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ゆふいん音楽祭2020中止 [ゆふいん音楽祭]

イースター休日最終日の月曜の朝、流石にこのパンデミックの世界とあってあちこちからの連絡もほぼ皆無な中に、残念な連絡がありました。

今年、7月24日に開催されることが予定されておりました「ゆふいん音楽祭2020」が、コロナヴィルス流行のため、中止となりました。

なお、参加予定だった音楽家の皆様や地元スタッフの皆様は、お元気だそうです。ほぼ10年ぶりの夏の音楽祭復帰予定だった小林道夫先生も、8月の終わりまで仕事がなくなってしまったとぼやきながら日々ご自宅で練習に励んでいらっしゃるそうであります。大分の医療関係者の元実行委員長夫人も、お元気でいらっしゃるとのこと。

現在のパンデミック、そろそろゆふいんの観光以外のセクションにも影響を与え始めており、資材の調達見通しが立たなくなり、建て替え中の新公民館の竣工予定が未定になったそうであります。来年春の新オープンには、道夫先生以下音楽祭のスタッフ関係者がオープニングイベントにも関わる予定だったそうですが、先行きが判らないとのことです。

ま、恐らく、今回の事態でイベントとしてなくなっても最も経済的な被害を被る人は最も少ないであろう音楽祭のひとつたるゆふいん音楽祭、また静かな盆地の夏が来るまで、ちょっと待つことにいたしましょう。これ、このパンデミック騒動が始まった頃、佐賀空港へと高度を下げていく機内から眺めた由布岳と盆地の姿。なんだか、もう戻ってこない大昔のことのようだなぁ…
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せっかくですから、ゆふいん音楽祭がレギュラーフル開催時代の中核ボランティアメンバーさんだったNさんが、数日前に大分のご自宅から眺めたという春の由布岳の近影をお借りして、みんな元気です、というご連絡。ハッピー・イースター。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1790955537710969&set=pcb.1790951547711368&type=3&theater

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復活祭なので受難曲を聴こう! [現代音楽]

パンデミック下のイースターの日曜日、皆様、教会など行かずにちゃんとお宅でお過ごしになられましたでしょうか?

さても、そんな午後に、時間を潰す最適の作業と言えば、今更ながらにながあああああい受難曲をじっくり聴くことではありませぬか。もう聖金曜日は過ぎちゃったんで、《パルシファル》はタイミングを逸しているとしても、まだ今日の良き日を暗示する受難曲なら許される…かしら。

去る金曜日の日本時間深夜にライプツィヒからの《ヨハネ受難曲2020》をライヴで視聴させていただいて以来、もの凄く気になっていた受難曲がひとつあるので、午後からじっくりとそいつを聴いてやろうではないか。と、CDを引っ張り出し、あらためて全部ラテン語というちょっと変わったリブレットを眺め、昨今はいろんな映像付きもあるからまさかどんなんかあるなか、とGoogleさんに動画があるかどうかを尋ねてみたら、あらまぁ、こんなとんでもないものが。
先頃お亡くなりになったペンデレツキ御大の出世作、《ルカ受難曲》の総譜付き全曲録音であります!こんなものが無料で眺められるなんて、驚くべき世界になったものでありますなあ。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2020-03-29
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2019-07-23
てなわけで、驚愕しつつ狂喜乱舞、今、全曲を拝聴させていただきましたです。無論、猛烈にダイナミックスの幅の大きな作品だけにとてもじゃないが収まりきれないし、総譜も細かい音符や歌詞は潰れていてきっちり拾えないけど、耳で聴いているだけではどうなってるか絶対に判らない部分がいろいろ絵面で見えるわけですから、こんなに有り難いことはありませぬ。何を隠そう、恥ずかしながら、やくぺん先生ったらこんな著名な作品ながら楽譜付きで聴くのは始めてて、へえええええ、そーなってたのかぁ、と思うところばかりでありましたです。

