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イェール大学はブレンターノQ [弦楽四重奏]

怒濤の11月が終わり、今日は頭すっかりサンクスギビング休暇状態。動きません。朝から400字の原稿が書けない。腹が減ったけど、飯を喰う気も起きない。オフィスの中で遭難しそうだ。ふうう…

で、11月頭に出ていたニュースをさっき知ったので、慌ててご報告。
http://www.brentanoquartet.com/news/brentano-string-quartet-named-as-new-quartet-in-residence-at-yale-school-of-music/
イェール大学の東京クァルテットの枠が、どうやらブレンターノQで決まったようです。この「クァルテット・イン・レジデンス」というのが東京Qのファカリティとしての仕事を引き継ぐということなのか、上の記事では「looking forwards」ってありますが、これって学校内部の人事表現なんかだとどういう意味なんでしょうかね。まだ決まってないけど期待してる、ってことなのか、もう決まってやることになってるのでよろしく、ってことなのか。ま、近いうちにちゃんとした情報はイヤでも入ってくるでしょうし、殆どの方には具体的にはなーんにも関係ないことでしょうから、妙に嗅ぎまわったりしません。判ったらまた記します。

ぶっちゃけ、結局のところ最も落ち着くべき所に落ち着いた、って感じですね。世代的にもキャリア的にも、ボストンにボロメーオ、ニューヘイブンにブレンターノで、NYは近いうちにほぼ代替わりするだろうジュリアード、ブルーミントンはパシフィカ、ってことになったわけで。他も、ノーザン・イリノイはアヴァロンで、オースティンがミロ、コロラドのタカーチュはちょっとレジデンシィの性格が違うからまた別枠かしら(タカーチュが終わったら止めちゃいそうな感じだし)、なんにせよ、21世紀10年代以降しばらくの北米勢力図が固まってきた感じはあります。こうなっちゃうと、その下の世代が入り込んでくるのがますます難しくなってくるなぁ。ダイダロスはあれだけメンバーが代わっちゃったんで仕切り直しだろうが、パーカーとかジュピターとか、キャリアに見合うポジションがまだあるのかしら。アタッカなんぞを筆頭に、更にその下の世代ももう見えてきてるし。

北米というか世界ではすっかり中堅どころのブレンターノQだけど、日本ではサントリーホールが内田さんのバックバンドとして今世紀初めに招聘し、何故か知らないがあまり話題にもされなかったっきり。ちょっと可哀想な状況になってる。映画に出てた、ってもねぇ、ううううん、サントラはやったにしても映像としてはチェロさんが最後に出て来ただけで、アタッカの方がいっぱい映ってたもんさ。

東京Qその後、あとは楽器、でんがなぁ。これもそう遠くないうちに…

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さくらとはるのママ

ご無沙汰してます!
ジュピターは去年の9月からだったと思いますが、以前パシフィかがいたシャンペーンのレジデンシーを引き継いでいます。パーカーも今年から新しく設立されたハーバードのレジデンシー(今までの客員レジデンシーではなく)をこの9月から始めましたよ。去年ジュピターがボストンからいなくなって、今年パーカーが戻ってきたという状態です。いろいろな大学でのレジデンシーが可能なのはとてもありがたいことですね。
by さくらとはるのママ (2013-12-03 02:43) 

Yakupen

ままさま

情報、ありがとうございます。就職先があって良かったですねぇ。パシフィカの後任がどうなってるのか、気になってたけど調べなかった。ハーバードもそういうことを始めたのはなんだかスゴイです。教えるのが楽そうだし。

現時点でこういうシステムがある程度確立してるのはアメリカの大学だけなのがちょっと残念です。ヨーロッパはレジデンシィをしている連中がなんだか立場がよく判らない、って言ってますし。日本は全然駄目です。頑張ろうとしてるんですが…
by Yakupen (2013-12-03 09:43) 

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