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瓜は天下のまわりもの [ゆふいんだより]

音楽祭が終わって以降、溜まりに溜まった雑用を処理しつつ、7月にはたった1本しかなかったギャラが入る原稿を必死にやっていて(なんと金にならぬボランティア仕事で公報原稿、自分やら他人様の相談事や秘書仕事、インチキカメラマン、はたまたラジオ出演などなどでアホみたいに忙しかった先月、収入は過去最低だったコロナ禍2020年11月よりも少ないであいましょう…お金になる仕事くださいっ!)、今に至ってしまいましたです。ここ温泉県盆地は巷で報道されているような酷暑とはちょっと違い、毎度ながらの湿っぽさながら「晴れときどき曇りときどき雨」という一年変わらぬ山の天気。日が射す午後ともなれば、「夏だから暑いよね」ってくらいには暑いけど、朝夕は窓を開け放てばそれなりに生きていける環境。淡々と日を過ごしていた次第。

さても、3週間というもしかしたら過去最長の盆地オフィス滞在も今日まで、明日朝には駅前バスセンターから観光カップル満載のバスに乗り、九重連山から阿蘇外輪山越えて熊本空港に至り、盆地と由布岳の上を跨ぎ瀬戸内海を眺めながら伊丹空港に到達。空港から直ぐの某所でマイ・ハートQを聴いて、深夜前には関空対岸ホテルに素泊まり。明後日には遙か南はシンガポール島に向かうのでありまするがぁ…

ここ温泉県盆地から伊丹空港近くの某所までの道中、機内持ち込み10㎏という制限があるANAダッシュ8くんに3.66㎏の大荷物を抱えて乗り込まねばならんという苦行が待っておるのであーる。その荷物とは、これじゃこれじゃ。
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見ての通り、夏の果物の大様(なのか?)たる西瓜と、マスクメロンの前に今や商品としては絶滅危惧種たるプリンスメロン、図体のデカさでは比類無き瓜たちなのであーる。

コロナ禍に一念発起、ちょっと早めに隠居場に引っ込むと決意し仕事場を構えたここ温泉県盆地、田舎だけあって新帝都の伝統路地長屋やら縦長屋暮らしから考えれば無駄なほどの空間だけは存在し、夏ともなれば雑草まみれになってしまう充分以上の広さの家庭菜園、ってか、畑がついておる。農作業などシロート以前の上に、生活のためには年中この地に居付いているわけにもいかんやくぺん先生、遙か100キロも離れた伊都國で農業を営みお菓子屋さんをやっている知人のスーパー庭師様に頭を下げ、月に一度、畑の面倒をみていただいておるのでありまする。

んで、結果として、この春から夏はどういう按配か知らぬが、アスパラは壊滅、大蒜はそれなり、馬鈴薯も長雨でダメかと思ったがまあ家庭内消費程度。そして盛夏至り、畑にはあれよあれよとニョロニョロ蔓が這い出し、ポコスコと東西両瓜類が転がり始めてしまったのであったぁ。
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そしてぇ、音楽祭の頃からメロンという名の瓜が収穫され始め、そして本日、西瓜も収穫に至った次第。

まだ畑に収穫されずに残っている若い奴も含めると、プリンスメロンは総計12玉、小玉西瓜は6玉
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ただ植えて放置しただけのシロート菜園とすれば大豊作といえよう、いぇい!

さても、問題はここからなのであーる。この瓜類、どーするんねんっ?とても喰える数ではないぞぉ!

というわけで、先週来、我がオフィスを訪れる方、やくぺん先生が用事で遇う方は、恐怖の瓜押しつけられ地獄がはじまったのであった。なんせお店で売ってるプロの製品ではないのだから、とても喰えないようなものだったら広い心で笑って済ませてくださる方々に貰っていただくしかないのじゃ。

というわけで、以下、小さくカットされて冷凍庫の中で保管されたもの及び味見を兼ねて喰らってしまったもの、はたまたまだ畑に転がっている小さいものを除いた瓜達の行方を列挙するとぉ…

★プリンスメロン
第1号:ゆふいん音楽祭取材に来られた某弦楽器専門誌編集者様
第2号:九響定期《サロメ》で分割され面倒なパートを見事にお弾きになられた新婚チェリスト様
第3号:去る連休にやくぺん先生オフィスへの田舎道入口にオープンした古民家カフェの若旦那
第4号:ゆふいん子供音楽祭スタッフの元観光協会事務局(かな?)夫人
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第5号:前別府アルゲリッチ音楽祭広報M.Mさん
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第6号:明日、関西某所へ

★小玉西瓜
第1号:古民家カフェの若奥様
第2号:明日、関西某所へ

ってなことになった次第。ちなみに、こども音楽祭夫人に拠れば、「今は流行らないけど、このタイプのメロン、ここでは売ってますよ」とのこと。へええええ…

往く夏に 瓜は盆地の まわりもの

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