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メロスの後任はフォーグラー [弦楽四重奏]

シュトゥットガルトの深夜1時過ぎ。さっき、160キロくらい北東のヴィルツブルクからアウトバーンを吹っ飛ばして戻ってきました。本日のロータスQの演奏会、ゲストでシューベルトの五重奏を弾く元メロスQチェリストのペーター・ブック氏のチェロが練習中に壊れるというアクシデントがあり大騒ぎ。まだインタビューが終わってない。うううん、このツアー、先が思いやられるぞ。

で、ヘトヘトなんで、極少数の室内楽ファンに関心があるかもしれない話をひとつしておしまい。

シュトゥットガルト音楽院といえば、アマデウスからアルバン・ベルクに引き継がれたケルン音楽大学の室内楽教室と並ぶ、ドイツでのクァルテット教育のもうひとつの中心だったメロス教室があったところなのは、クァルテット愛好家ならご存じの通り。さても、メロスの引退を受けて、どこがこの教室を引き継ぐか、関心のある人には重大な関心の的だった。で、本日、ロータスQと音楽院の前を車で通ったときに「そうそう・・・」って感じで教えてもらったんだけど、去る秋の学期から、フォーグラーQが講座を担当しているそうです。名前は挙げられないけど、総計4つくらいのドイツの団体がセミナーみたいな形で先生としてのテストランをして、その結果、フォーグラーQが選ばれ、週に1回来ているそうです。

文字通りご隠居となったブック御大ですが、今日も元気で、ロータスの練習眺めては、思わず先生モードになって、下からいろいろアドヴァイスなさってました。

もう日本を訪れる機会はあまりないでしょうけど、まだまだお元気。アマデウスのロヴェットといい、クリーブランドのカッツといい、チェリスト翁はみんな元気だなぁ。どーしてじゃろか。


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yrtm

やくぺん先生ブログにより日本でのロータスQによるシューマンを楽しく聴くことができ、密かにマティアス・ノインドルフ氏の参加を喜びました。

>チェリスト翁はみんな元気だなぁ。どーしてじゃろか。
思うにカルテットのチェリストはメンバー4人のうち弾く音符の数が一番少ないのと左手を捻らない一番自然な奏法に依ると確信しております。
by yrtm (2008-01-24 21:12) 

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