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フィルハーモニー・ド・パリの五輪文化プログラム [ご当地五輪への道]

まさか、もう二度と用いることはないと思っていたカテゴリーを、ほとんどやけくそで使うのじゃ。

ニッポン列島にお住まいになられる日本語文化圏の皆々様におきましては、一部のスポーツ関係者以外は殆ど関心がないであろう「2024巴里五輪」でありまするが、すくなくともやくぺん先生が昨年の秋の終わりにウロウロしていた頃は、まあああったく盛り上がっておりませんでしたです。もの凄く地味なトートバッグをぶら下げたおねーさんをひとり地下鉄で見かけたのと、あとは宿から運河のボートで出かける巨大ショッピングセンターでセールス品で山積みになってた五輪タイアップ商品の大衆向けパスタがあったくらい。これじゃ。
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うううむ、地味じゃのぉ。今時、関西や博多小倉のJR西日本管内などで見かける謎の万博生命体なんぞのようなマスコット、というか、キャラクターみたいなもんに相当するものも、巴里では全く見かけなかったわい。ちなみに、これまたニッポン語文化圏の人はだーれも知らないだろう2030釜山万博に向けたキャンペーンで、釜山金海空港ロビーにはもうこんなキャラクターがアピールしているし(ってか、これじゃキャラクターってか、まんまやねん!)
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こういう20世紀型巨大国家イベントらしい盛り上げがあるもんじゃが、少なくとも工事はいろいろやってるドゴール空港から北駅辺りでも、フィルハーモニー・ド・パリがある会場からそれほど遠くないパリ市内北東の貧民居住地域でも、それらしきものは一切目にしませんでした。

んで、パリ原住民は殆ど誰も感心がなさそうなこのイベント、数日前に、やっとというか、なんとも驚くべきにというか、フィルハーモニー・ド・パリ広報さんからこんなもんが送られて来たでありますよ。ほれ。
DP Olympiade Culturelle Philharmonie.pdf
「フィルハーモニー・ド・パリの五輪文化プログラム」冊子でありまする。

へええ、ってパラパラと眺めて見るんじゃが…うううむ、なんというべきか、いかにも2024年の巴里っぽい「多様性」の世界が広がっていて、都内にある東京都とニッポン国のふたつの劇場が五輪記念で《マイスタージンガー》の同じプロダクションを出す、なんて爆笑ものの茶番劇やられるよりはまだいいものの、ああそうなんですかぁ、そうなんですねぇ、としか言いようがない出し物でんなぁ。

一部のプログラムはイースターの頃から始まるようです。まかり間違って関心のある方は、いらしてみてくださいな。

巴里五輪、確かスポーツイベントの本番はこの夏のゆふいん音楽祭とバッティングする日程じゃなかったっけか。よー知らんけど。

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