ペンデレツキ御大という方、やくぺん先生なんぞの隠居初心者くらいの世代とすると、もう「前衛の頃は凄かったけど、今はすっかり丸くなってしまって…」という頃からしかライヴでのお姿は知らない存在。個人的には、プエルトリコのカザルス音楽祭の監督を90年代になさってて、短パンはいて凄く派手な奥さん連れて、ってお姿とか、第3弦楽四重奏曲世界初演をワルシャワで上海Qが練習から作曲家立ち会いのGPから世界初演までべったり眺めていたときの「凄く偉い人」みたいな様子とか
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2008-11-23
あとは、新ロマン主義としか言い様がない作風になった自作のコンチェルトを1曲くらいやって、他は古典名曲を振ってる指揮者姿とか…。

だから、この出世作は1966年の作品なのだ、とあらためて思いつつ久しぶりに全部がっつり聴き、最後の最後の和音が前衛の時代にどれほど衝撃的に響いたかを想像するに(なんせ、例えばツィンマーマンの《兵士たち》が初演されて2年後ですからねぇ)…なるほど、晩年の作風って、なるようにしてなったわけね、とあらためて思ったりして。

どうしてルカのテキストを用いたのか(ヨハネからテキストに持ち込んだ部分を含め)、なんでラテン語にしたのか(無論、西ドイツからの委嘱だった、というのはあるんでしょうが)、実質《スタバート・マーテル》がクライマックスに来るような構成にしたのはどうしてなのか、などなど、いろいろと判らんことだらけの曲ではあるものの、やっぱりこの合唱は力があるなぁ。昨年の秋、ソウルで御大が自ら指揮するというのに行けなかったのは一生の不覚…って、あれ、やったのかしら?

それはそれとして、なんで本日、この曲をあらためてガッツリ聴こうと思ったか、勿論、ペンデレツキ氏追悼という意味もあるにせよ、もうひとつは、かの聖金曜日の晩の《ヨハネ2020》でありました。

あのネット上での世界に向けた放送、ぶっちゃけ、やくぺん先生とすれば「現代音楽」カテゴリーで話をしても良いと思った。その理由は、《ヨハネ》の最大の特徴たる民衆の怒号の合唱部分を打楽器ひとりがじゃんじゃら叩いて表現するとこにあった。で、あれを聴きながら、「あれぇ、これって…」と感じざるを得なかったわけですよ。あのパンデミック下の《ヨハネ》、打楽器さんもテノールさんも、というか、編曲を担当した方というべきか、20世紀後半の前衛が生んだ受難曲がどれだけあるか知らぬが、唯一生き残ってるこのペンデレツキの響きが、絶対に脳内に響いてるじゃろ、ってね。

どのようにお感じになったかは皆様のご自由でありまするが、正にこれこそが「クラシック音楽」。過去に書かれた文献を前提にした新しい創作、再創作が基本のアーツの、王道のあり方だわなぁ。

受難曲は、しっかりこの21世紀のパンデミックの世界にも生きている。2000年前のイェルサレムだけじゃなくて、20世紀の世界も引っ張りながら。

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ライプツィッヒの《ヨハネ受難曲》2020ヴァージョン [演奏家]

案外、カテゴリー分類が難しいなぁ。まさか「現代音楽」じゃないし。

昨晩日本時間の午後10時、現地時間の午後3時から、ライプツィヒの聖トーマス教会からの「無観衆ライヴ」で、バッハの《ヨハネ受難曲》が世界に無料で配信されました。プラットフォームは欧州大陸のオペラやらクラシック映像配信でお馴染みのarteです。まだ3ヶ月は視られます(それまでにこのパンデミック騒動が収まるや…)。こちら。
https://www.arte.tv/de/videos/097176-000-A/johannes-passion-aus-der-leipziger-thomaskirche/

これがどういうものなのか、聖金曜日の昼にバッハがこの作品を作った教会で演奏するのはどういう意味なのか、判ってる人には判ってることでしょうから、当電子壁新聞を立ち読みなさってる皆様にはくだくだしく記しません。いくらでも調べられるでしょうから、ご自由にどうぞ、なんせ非常事態宣言が出てるニッポン国民は、医療やインフラ維持のお仕事をなさってる方を除けば、みんな暇でしょうし。

