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モルゴーアが来られないならネットで聴こう [弦楽四重奏]

226アベ要請以降次々と演奏会がキャンセルになる我が業界、6月になってもまだ状況は変わらず。なんせ、御上が「いいですよ」と仰っても、翌日から「はいそうですか」と演奏出来るのは巣ごもりで練習が出来ている独奏弦楽器奏者くらいでしょう。ピアニストさんとかでも、ホールのピアノの調律などをしなければならないから直ぐ明日やります、って訳にはいかないでしょうからねぇ。

そんな中、6月のモルゴーアQの演奏会を中止にした福島の主催者さんが、その代わりにモルゴーアQ1月末の上野での定期演奏会をまるまるYouTube上に提供してくれています。これが告知記事。
https://www.minyu-net.com/event/culture/morgaua_quartet/
ここはヴィオラの小野さんが地元アマオケで指揮をなさっていたりして、毎年演奏会をやっているところのようです。大ホールは1000人規模、小ホールは200人で、この6月のモルゴーアQはどっちだったか判らないけど、小ホールでの予定なら大ホールに会場を変更して三密を避けた客席で遠く離れてステージ上に座ってカーターの2番をやる、なんてこの会社の社長なら喜んでやりそうだけど…ま、そういうわけにもいかないのでしょうなぁ。

上のページに演奏画面に行けるURLがありますので、そちらからどうぞ。小野富士さんがお喋りになってます。この映像、今のネット上に山のように流れる無料の音楽ソフトにあっても異彩を放っているのは、その演目であります。やくぺん先生は1月の定期、絶対に行くつもりだったのだが、なぜかこの月は(その後のコロナ禍でのお仕事激減を作文の女神様が予期してか)普段の三倍くらいの原稿が山積みになり、泣く泣く諦めざるを得なかった。なんせ、ラフマニノフの短い2楽章の弦楽四重奏のうちの第2番、それにタネーエフ3番、そしてメインがボロディンの誰も弾かないので有名な長い長い第1番、というとてつもない演目。「誰も弾かないには理由がある」を確認するための、人生に二度と無い希有な機会で、大いに悔やまれるところでありました。まさかまさか、こんな形で映像で確認出来るとは。

てなわけで、若者達のベートーヴェンを堪能なさった皆様は、お口直しにどうぞ。特にボロディンの1番は、ロシア団体だって弾かない幻の大作ですから、とても貴重な映像です。ううん、面倒だから、直接貼り付けちゃいましょうか。問題あったらゴメンです。
福島の主催者の皆様、どうして収録したか判らないこんな貴重な映像を提供して下さったモルゴーアQの皆様、ありがとうございますです。

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