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雀の居る島 [マンハッタン無宿]

ブリュッセルから大西洋を渡ること8時間とちょっと、久しぶりにニューアーク空港に到着し、ペン駅までの寂しい湖沼とうち捨てられた工場の彼方、かつてはツインタワーがあった場所に見慣れぬつまらぬ格好のビルが聳えているのにあらためて驚きながら、マンハッタン厄偏庵にやって参りました。なんか、帰ってきた感たっぷりであります。

早速、買い出し前に数ブロック西のハドソン河沿いに続く公園まで行くと、おおおお、藪の中にピーひゃら騒々しくしているのは、天下の珍鳥、そー、イエスズメでありますっ。
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こうしてみると、イエスズメの雌って、なかなか味わい深いではありませんかぁ。セントラルパークの入口辺りには、しっかりお家なんてあったりして。
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いかな「書いてあることはみんな嘘、信じるなぁ」をモットーとする当電子壁新聞にしたところで、以下の発言は嘘ではありません。何を隠そう、ロンドンには雀が居ません。エントリーが4月1日だなぁ、なんて思ってるでしょうけど、ホントに、ホントに居ません。まるっきり、居ません。ちっちゃい鳥さんが飛んでると、シジュウカラさんかアオガラさんです。どうしてそういうことになってるのか、今世紀になって激減しているそうで、研究者の間でも理由はちゃんと判ってないそうです。

んだもんで、ブリュッセルで藪の中に雀さんたちがいたときには、なんだかホントにホッとしたものです。まあ、ミュンヘン厄偏庵でも、森の藪の中にいるのはシジュウカラとゴジュウカラさんで、雀たちは教会の家並みの方に居るので、明らかに生態が別なことは確か。ミュンヘンではシジュウカラ軍団と数でも良い勝負だけど、ブリュッセルは数そのものはそんない多くはないようだった(ってか、あまり飛んでるものそのものが少なかった)。

ところがどっこい、大西洋を跨いだ途端、ほーら、日本の田舎雀とは親戚ながらちょっと違うイエスズメどもが、じゃぶじゃぶ溢れてら。

安心しました、です。

雀っちが居ない街に、あたしゃ、住みたくはない。倫敦はロビンに溢れてるから、、ま、許してやろーかい。

最後にオマケ。セントラルパークの真ん中辺りの藪に住んでらっしゃる、エボシガラさん。
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エナガさんと並ぶ、世界2大きゃーいー飛ぶもの横綱であります。どうみてもオモチャだもん。

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