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悪いこととか良いこととか [音楽業界]

今年で16回目、すっかり恒例となった東京文化会館小ホールでの「ベートーヴェン中期後期名曲選」が古典Qの作品135で終わり
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某ホールのチーフプロデューサーさんと来年もまだまだ大変そうですねぇ、などと話しながら上野の山をダラダラ下り、すっかり人の姿も消えたアメ横を眺めながら地下鉄で八丁堀へ。冷たい師走最後の風に吹かれつつ、大川上流に天樹が新年を迎えるライトアップ
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反対側には東京タワーの先っぽを眺め、大川端縦長屋に戻って参りましたです。今年もあと数十分、だそうな。なんか阪田さんがリストのコンチェルトをテレビ画面でやってるぞ。

そんな大晦日カウントダウン前のひととき、慌てて記すのは、ちょっと残念な話と安心する話。どっちも当無責任私設電子壁新聞が伝える話ですので、そんなもんかと思ってお聞きあれ。

まずは残念な話から。来月16日、パリはシテ・ド・ラ・ムジークのアンフィシアターで開催されることになっているクァルテット・ビエンナーレの国際若手弦楽四重奏団オーディション、今回で4回目かな、にして初めて遙々日本から参加予定だったクァルテット・インテグラですけど
https://philharmoniedeparis.fr/en/activity/musique-de-chambre/23042-audition-internationale-de-quatuors-cordes
先程、ベートーヴェン撰集で、《ラズモフスキー》全曲でいきなり3番打者メイジャーデビューみたいな大任を果たした後、ちょっと立ち話をいたしました。うううむ、やはりというか、しかたないというか、参加を見合わせることにしたそうです。とても残念ですが、そもそも上のリストに挙がっている聴いて貰うべき世界各国の主催者やプロデューサー、フェスティバル・ディレクターなんぞがちゃんとパリに集まるか判らないし、なによりもこれから先のある若者です、妙な病気など拾ってきたら冗談にもならぬ。賢明な決断と言えましょう。秋のミュンヘンがまともな闘いが出来る状況であることを祈るしかないですな。

で、ちょっと安心な話。当電子壁新聞でもお伝えしましたように、由布院町の賢人小林道夫先生は「90肩」で去る24日の50回目の《ゴルドベルク変奏曲》演奏会をキャンセルせねばならなかったわけであります。その後、どうやらしっかりお休みになられ、元気になられたそうで、ご本人は来月末の大分での演奏会はやりたいと仰ってるとのこと。
https://emo.or.jp/event/3306/
無論、数日前にはマイナス6度を記録した温泉県盆地ですから、4週間先のこととなると、まだまだなんとも安心できるわけではありません。とはいえ、ちょっと期待はして待ちたいものでありまする。やくぺん先生も、明後日に大分入りしたら、パリから帰国後の隔離生活が予定され諦めてたチケットを慌てて買いに行かねば。

何を言おうがもうすぐ新年。頑張って、なんとか生き延びましょ。

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