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ソウルのオーケストラの祭典明日開幕 [音楽業界]

例年の事ながら、どんなに騒いでも日本語文化圏音楽関係メディアが取り上げる気がまったくないようなので、当無責任電子壁新聞で宣伝しましょう。

明日4月1日から、ソウル・アーツセンター音楽ホールで、恒例の「韓国オーケストラ・フェスティバル」が開催されます。明日から22日まで、間に2日の休みを挟みながらも、韓国全土から招聘された総計19のプロオーケストラが連夜演奏会を繰り広げる、ソウル版のバカでっかい「地方都市オーケストラ・フェスティバル」でありまする。昼夜連チャンの日もありますねぇ。

韓国の地方オーケストラとすれば、この4月のソウルに招聘されるのがプロのメイジャーオーケストラとしての認知、みたいなところもあり、もう大いに張り切って連夜の爆演が繰り広げら得ること必至!日程は以下です。
http://www.sac.or.kr/eng/program/view.jsp?seq=24629&s_date=20160401

まあ、簡単と言えばこんなに簡単で判りやすい企画もない、でも実際にやろうとすると、曲目の調整とかいろいろ面倒なことがたくさん起きそうだけど、その辺りはまあ、お国柄の勢いでやっちゃうんだろーなー。

毎年、オケ批評を商売にしている同業者の皆さんには「ウィークリーアパート借りて、これに全部通えば、韓国のオーケストラの専門家になれるよ」と悪魔の囁きをするのだが、どうも誰もひっかかってくれない。うううん、音楽評論家を目指す若い人よ、自腹切って行く価値はあるぞ!いろんな意味で、ものすごおおおい勉強になるから。セット券もあるみたいですし。って、明日からじゃあ、あと数時間かな、買えるのは。

演目は、毎度ながらの韓国の音楽ファン大好きなチャイコフスキーとかロマン派ベタベタな名曲ばかり。サイクルやってる(やり終えた、かな?)デジョンフィルがなんと金聖響でブルックナーの4番とか、おいおいおい、かもね、一部の日本のファンには。ちなみに最終日のソウルフィルは、勿論、ミョンフン御大ではなくて、1月にマーラーの6番を振ったおにーちゃんです。
http://slippedisc.com/2016/01/sliding-seoul-phil-cant-find-stand-ins-for-chung/

やくぺん先生的には、17日のアベルQが仁川フィルとシュポアのクァルテットとオケの協奏曲を弾くのがもの凄く興味あるなぁ。お前ら、こんなことやってる暇があるなら夏のコンクールの準備しろおおおお、と発破をかけにいきたくなるぞ。

お暇な方、若しくはソウルにいっちゃって夜暇してるかた、是非どうぞ。

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