…出てこないチケットはない [音楽業界]
パリは曇り。週末にかけて天気は下り坂で、どうやら小生が金曜日から向かう「ハイデルベルク弦楽四重奏音楽祭」は雪模様になりそうです。いやはや。ま、この季節の北米東海岸に比べれば、まだまだ人間が生きていられる気候だけどさ。
さても、昨日は「どうやって唯一ゲット出来ていない木曜日のディオティマQの切符を手に入れるか」が課題の日でありました。なんせ、シテ・ド・ラ・ムジークの広報さん曰く「この切符だけはこちらの手元にも1枚もない、スイマセン」だし、ディオティマの連中曰く「どういうわけか1ヶ月も前から売り切れちゃってて、僕たちもビックリしてる。ホントに申し訳ないけど、ゴメン、なんともならぬ。」
こーなると燃えるわなぁ。
んで、どういう策を弄するか、まあ最悪、立ち席で入れろと並んで入り込むという手はある。それに、せいぜいが客席数300ほどの地下の円形ホールとはいえ、1ヶ月前から売り切れということは、絶対に当日になって来られない奴が5人や10人はいるのが常識。客席がパンパンになることはあり得ない。どーにかなるだろう。とはいえ、いろいろ手を打って、「チケットを必死に探してる奴がいる」という風にチケット関係スタッフに思われておくにこしたことはない。幸いこちとら、遙か極東の放射性物質まみれの島国からリーム聴くためにシベリア越えて来た酔狂な奴、って相手に印象付けられるので、ちょっとは有利だしさ。
そんなこんなで、まずはきっちり、劇場に入って真っ直ぐのところの受け付けで、木曜日の切符はなんとかならんか、立ち席チケットとか出す予定はないのか、と言い立てると、わしゃわからぬのであっちに行け、と奥のチケットブースを指差す。
おや、今日はチケットブース、ガラガラでんがな。どういうわけかいつも人がいっぱい並んでて、これまでまともに立ち寄っていなかった。これは夜の様子。こんな感じ。
昨日の昼間は、どうも音楽ホールの方に小学生から中学生くらいまでを集めてなんかお招きイベントをやってたようで、ブースではおねーさんが暇そうにしてる。3ヶ月程やってたような人気のパウル・クレー展も去る日曜日に終わって、全体にこの施設全体が一休み、って感じです。
アンジェラ・アキってか、ララ・ムスクリーニってか、フランスには必ずどっかにいるタイプの眼鏡美人さんに、これこれこーゆーわけで木曜日のチケット、そう、アルディッティの方じゃなくてディオティマ、なんとかならんか、と訴えるに、なんとなんと、「あるわよ」とあっさり仰る。
ええええ、だって、全然なくて、みんな困ってるんですよぉ。でも、ある。あたし今朝チェックしたら、1枚あったわ。要るの。残念ながら招待券にするわけにはいかないけど、あなたはジャーナリストさんだというから、14Euroのディスカウントにしてあげられるわ。それでいいかしら。
むろん、良いに決まってるじゃーないのっ!
てなわけで、いやぁ、チケットというのはホントにエニグマだ、なにがどうなってるか分けわかんないわよねぇ、と間抜けこの上ない会話をしながらチケットを発券して貰い、無事に手に入ったわけであります。
ディオティマの連中に連絡したら、どーやって引っ張り出したんだ、と驚いてました。いや、単にボックスオフィスに行って、ありませんかと尋ねたら、ありました、ってだけのこと。ちなみにディオティマは、リーム初期の1番と、最もパワフルだった頃の8番とをやります。パリの人はみんなそんなにこれらの曲が聴きたいのかぁ。
かくてご教訓。「どんなに売り切れと言われても、ともかく現地のボックスオフィスに行って、ありませんか、と尋ねてみるべし。」
「明けない夜がないように…」
さても、昨日は「どうやって唯一ゲット出来ていない木曜日のディオティマQの切符を手に入れるか」が課題の日でありました。なんせ、シテ・ド・ラ・ムジークの広報さん曰く「この切符だけはこちらの手元にも1枚もない、スイマセン」だし、ディオティマの連中曰く「どういうわけか1ヶ月も前から売り切れちゃってて、僕たちもビックリしてる。ホントに申し訳ないけど、ゴメン、なんともならぬ。」
こーなると燃えるわなぁ。
んで、どういう策を弄するか、まあ最悪、立ち席で入れろと並んで入り込むという手はある。それに、せいぜいが客席数300ほどの地下の円形ホールとはいえ、1ヶ月前から売り切れということは、絶対に当日になって来られない奴が5人や10人はいるのが常識。客席がパンパンになることはあり得ない。どーにかなるだろう。とはいえ、いろいろ手を打って、「チケットを必死に探してる奴がいる」という風にチケット関係スタッフに思われておくにこしたことはない。幸いこちとら、遙か極東の放射性物質まみれの島国からリーム聴くためにシベリア越えて来た酔狂な奴、って相手に印象付けられるので、ちょっとは有利だしさ。
そんなこんなで、まずはきっちり、劇場に入って真っ直ぐのところの受け付けで、木曜日の切符はなんとかならんか、立ち席チケットとか出す予定はないのか、と言い立てると、わしゃわからぬのであっちに行け、と奥のチケットブースを指差す。
おや、今日はチケットブース、ガラガラでんがな。どういうわけかいつも人がいっぱい並んでて、これまでまともに立ち寄っていなかった。これは夜の様子。こんな感じ。
昨日の昼間は、どうも音楽ホールの方に小学生から中学生くらいまでを集めてなんかお招きイベントをやってたようで、ブースではおねーさんが暇そうにしてる。3ヶ月程やってたような人気のパウル・クレー展も去る日曜日に終わって、全体にこの施設全体が一休み、って感じです。
アンジェラ・アキってか、ララ・ムスクリーニってか、フランスには必ずどっかにいるタイプの眼鏡美人さんに、これこれこーゆーわけで木曜日のチケット、そう、アルディッティの方じゃなくてディオティマ、なんとかならんか、と訴えるに、なんとなんと、「あるわよ」とあっさり仰る。
ええええ、だって、全然なくて、みんな困ってるんですよぉ。でも、ある。あたし今朝チェックしたら、1枚あったわ。要るの。残念ながら招待券にするわけにはいかないけど、あなたはジャーナリストさんだというから、14Euroのディスカウントにしてあげられるわ。それでいいかしら。
むろん、良いに決まってるじゃーないのっ!
てなわけで、いやぁ、チケットというのはホントにエニグマだ、なにがどうなってるか分けわかんないわよねぇ、と間抜けこの上ない会話をしながらチケットを発券して貰い、無事に手に入ったわけであります。
ディオティマの連中に連絡したら、どーやって引っ張り出したんだ、と驚いてました。いや、単にボックスオフィスに行って、ありませんかと尋ねたら、ありました、ってだけのこと。ちなみにディオティマは、リーム初期の1番と、最もパワフルだった頃の8番とをやります。パリの人はみんなそんなにこれらの曲が聴きたいのかぁ。
かくてご教訓。「どんなに売り切れと言われても、ともかく現地のボックスオフィスに行って、ありませんか、と尋ねてみるべし。」
「明けない夜がないように…」
2012-01-18 19:15
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