で、この配信、昨晩、ライヴで見物させていただき、大いに吃驚しました。ひとことで言っちゃえば、「今年はこういう状況で人も教会に集まれないし、音楽家たちのことを考えれば唾液が飛ぶような合唱や管楽器を集めるわけにもいかない。とはいえ聖金曜日に受難曲をやらないわけにもいかない。カントール先生、どうしましょうか」って教会の偉い人が頭抱えてやってきたら、大バッハはガサゴソと前に書いた楽譜引っ張り出してきて、こういうことをやったんじゃないかしら。正にこれこそが、300年昔にバッハがこの教会でやってた本来のお仕事の極めて真っ当なあり方なんだろーなー、って。

なにせ1時間半の全体が、上のURLをペトっと押せばこの瞬間に全部眺められるので、どういうものか、どういうキャストか、説明はしません。本気で関心のある方はご覧になってくだされば判る。後の自分のメモとして最低限の事を思い出すままに列挙しておくと…

※冒頭と最後に、合唱が教会の中で歌う受難のモテットが置かれる。バッハの曲じゃありません。

※基本的に《ヨハネ受難曲》の第1曲から第40曲までを全て演奏する。ヨハネ福音書のパートは全部ちゃんとやります。なお、第7、13、15、20 、24曲はカット(きっちり楽譜眺めながら聴いたんじゃないんで、本気の人はちゃんと調べてね)。え、って曲をカットしてるでしょ。十字架を引っ張り歩くイエスの足取りを描く冒頭、それに被さる大合唱という映画「パッション」まんまの《ヨハネ》を期待していると、頭の大合唱を真ん中のテノールさんが打楽器伴奏でソプラノパートだけ歌ってるので仰天するでしょうが、「ああ、こういうものか」と思えれば、あとは特に問題はありまません。

※演奏者は、教会の真ん中に、エヴァンジェリスト以下全ての登場人物をひとりで担当するテノール、トラヴェルソからガンバから独奏ヴァイオリンから全ての器楽を担当する打楽器奏者、それにチェンバロとオルガンで通奏低音からなにからやる鍵盤奏者さん(この方はタブレットでした)。この三人がメイン。
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教会内の離れたところにヴォーカル四重唱と指揮者さん。それに、教会の表のバッハ像のところにヴァイオリン奏者がひとり。オンラインでテロップにあるトーマス教会の児童合唱以下、世界の複数の合唱&合奏団が参加。
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※裁判の場面でイエスを十字架にかけろと叫ぶ狂ったような民の声の合唱の曲は、テノールのレシタティーヴォというか、呟きというか、無言の演技というか、と打楽器奏者が担当。どんな風になってるか手っ取り早く知りたければ、イエスがピラトの前に引っ張り出されてる40分くらいからをご覧あれ。教会やネットワークの向こうに控えている合唱団は、そういう荒場には参加しない。《ヨハネ》締めくくりの大合唱たる第39曲の処理は、どうやっているか敢えて記しません。もの凄く効果的です。最後のコラールは、なんと打楽器と鍵盤さんも楽器を捨てる三重唱。

※ネットで世界各地から加わる合唱団は、基本はコラール部分。担当が決めてあったようです。
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以上、なんかこんな説明しても、直ぐに映像が見られるんだからアホらしい気もするから、こんなものでお許しを。

思えばこのパンデミック騒動が始まり、226総理要請でニッポン列島からコンサートやオペラの舞台が消え、3月に入るやネットでの生中継が巨大オペラハウスやメイジャーオーケストラから個人まであれやこれや大盛況となり、はたまたZoomという新たなツールが救世主のように出現したかと思ったら危険だから使うなというお達しが出る、ホントに怒濤の数週間。そんないろんな試みがそれなりの形を取り、こういう形で人々があちこちからライプツィヒに集い、弾いたり歌ったり、はたまた画面のこっちで一緒に声を挙げたりと、「アート」をよりしろにした集まりがあり得た。

こんなしょーもないわしらの世界だけど、もしかしたら、まだ諦める必要はないかも。とにもかくにも、Happy Easter!

