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ホントの蔵出し秘蔵映像配信 [音楽業界]

月末締め切りの細かい原稿、電話での編集者との対応などはあるものの、基本はパソコン上だけでの作業で、なんだか自分の見えている世界がホントに狭い箱の向こうにしかないように感じられてきて、やっぱり居心地が悪い老人なのであーる。これに違和感を感じるかどうかで「現役」と「隠居」の越えられない壁が出来つつあるようなコロナ&ラマダン明けの梅雨の走りのような曇り空。嗚呼…

さても、そんなこんなで明日までに某主催者さんが配信している某創作オペラの全曲配信を眺めねばならなくなり、毎日の午後の日課となりつつあった「今日の期間限定ストリーミング」見物が出来ぬ。松本で字幕席から眺めて腰を抜かしたあのルパージュの《ファウストの劫罰》をメトに持って行ってやった映像が視られないのはとても残念。ま、細々と毎月の固定費お一部なりとを稼ぐ口があるだけでも有り難いと、頑張りましょ。

なんだかもう世界中に「喰えずに死んでしまうよりもコロナに罹った方が良い」という世論が出来つつあるとしか思えないこの数日、欧州も恐る恐る動き出しているようだが、北米東海岸はまだまだ慎重でんな。そんなところに、今朝、トロントのカナディアン・オペラ・カンパニーの広報さんから、こんなリリースが来ました。プレス限定情報ではないでしょうし、ひとりでも多くの方に知って欲しくてよこしたリリースでしょうから、貼り付けます。ほれ。
http://email.wordfly.com/view/?sid=NDIyXzE3MzI5Xzc5ODY5XzcxNTE&l=20089b07-9b9e-ea11-bd94-e61f134a8c87&utm_source=wordfly&utm_medium=email&utm_campaign=20-21VaultWeeklyE1-WiderPublic&utm_content=version_A

なんだかすごいことが書いてあって、そこをコピペすると、ほれ。

These archival recordings are industry tools and historical documents that record the technical and creative elements of a production, such as the precise execution of set changes, what props are used, and how cast members move on stage. These recordings, taken by a camera situated in the soundbooth at the back of R. Fraser Elliott Hall, allow these details to be recreated in future presentations of a production.

Ordinarily, these videos are never seen by the public — they are technical tools rather than streamed performances. But now, in collaboration with our theatrical unions and the productions’ artistic teams, we are making these archival videos available as a token of our appreciation for all the support we have received from you, our COC community.

つまり、「本来は公開されることがない、あくまでも資料用に収録された映像を、この異常なパンデミックお籠もり状態のトロント市民、はたまた世界の皆さんにも、特別に期間限定で公開いたします」ってことだそーな。ホントの秘蔵映像特別公開でんな。

というわけで、日本時間だと明後日28日昼過ぎまでの限定公開、カナディアン・オペラ・カンパニーの《アラベラ》をご覧あれ。
https://www.coc.ca/Vault?utm_source=wordfly&utm_medium=email&utm_campaign=20-21VaultWeeklyE1-WiderPublic&utm_content=version_A

個人的にはこのカンパニーでいちばん視たいのは、これまでやくぺん先生が接した中で音楽的にはいちばん充実していたパブロ・エラス=カサド様が指揮なさった《中国のニクソン》なんだけど…ま、無い物ねだりはいたしません。

※※※

ついでに、などど申したら叱られそうだけど、もうひとつ。欧州各地から「三密回避無観客ライヴ」の情報がこの数日次々と届いております。フィルハーモニー・ド・パリの広報さんからは、パリ時間の27日と28日午後8時半からでっかいホールで無観客ライヴやりますのでご覧あれ、という連絡が先週末に来ました。ちゃんと英語のPDFでのリリースまで来てますので、貼り付けておきます。出演者まで全部出てるしね。
https://newsletter.philharmoniedeparis.fr/doc/KVxvzyNS.pdf

以上、本日の期間限定配信ご案内でしたぁ。なんか、このところこんなんばっかりだなぁ。

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