオーケストラ国際アカデミーなんですけど、当然ながら昨年は中止。今年はなんのかんので国内参加者のみに絞り、従来からジェニファーなんぞが参加して行われていた室内楽、それも弦楽四重奏のセミナーに特化し、先週から開かれておりました。会場も、いつもの練習室がたくさんあるみなとみらい(民間デベロッパーが横浜市に放り投げた初期段階には、今は天津に出来たジュリアード音楽院東アジア分校という構想もあったので、練習室が充実している)が改装で使えないので、県民ホールに場所を移して開催されたようです。コロナ禍のうえに横浜市内のあちこちにスタジオを借りての開催とせねばならず、運営側は相当に大変だったようで、裏方事務局はもう疲労困憊な顔をなされておりました。ご苦労様です。

関心がある方なら参加者を見れば判ると思うので、説明はしません。で、講師は、エクとヴィオラの鈴木学氏で、アランはこのために無茶しても来日したのかと思ったら入国後の規制があって都響のコントロールする場所を離れることが出来ず、今時お馴染みのリモート講師だったそうな。多摩川越えた東にいるだけだけで時差がないから、その意味では少しは楽だったでしょうね。

本日はその発表演奏会です。結果的に三週続けて今の東京首都圏で弦楽四重奏団をやっていこうと思っているいちばん若い世代が演奏してくれる週末になったわけですな。いかにも夏のセミナー音楽祭が始まるぞ、って感じ。[追記:下の写真はGP風景。なかなかせわしかったです。]
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このプログラム、最も興味深いのは、鈴木講師が生徒さんに加わるモーツァルトでありましょう。なんとなんと、4団体がそれぞれ1楽章づつを担当し、全てに講師の鈴木が第1ヴィオラ出加わる、という八面六臂の大活躍でありまする。いやはや、もうひとりいらっしゃる筈の講師吉田さんが半分担当しても良かったんじゃないの、と思わんでもないが、いろんな事情があったのでしょうねぇ。

さあ、本日午後、お暇な方は中華街の直ぐ隣、県民ホールへいらっしゃいな。都議選は事前投票を済ましたやくぺん先生も、これから氾濫なきよう祈りつつ大川六郷川鶴見川越え、市長選で大混乱の港に向かいますう。

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一年遅れのベートーヴェン [演奏家]

新帝都湾岸周辺はすっかりもうオリンピックが始まってる空気。コロナなんてどこの話じゃ…ってわけないんだろうけどねぇ。

さても、そんな世界がぐちゃぐちゃになっている煽りを食って、我が業界も様々な日程がホントにギリギリにならないと決まってこない今日この頃。つい先程、五輪騒動の火付け役の地元なんだろうけど少なくともコロナ持ち込まれる恐怖とは無縁であろう古都金沢から、こんなリリースが来ました。
https://www.oek.jp/news/4170

企画としては、当然、昨年の生誕250年イヤーに行われる筈だったもののようですが、なんとかミンコフスキー監督も来日し、無事にやれる見通しがたったところでの公式なリリースになったようです。

アンカナという日本では数少ない常設室内管でミンコ監督となれば、やはり聴きものはハ長調、ニ長調、それから第8番ヘ長調ということになるでしょう。いちばん魅力的なのは、13日の2番と8番で、もうこれだけは金沢駅前までなんとか聴きに行きたいところだが…なんとその日は都内某所で電子音とアンサンブルの演奏会があり、耳と精神の娯楽VS一応自分の領域のお仕事、ということになると、知らんぷりして北陸新幹線に飛び乗るわけにはいかんなぁ。

さあ、アホな運動会騒動に巻き込まれたくない方は、金沢へGO!

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ご報告 [売文稼業]

やくぺん先生ご夫婦関係者の皆様に、第一報。なにせ相手があってのこと、まだ細部が固まったわけではないので、詳細は全てが確定した段階まで発表を控えさせていただきます。とにもかくにも「判る方には判る」表現となってしまうのをお許しあれ。

昨年末来の懸案、本日、決断いたしました。当面の直接の交渉相手さんからも、これで動きますという連絡が先程ありました。いろいろすったもんだはあり、当初の目論見からは二転三転したものの、人生最大にして二度とない買い物をすることにします。ご先祖様も、お許しあれ。
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上の写真はあくまでもイメージですけど、だからこそお判りになる方にはお判りになる、正にこのイメージ通りの話だっくだっく。なんなんねん。

これから半年くらい、皆様にはいろいろご迷惑をおかけすると思います。実質上の出国禁止、通常の取材活動や営業活動停止、結果としてこの商売を始めてから空前の仕事無し暇状態を、人生最後のステップに向けての転機のために神様が与えてくれた貴重な時間と考え、利用させていただくことといたします。

現時点での見通しでは、現在の実質上オフィス無し状態が解消されるのは、早くても秋が深まってからになりそうです。逆に言えば、年末前には再び膨大な資料に囲まれ作業が出来る状態になる見通しが立ちました。その頃にはワクチン・パスポートも出そうだし、流石にニッポン列島足止め状態から解放されているであろうと期待しております。 当面は10月のフィルハーモニー・ド・パリでの《光の木曜日》に行けるか、それがダメでも来年1月のパリ・クァルテット・ビエンナーレにはいくらなんでも…

なお、郵便物などの連絡先は、この先数年は佃の現住所を変更いたしません。メールやfacebookメッセージは世界の何処にいようが同じですから、ご心配なく。

以上、中途半端ながら、売文家業関連連絡事項でありました。

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