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聖金曜日だから《パルシファル》を視よう [音楽業界]

まだ朝夕は肌寒いとはいえ、うらうらとした春の風が吹き抜ける「非常事態宣言」3日目の荒川放水路東の新開地、天からドバでもほーほーさんでもない真白き鳩さんが舞い降りる(のか?)聖金曜日の朝でありまする。

この世界パンデミック騒動が、最初はアジア系遺伝子だけが罹るんだろ、って高見の見物をしていた欧州などキリスト教文化圏に飛び火し始めた頃、外出禁止例を頂点とする非常措置はいくらなんでもイースター休暇明けには解けて、そこからは夏のフェスティバルや来シーズンに向けての準備は出来るようになるだろうとなんとなくみんな思っていたのは遙かな昔。今や、今年は秋シーズンまでダメ、予備審査をイースター明けから始めねばならない大規模国際コンクールや仕込みに半年以上かかる大規模な舞台は、秋以降のシーズンもダメかもしれないねぇ、という空気が漂い始めるイエス昇天の朝でありまする。ちなみにイースター休暇(ってもなぁ…)真っ最中の本日、リンカーンセンターからは「夏のモストリー・モーツァルト音楽祭は今年は中止します」という連絡が来ました。イースター明けくらいに次々とこういう連絡が来るだろうと思っていたけど、ま、今は季節が滅茶苦茶になってるのかな。

2020年の世界がどうなっているにせよ、春はやってきて今日はイエス様がアホなニンゲンのかわりに死の苦しみを味わってくださった記念日でありまする。ここぞとばかりに世界中の合唱団やオーケストラが無料ライヴをネット放送してくださるでしょうから、おうちで受難曲をお聴きになるのがいちばんよろしいのでありましょう。こちらが決定版ですな、なにせライプツィヒの聖トーマス教会からです。コラールを一緒に歌ってくれ、とのこと。
https://www.arte.tv/de/videos/097176-000-A/johannes-passion-aus-der-leipziger-thomaskirche/

なにしろ、人類史上こんなに暇してる人がたくさんいる聖金曜日は過去に無かったでありましょうから、《ヨハネ》が始まるまで待つなら、やっぱり《パルシファル》ってことになろーぞ。

てなわけで、世界の主要歌劇場、こぞって本日からイースター週末にかけて《パルシファル》舞台収録の無料送信をやってくださってます。総まとめをやらかすかぁ、と勢い込んだら、先月のびわ湖《神々の黄昏》でtwitter上での勝手連解説を敢行なさり絶賛を博した日本でも数少ない現代欧州のオペラ劇場最先端演出研究家「オペラ表象分析」専門家の中央大学経済学部准教授M先生が、ご自身のブログで既に纏めてくださっておりました。流石、専門家ですな。まんま、貼り付けます。ご苦労様です、ありがとうございますです。
https://84679040.at.webry.info/202004/article_4.html

この一覧を眺めて興味深いのは、「欧州劇場でのオペラライブ上演のきちんとした収録がいつ頃から始まっているのか」が良く判ることですね。今やDVD初期にお馴染みだった演出家さんの名前などなく、アムステルダムの御大が長老格かぁ。今や世界で唯一1950年代くらいの伝統様式を伝える舞台で世界中の保守的ヴァーグナー愛好家さんが争奪戦を繰り広げるというマンハイムの舞台とか、是非ともこの機会に出してきて欲しいものであります(追記:なんと、夕方過ぎに、そのマンハイムのヴィオラ奏者の方からの情報で、「パルシファル2020」というドキュメンタリーが暫くストリーミングされあます。この60年やってる演出についてひたすら関係者が喋るだけ、という凄くストイック名映像で、舞台は一切ありません!https://www.nationaltheater-mannheim.de/凄い世界になったものだぁ!)。また、なによりも、初台の劇場がオープン以来、片手に数える程の世界のオペラ界への貢献として賞賛されるべきかの《仏教パルシファル》を世界に示す最高のチャンスだと思うのだけどなぁ。

《ヨハネ受難曲》だろうが《パルシファル》だろうが、そんな悠長なもんはいかな暇とはいえ眺めていられない、という気の短い方の為には、イースターらしく、こちらをどうぞ。このコロナ禍の中、毎日、ご自宅から自作のカバーを一曲づつYouTubeで世界に向け歌っているというポール・サイモン氏の、《アメリカの歌》です。
https://www.youtube.com/watch?v=wVYPVvS-mI4
お判りのように、ライプツィヒのライブでも一緒に歌ってくれということになるのであろう、《ヨハネ受難曲》にもちょろっと出てくる《マタイ受難曲》コラール「ちしおみたたーるぅ」を下敷きにした音楽。鳥の声の中でのライヴは、今年のイースターに相応しいかな。

