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統営国際音楽祭2023 [音楽業界]

統営2023のプログラム、出てました。別のことを調べていて出くわした。期間は半島の先っぽ統営に桜咲き乱れる3月31日から4月9日。英語の案内はこちら。
https://www.timf.org/en/sub/timf/notice.asp?mode=view&bid=4&idx=1650

アーティスト・イン・レジデンスはカヴァコス、登場スターとしてはマティアス・ゲルネが日本の皆様にも関心があるかな。やくぺん先生的には、2月の香港芸術節を諦めたエスメQが4月2日に出るんだけど、うううむ、またリゲティの1番かぁ。ううううむ…

レジデント作曲家はオンドレ・アダメックで、アンサンブル・モデルンなんぞが来て作品をやりますね。それより面白そうと言っては悪いけど、ハリー・パーチ・アサンブルという打楽器合奏団だかが来て、パーチ作品をごっそりやってくれる。なんせ、普通の音階ではない楽器が必要な作曲家さんですから、こういう専門家じゃないとなかなかやれないでしょうし。あと、メインの統営祝祭管を率いる指揮者はダヴィッド・ロバートソン御大ですな。

で、フェステイバルとしての最大の売り物は、最終日のカヴァコス独奏でウンスク・チン監督のヴァイオリン協奏曲第2番が韓国初演されることかしらね。あ、この音楽祭のもうひとつのウリの現代室内オペラは、ミシェル・ファン・デア・アーの《水の書》なる「俳優と弦楽四重奏とフィルムのための音楽劇」ですな。これ、エスメQがピットだか、弦楽四重奏パートを担当します。統営の前に香港で同じチームでやってツアーしてるみたいです。
https://www.boosey.com/cr/music/Michel-van-der-Aa-The-Book-of-Water/108149

さても、さあどーする、って感じですねぇ。2日のエスメから4日のアー作品まで、ってのが妥当かなぁ。とはいえ、統営はディレクターが代わって知ってる人がいなくなっちゃったから、メール一本、ってわけにもいかんし。

なにはともあれ、我が温泉県盆地オフィスからすれば物理的な距離にして別府アルゲリッチの次に近い大規模国際音楽祭ですから、知らんぷりもできん。なんせイースター開けの《中国のニクソン》三連発ツアーが、余りの航空券の高さでちょっと試算しただけでも頭抱える程の大赤字になりそう(ってか、直接の商売になるもんが全く無い)で、いくら墓に持っていく金などいらないと開き直れる隠居爺としてもどーしよーか未だに迷ってる状況、玄界灘越えた伊都國の対岸たる統営張り付きの方がよっぽどお安い「欧州最前線ゲンダイ音楽祭」だもんね。うううむ…

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