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苦労人ノガQ悲願の優勝! [弦楽四重奏]

明日の朝が早いので、ともかく結果のみ。

第7回メルボルン国際室内楽コンクール結果。

◆ピアノ三重奏部門
第1位:リノス・トリオ
第2位:トリオ・メジチ
第3位:トリオ・アドルノ

◆弦楽四重奏部門
第1位:ノガQ
第2位:ジョコーソQ
第3位:ヴェローナQ

両部門総合優勝のグランプリは、明日の優勝者演奏会の席で発表だそうです。この6、7年、あちこちの弦楽四重奏コンクールに顔を出してはなかなか結果が出なかったノガQ、恐らく受けられる最後のチャンスだったと思いますけど、悲願の優勝です。
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全体にこの大会は「将来性よりもツアリング・アーティストとしての即戦力」を取る傾向がはっきりしてるんですけど、今回もキャリアのある苦労人に勝たせ、まだ先のある若者はこれからね、という感じ。ま、中身的には、来年のバンフに向けて2010年代に始めた若手の勢力分布が見えてきた、ってところでしょう。その意味で、大阪、ロンドン、メルボルンと安定してファイナリストに入ってきているヴェローナQの地力がこの世代の中でひとつ頭抜けていることは確か。ま、そろそろあたしにゃもう墓の中になってる世代なんだけどなぁ。

てなわけで、詳細は『奏』には確実に書きます。「アッコルド」にも書くつもりですが、なんせ単行本と月刊誌のデカイ原稿があって。スイマセン。

{追記}
日曜日の優勝者演奏会で、グランプリ以下の各賞が出ました。ええと、グランプリはノガQで、ムジカ・ヴィーヴァ賞はジョコーソQ。聴衆賞はジョコーソQでした。トリオじゃなくて、弦楽四重奏に行きましたねぇ。へええ。

それより、グランプリとムジカ・ヴィーヴァ賞が割れたのが興味深いです。ま、今大会、ひとつの団体が総取り、という圧倒的な水準ではなかったことは確かで、モロに本音を言っちゃえば、「1位無しでも良いんじゃないかぁ」とも思わんでもなかったですけど、この大会はそれは絶対にないので、こういうことになる可能性は高かった。

ちなみにムジカ・ヴィーヴァ賞とは、オーストラリア最大の室内楽主催団体が「来シーズンにオーストラリアででっかいツアーをやらせてあげますよ」という賞です。要は、オーストラリア各地の地方主催者さん達が「こいつらなら客を呼べる」と思った団体、ということ。前回もグランプリはアマリリスQで、ムジカ・ヴィーヴァ賞はケレマンQが獲ったんじゃなかったっけか。

いやぁ、いろんな意味で、コンクールというのは面白いなぁ。ホント。

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