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大川端盛夏模様 [新佃嶋界隈]

このところ、とんとなくなった「新佃嶋界隈」カテゴリー、久々の登場でありまするぅ。

北緯30度くらいの東アジアの常識から考えれば、本来はいちばん太陽が地面をガンガンに照らして暑くなるのは7月の半ばくらいな筈で、実際、北京だのハノイだのはその頃がいちばん暑いという。日本列島の夏が8月に入った来る世界大運動会の頃が最も暑くなるのは、梅雨という雲の固まりで太陽がカバーされているからで、それが6月に終わってしまえばもうどうなるかは狸や猿が考えたって判ること。

てなわけで、もう「暑い」と言ったらひとり50万ドン罰金徴収、とでも言いたくなるような灼熱の帝都、皆々様、いかがお過ごしでありましょうか。

やくぺん先生ったら、去る火曜日早朝に遙か人類最南端の文化都市から戻り、明日の夕方には遙か東海岸はビッグアップルに向けこの島を発つです。帝都湾岸地区滞在実質6日間の間に3本の原稿をやっつけねばならず、なんとか昨日にいちばん面倒な奴は初稿を入れたものの、当然ながら世間は連休らしく編集者さんからの返事はなし。そのまま次の作業に突っ込まねばならぬのだが、なんせテープ起こしが必要な作文で、頭をパーにしてテープ起こしするべぇかぁ、でも葛飾オフィスまで行くと往復だけで熱中症になりそうなんで、全館中で最も涼しいエレベーターに揺られ、灼熱の太陽に曝された帝都をシンゴジラくらいの視点から眺めるここ大川端縦長屋勉強部屋に来ても……まるっきり頭が働かぬ。

だから、無駄話ですっ。

やくぺん先生の現世の仮の姿が蟄居する縦長屋の足下、佃といえば、今年は3年に1度の例大祭であります。もう先月から1丁目のあちこちにはこんなものが張られ
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冬からゴロゴロと荷物引き摺って戻って来たら、町内全体が御神域と化す高貴なる1丁目と、下々の者が跋扈する新開地2丁目の境界には、こんなもんが建ち上がってる。
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やがて佃堀に埋められた柱が掘り返され、この絵の向こうにお祭りの幟が翻り、誰でも知ってる広重の「佃の祭り」風景となっていく。
https://blog.goo.ne.jp/krsw888757/e/7bad7e6bbadb76b7781e11fdb86cc497

同じ町内2丁目とはいえ、地べた民だった頃は福沢さん×5は吹っ飛んで行ったんだけど、諸処の事情で住吉さんとは微妙な関係で睦は勿論のこと町会にも加わっていない縦長屋住民とすれば、誠に以て失礼ながら、上から見下ろすだけの「隣の祭り」になってしまった。ま、これが今の「都心回帰」の実体でありますから、良いも悪いもないでありましょう。

この季節、1丁目のもうひとつの大イベントといえば、こちらは毎年開催される「佃の念仏踊り」であります。去る金曜日から本日日曜日まで開催され、独特の踊り方があり、音楽もテープなんぞではなく生演奏、って「地域無形文化財」っぽさ漂い、実際に日本財団なんぞからも助成金が出てたようなローカルながら妙に知られたイベントでありました。
https://centraltokyo-tourism.com/spot/detail/801000034
これが、おお、もう11年も前のお話。
https://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2007-07-15
https://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2007-07-10

ありました、なんて過去形にしてるのは、これが今年はちょっと面倒なことになっていた。こちら。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000130982.html
町会のことなど全く判らなくなってしまった今、ましてやお隣の町のこととなれば、実際に何がどうなってこんな面倒なことになってるか、全く判らない。遙か錦糸町にお住まいの方に「大変なことになってるんですねぇ」と言われて始めて知った次第。いやはや。

で、所謂「盆踊り」初日の午後5時頃、いつもならば既にもうテープ流してオバQ音頭、ってこともなかろうが、そんなもんが前座のように舞われる子ども盆踊りはダラダラと始まってる筈の頃、1丁目を通ってみれば、こんな様子。
IMG_3763.JPG
おいおい、なんだこりゃ、ホントにやるのかぁ。腕章巻いたメディアが走りまわり、まるで盆踊りなんてやってないみたいないつもの夏の夕方っぽくその辺にいる1丁目住民にマイクを向けている。んで、例大祭のスター八角神輿が収まる住吉さん境内ではなく、町神輿が鎮座する大川端のかつての佃の渡し乗り場の横、向こうはやくぺん先生宅御用達の佃煮の田中屋さんなんかがあり、雀が群れ、冬にはじょびおくんなんかも姿を見せる藪の前で、かしこみかしこみ申していらっしゃる人々が。
IMG_3765.JPG
なんなんねんっ?

君子危うきに近寄らずと、知らんぷりして通り抜け、その後も今に至るまで、外の熱中症になりそうな暑さを理由に佃堀辺りまでも出向いておらず、その後はどーなったか知りません。メディア報道に拠れば、こんなことになってるらしい。
https://mainichi.jp/articles/20180714/k00/00m/040/042000c
上の写真の1時間後くらいのようだが、「踊ろうとする住民はいなかった」ってキャプションはオソロシーでんなぁ。

さても、最終日の本日はどうなっていることやら。明日のNY便のチェックインを済ませたら、ちょっくら地べたに下りて、眺めてきましょうかいね。…でも、暑くてイヤだなぁ、外出るの。

[追記]

日が暮れても暑くて、とても部屋から出る気がせず、スイマセン、結局、最終日の夜にどうなってるか、眺めに行きませんでしたぁ。来月の別団体盆踊りレポートを待てっ!

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