このときがあけたら、新しい時代がやってくる…のでしょう。亡くなった方が戻らないように、2019年末までの世界は、もう戻らない。それがどんな世界かわからないけど…

[追記]

結局、午後2時前から日暮れ頃まで、メトの《パルシファル》を見物しました。メトのヴィオラ奏者さんが先週だかにコロナで亡くなったとのことで、その追悼という気持ちもありまして。その方が乗っていたかは判らないです。

意外にも引きが多い映像で、やくぺん先生がメトでお馴染みのファミリーサークル下手側から見下ろしたような絵面もかなりあり、なんか、懐かしいなぁ、という感じ。尤も、3幕最後の自暴自棄になってるアンフォルタスの表情など、やはり天井桟敷からじゃ絶対に判らぬなぁ、とも思ったりして。

かくて、最後は窓開け放って、暮れゆく葛飾の夕日の中に「グラールを開帳せよ」というありがたぁいペーター・ホフマン様の雄叫びを響き渡らせた聖金曜日の夕方でありましたとさ。第3幕がパンデミックの世界に見えるな、というのが無理な春の夕方。

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非常事態宣言下の花祭りの朝に [パンデミックな日々]

うらうらした春の良き日、花祭り、おめでとうございます。なんだかこのところ殺風景な誌面ばかりなので、我が葛飾巨大柿の木下のシジュウカラ・レストラン常連客さんの近影ご紹介。
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春になって桜も終わり、ツバメさんもいらしていて、レストラン周辺には小さな虫さんも飛び始め、めじろん夫妻やヒヨちゃんはもうご飯は要りません。シジュウカラさんたちは子育てに向けて栄養が必要なときで、まあ、しょーがないなぁ、という感じで最後のナッツは提供されており、この数年いらしているシジュウカラ奥様がひたすら食べまくってます。旦那の方は、緑になり始めた柿の枝の上の方でつつぴぃと叫ぶばかり。荒川放水路東の新開地、一昔前は0メートル地帯に町工場がひしめいていたこの辺りは、今は空き家とそこで暮らしてる野良猫さんがいっぱい、ハクビシンや狸まで出る小さな飛ぶ方たちが子育てするにはちょっと危険な秘境なんで、シジュウカラさんたちにはおうちを提供してあげるわけにはいかんのが残念でありまする。

さてもさても、風雲急を告げるニンゲンの世界の話。

このところ、毎朝起きてパソコンを起動すると世界各地から山のようなメールやら連絡やらが入っていて、それに対応しているだけで午前中が終わってしまう、という日々が続いておりました。かくて、当電子壁新聞なんて一銭にもならぬもんを相手にしている暇はなく、書きかけばかりが増えていく日々が続いております。どこそこのオケやオペラ、個人の集団がネットワークでライブやりますよ、とか、どこそこの音楽祭が中止になりました、とか、そんな書きかけ記事にしてもあっという間に告知期間が過ぎてしまったり、はたまたその後の情勢の変化で中途半端な情報はいかなこんな無責任媒体とはいえ出さない方が良いと判断し完全削除にしてしまうものも数多く、かくて記事スッカラカン状態が続いております。体悪くして伏せってる、というのではありませんので、ご安心を。って、やくぺん先生がおっ死んでしまおうが困るよーな立ち読み読者諸氏はおらんじゃろてに。

この間にも、世界に薄く広く広がる「クラシック音楽」業界の間でもコロナvirus旋風は吹き荒れ、先週には当電子壁新聞にもレギュラーのように登場してくる某音楽家ご夫妻が外国某都市で罹患、病院に行くこともならず苦しみ、なんとか無事に帰還なされたそうな。流石に個人名は特定しませんが、このパンデミック、やくぺん先生が関西に行っていた頃に「知り合いの知り合い」レベルでの感染が伝えられこれは他人事ではないと思わされてから一月、「一緒に飯食ったことあるお友達や知り合い」レベルに近づいてきている。

