SSブログ

旧正月限定:フィラデルフィアから謹賀新年 [演奏家]

コロナ前くらいからジワジワと立ち上がり始めていた大陸の情報の壁が、この数年でがっちり固まったとはいえ、それでも14億の数は侮れず、昨日くらいからメールやFacebook上には「兎年新年御目出度う」が溢れる春節元旦の朝、新帝都は真冬のガッツリ晴れた空、皆々様、初日の出を如何にお迎えでありましたでございましょうかぁ。

そんなところに、意外にも西の大陸ではなく遙か太平の海越え、ロッキー山脈どころかアパラチア山脈さえ越えた大西洋岸、河原の空港脇ではミサゴ君がせっせと造られるかつての巨大工業都市フィラデルフィアから、こんな謹賀新年お年玉が届きました。

ここから行けるのかな。
https://www.facebook.com/pcmsconcerts/videos/876828023651320
これが曲目解説。有り難いですねぇ、こういうの。
https://www.pcmsconcerts.org/wp-content/uploads/2023/01/012023_Man_Huang_ProgramNotes.pdf?fbclid=IwAR34K4zRCAIc-8Z0SDFVtX0OhPZvLnsLeiuO8W97urjAHfHDXkxHmr6io4g

20世紀最後の10年半ばくらいのミュンヘンARDヴィオラで優勝(かな?まだポッペンの大改革前だから、優勝じゃなく最高位だったかしら)、ボロメオQメンバーとして日本各地でツアーも行ったハン・シンユンが奏でるリゲティのハンガリー草原の歌、まるで遙かロシアを越えた大陸東の響きのように旧正月を祝って下さいます。って、まだフィラデルフィアは大晦日だけどさ。

今やシカゴ響を筆頭に北米オーケストラは「アメリカン・アジアン管弦楽団」と皮肉を言われるくらい中国系奏者で溢れてる。21世紀の0年代終わりくらいから行われていたNYPの「旧正月コンサート」もすっかり年間プログラムに収まる定番イベントになってしまい、ロン・ユー先生はマンハッタンでは著名指揮者のひとりでありまする。今年は1月末みたい。ほれ。
https://nyphil.org/concerts-tickets/2223/lunar-new-year

シンユンは台湾だけど、ブレンターノQのヴィオラ氏を旦那さんにしてからボストンからマンハッタンに移り(後任が元淵さんだったわけですな)、もうお子さんも大学生くらいにはなったんじゃないか。数年前からまた活発な活動をなさっていて、昨年は上野にコンクールの審査員さんとしてやってきて、スタッフとして一緒にツアーしたうちのお嫁ちゃまと久々の再会でコロナ禍構わずハグハグなさってたりして。

この映像、ニッポン&半島南時間の春節元旦午前10時前の段階でライヴで流れてますけど、旧正月連休中は無料配信されているとのこと。いよっ、太っ腹だぜフィラデルフィア室内楽協会だぴょん!

昨日の上野公園はこんなイベントも開催されており
DSC_7298.jpg
https://meiweisichuan.jp/ueno2023
今日明日は銀座も大賑わいかな。遙か温泉県盆地観光地も人で溢れてそうな寒い新春。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。