SSブログ

如月は九州ローカル [音楽業界]

2022年新年早々に温泉県オフィスに逗留、昨日、書評原稿をやっていた対象の書籍を手持ちできちんと所有団体に返さねばならないのでプチプチにグルグル巻きにして背負子に詰め、標高500メートルの盆地から早朝の列車で別府湾まで下り、半島先っぽの空港からパンデミック再来でガラガラのジェット★さんで猛烈な偏西風に吹かれマッハの速さで東進、いつになったらそっちに連れてってくれるんだという親父とお袋の墓を眺めながら、晴れ渡った冬の関東地方は千葉空港に到着。京成電車で日暮里まで行き、谷中墓地を抜けて某図書館に到着。無事に3キロ弱のハードカバーを返却し…

てなわけで、新帝都滞在5日間、その間に出来るだけたくさんのコンサートに通っておかねばと思うも、予定していた明日日曜日の某自治体が関わる演奏会はコロナで地域外の人は来ちゃダメとのこと。火曜日に予定していた演奏会は、どうやら売り止めになってしまったようで、結局コンサートは3つのみとなってしまった…というべきか、3つも行くんかぁ、と呆れられるか。早速「都会に出てきた田舎の人」モードに突入している新年初ライヴコンサート前の朝なのであーる。

やくぺん先生ったら、今年は諸事情で税金業務は税理士さんに任せることにしたんで、すっかりノンビリ気分になった寒いさむぅい如月は温泉県盆地に籠もってしまおうか、とも思ったわけだが、流石にまだ完全隠居というわけにもいかず、せっかくだから地元ローカルで眺めておくべきものを眺めておこうか。んで、2月の大きな日程は以下の2つ。

★日本フィル九州ツアー
お馴染みの知る人ぞ知る、今や唯一生き残った「闘う市民オーケストラ日本フィル」面目躍如の、行政などに頼らぬ地元有志主催者による年に一度の国内ツアーであります。
https://japanphil.or.jp/community/kyushu
せっかく温泉県にオフィスを構えたのだから、今年は全部追いかけてやろうかと思ったんだけどぉ、どうしてもライヴで体を出さねばならない年度末の集まりが新帝都であり、全部追いかけるのは無理。シンカンセンでズタズタになる前の長崎から佐賀にかけてをノンビリまわってみるのは日程的にどうしても無理で、現状、北九州、佐賀、熊本、それに大分と唐津には顔を出せるかなぁ、という感じ。

それよりもなによりも、インキネン御大がどうなるのか。ま、今日にでも情報が拾えるでありましょう。ううううむ…

追記:日本フィル2月九州ツアー、日程は発表の予定どおりに開催されるとのこと。指揮者に関しましては、1月17日に日本フィル公式ホームページで発表があるとのことです。しばしお待ち下さいませ。

★大分文化財団レジデント・アーティスト企画
これもこちらをご覧あれ。
https://emo.or.jp/event/3866/
レジデント企画というのは各地であれこれやってるものの、これは一体どういうものなのやら、正直、どういう特徴があるのか、案内を眺めても良く判りません。

このような地域レジデンシィ、日本に「アウトリーチ」という言葉が入って使われ始めた前世紀90年代初め頃に自治省系の「地域創造」がいろいろ始め、やくぺん先生などがそれなりに実情を知っているものとしては富山県は入善のコスモホールが恐らくは日本で初の「ショートタイム・レジデンス」の実践をエクで行い出した。その後、まああちこちでやるようになり、大分県としても別府のアルゲリッチ音楽祭がある時期から「レジデンシィ」という言葉を使うようになっている。

今回の大分市内での試みはどういうもんなのか、記事に出来るかはともかく、せっかく山の向こうの鉄道で1時間下った県庁所在地なんだから、連日見物に行くことが果たしてやれるのか、って実験を含め、通ってみることにしましょか。なんせ天才コンマス水谷君の登場、かつていわきのヴィルタスQでも地域アウトリーチの経験がある方ですから、これは見逃すわけにはいかんでしょ。

そろそろ里では梅も咲き始めるとはいえ盆地は極寒が続く2月、ご隠居やくぺん爺さん、どういう生活になるのやら。

nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 1

Yakupen

日本フィルのリリース、出ました。
https://japanphil.or.jp/orchestra/news/24930
by Yakupen (2022-01-17 20:04) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。