さても、昨日、所謂「非常事態宣言」なるものが新帝都にも発令されたらしく、これでホールや図書館などの公共文化施設は5月の連休明けまでは閉館が確定、民間も小規模コンサートスペース含め自主的な休業が続くことは確実となってきました。やくぺん先生の世を忍ぶ仮の姿としましても、商売でやった原稿が発表されることなく埋もれていくこと数知れず。今や中止の連絡無く最後の唯一残っているのは5月3日だかの福井の演奏会だけなんだが、これって請求書を送ってくれという連絡も来ていないところをみると…ふううう。全面的に現場がなくなってしまっている舞台裏方関係者の皆様に比べれば、まだ被害は小さいということなのでしょうけどねぇ…

やくぺん先生個人におきましては、佃大川端の塒は公共施設のシン・ゴジラ目線の勉強部屋が閉鎖になっていまっていて、塒ではぶんちょうさんたちに襲われて仕事が出来ない。かくて、基本的に葛飾オフィスに単身引き籠もり予定でありまする。どうやら都心に出て行くのに御上の発行する通行手形やらは必要ないようだし、京成電車も都営地下鉄も、はたまた都バスも動いている不思議な「非常事態」のようなので、チャリチャリと清澄通りから水戸街道を遙々荒川放水路越えねばならぬこともなさそう。週に2回くらいは佃に寝に帰る、というなんだか長閑な非常事態期間中になりそうであります。

マスクやパスタ、カップ麵はなくなっても、電気水道交通などのインフラと物流については何故か都民はまるで不安を抱いてないのは、最後の最後でノンビリした平和な社会である、ということなんでしょーかねぇ。

とにもかくにも、現時点での情勢を纏めておきましょうぞ。あくまでも、「非常事態宣言が出た翌朝の纏め」という後の為のもの。後になれば笑い話になると良いのですが。

◆大規模舞台の無観客ライヴ配信は実質上不可能に

3月6日の神奈川フィルの練習場からのライブ配信を嚆矢に、翌日のびわ湖《神々の黄昏》、その翌日の東響ミューザと続き、3月半ば過ぎには豊中と京都でライヴがバッティングする事態にまで至る盛況ぶりをみせていた「無観客ライヴ」ネット中継ですが、4月1日に専門家会議が「5人以上の集まりを控えるように」という要請を出したところで大きく風向きが変わりました。

同日に行われ、初の有料ストリーミングライヴとして注目されたサントリーホール・ブルーローズからのピアノと管楽器の室内楽ライブ中継も、当初予定された室内オケライヴから規模を縮小してもやはり難しい状況になったようで、その後の予定は発表されていません。

オリンピック中止発表までは4月になれば規制を緩和して…という話が内部から流れていた東京都の文化財団、オリンピック中止以降は風向きが一転、昨日の非常事態宣言に向けた流れになっておりました。結果、今週末に予定され練習開始の動きもあった都内拠点の某オーケストラ無観客ライヴは中止になっていました(意外にも、3月中に都内からの無観客ライヴをやったのはアマオケがひとつあっただけでした)。「非常事態」が宣言された今、大人数の人が集まることそのものがダメなので、観客がいようがいまいがオーケストラが練習や演奏に集まるのも無理な事態であります。

世界を見ると、プラハの春音楽祭が完全にネット中継音楽祭にしてしまう、という歴史的な決断をしております。大丈夫なんですかねぇ、チェコの演奏家の皆さんは。管楽器はマスクして練習できないだろうし。
https://festival.cz/en/alternative/

◆アルヒーフ映像の提供へ

以上の流れを受けて、桜が散ってから初夏の五月連休明けまでの過ごしやすい時間、家の窓をガラガラあけて本を読んだり録音で音楽を聴いたり、可能な空間があれば自分で演奏したり長大な私小説を書いたりしていなさい、という極めて文化的な四月になってもーた。ことがこうなると、オリンピックなどという無駄な足枷がなかったために一足早く引き籠もりを決断したヨーロッパや北米のオーケストラやオペラ劇場がそうだったように、各団体も過去のアルヒーフ映像を無料配信するのが基本になりつつあります。とはいえ、幸か不幸か日本にはそんな映像を保存しているオペラ団体は初台くらいしかなく、初台はまだこの時期に過去アルヒーフをネット上にオープンにするつもりはないみたい。

