SSブログ

ドーネーションお願いします [シモン・ゴールドベルク・メモリアル]

やっと藝大の音楽研究センターでやってる「シモン・ゴールドベルク資料展」に行って参りました。
004.jpg
http://www.friends.geidai.ac.jp/project/2014/07/post-20.php
一応、お仕事。週末更新の「アッコルド」に内容は書きます。で、毎度ながら、当無責任電子壁新聞にはどーでも良いことを。いや、いちばん大事なことかも。

2010年に藝大に譲渡され、音楽研究センターの関根助教授の下、6名の研究員がまるまる3年以上かけて整理してきたシモン・ゴールドベルク氏の遺した様々な遺品が、やっと世に出ることになりました。

正直、書籍だけで1000点以上、楽譜が900点以上、音源などもいっぱい(あ、メモするの忘れてきた、アホじゃ)、これらをこの人数で、この期間で、ともかく「何があるか」だけでも万人に判るようにしたばかりか、ゴールドベルク御大の書き込みがある楽譜はスキャンしてデータベースに取り込み、センターまで来ればPC上で誰にでも眺められるようにした(世界中どこからでも、というまでにはまだなってないそうな)。これ、驚異的なスピードでしょう。貴重な資料と判ってはいるけど、予算も人員も、保管する場所もなくて、図書館や資料室の隅に山積みになってる、ってもんはそれこそ世界中に溢れかえってるわけですから。

この藝大のアルヒーフ、関根先生に拠りますと、無論、国立大学としての国家予算から運営費をひねり出しているわけですが、それだけではなく、ローム財団からの助成金を得てここまで至ったそうな。

となれば、我々利用者としても、それなりに成すべき事はせにゃならんわなぁ。

てなわけで、「ドーネーションなんかはどうなってるんでしょうか」と先生に尋ねたら、出口にボックスがあります、と仰る。んで、興奮抑えきれずにニックに会場でメール書いたりしながらなんのかんの数時間、4時半の閉館時間が迫り、先生にご挨拶して、階段を下りた出口に向かいます。あれぇ、どこにドーネーション・ボックスあるのかな、ってキョロキョロしながら。

出口前、カウンターみたいなところがあって、そこにいらっしゃる研究者のおにーさんに「あのぉ、どこに…」と尋ねると、そこです、と指を指す。あ、なるほど、これね。
034.jpg
うっかりすると気付かない、A4の本の箱くらいの大きさの、いかにも手作りないじましい程可愛らしいドーネーション・ボックスであります。

まあ、20ドル札1枚、せめて10ドルくらいはなぁ、と財布を探ると、なんと日本円の現金はでかいもんがぴらりとひとつしかない。スイマセン、と小さくなりながら、小銭入れありったけのじゃりじゃりを放り投げてきた訳でありまする。

皆様、このアルヒーフ、じゃんじゃん献金して、日本の、いや世界の、ゴールドベルク情報基地へと育っていただこうではありませんか。あの程度のドーネーションで偉そうなこと言ってる自分をちょっと恥ずかしく感じつつ、声を大にしてして言わせていただきます。

…などと言いながら、このボックスに記された「ゴールドベルク基金」ってどういうもんなのか、実はあたしゃ、全然判ってないんだけどさ。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0