オーケストラにはきっちり収録された定期演奏会などのアルヒーフを所有している団体もあり、まずまたまた先走るのは東京交響楽団さんのようでありまするな。これ。500円の有料での配信を本日だかから始めるようです。最大のアルヒーフ所有者はNHKの筈なのだが…
https://tso.futureartist.net/video

今やYouTube上にはタダで見られる同じようなコンテンツがいくらでもあると百も承知で、敢えて有料化を試みるのは、褒められるべき挑戦と言えるでありましょう。さても、どうなることやら。

◆タイムラインは秋口

誰にも判らないこの先の業界のタイムライン、本日の時点では、「欧州北米など9月がシーズン始めの社会では、今シーズンはもうオシマイで来シーズン頭からのスタートを期待する」という流れが見えてきてます。夏の音楽祭もイースター休暇入りを前に次々に中止が決まってます。秋以降に予定されているコンクールなど、予備審査などが必要なイベントがどうなるかは、まだなんとも判りません。その辺りは、まあ、適当に当電子壁新聞でもフォローはするつもりですが。

なお、シーズンが微妙に異なるアジア圏では、中国からは「公演中止」の連絡が某音楽事務所や香港、シンガポールの主催者から来るくらい。韓国からの情報としては、トンヨン音楽祭がなんとか7月くらいには出来ないかと思っている、という連絡があっただけです。実質、まだ全然見えてないのが現状ですな。

とにもかくにも、この沈黙の春をなんとか乗り切りましょう。

[追記]

なんとまぁ、こんなことを書いたら、本日午後に押っ取り刀で初台もアーカイブ配信に参入するとの告知がありました。だから今は、全ての情報はタイムスタンプが何よりも重要だ、ってこと。
https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017336.html


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曲がり角に来た無観客ライブ? [音楽業界]

今やってる商売もん原稿にモロに関わるのだけど、後の為の記録として記します。無論、この内容まではやってる原稿には入れる余裕はありませんし。

本日、鳥取県知事がこのようなアナウンスをなさったと報道されてます。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20200402/4040004681.html?fbclid=IwAR0vveFzu7Wa_UcI0gMkVSu3sKgolCPycwr8ehN9hc99RbBaKcnrVB2kxeA
これがオリジナルソースかな。
https://www.pref.tottori.lg.jp/291061.htm#3
長くなるけど、必要そうな部分はコピペしておきます。2.というところ。

※※※※※

○中国新聞 小畑浩 記者

すいません。中国新聞の小畑です。関連してなんですけれども、ライブ配信経費というのは演劇とか、ステージのセッティングに関わる経費とその通信の経費、もしくは県外から来る場合は交通費とかもあると思うんですけども、どのあたりまでを想定されているのか教えていただけませんか。


●知事

そうした諸々の経費を踏まえて、一定額の補助ということになろうかなというふうに思います。もちろん、しつらえ全部やる[の]がいいかということでありますが、本来観客を入れて盛大にやろうとしていたものをコンパクトに、いわばテレビの画面の範囲内、VTRの画面の範囲内ということであれば、その必要経費というのもおのずから変わってくるのではないかなというふうに思います。そういうような形で文化芸術活動、小規模なものを中心としていろいろとあると思うんですが、支え得るだけの協力経費を考えていきたいと思います。


○日本海新聞 岡宏由紀 記者

すいません。日本海新聞岡ですけど、知事、改めて文化芸術活動に対して支援を真っ先にされるというようなことに対する知事の思いみたいなものをちょっと聞かせていただけたらと思います。


●知事

実は本県、先ほどもちょっとちらっとお話申し上げましたが、例えば商工団体、商工関係向けには無利子、無担保、だから信用保証協会のことも含めて非常に有利な借入制度を既に創設をしていたり、それからサプライチェーンが切れたりして、それで販路を振り替えるとか、新しい施設を導入するだとか、その辺に対する助成制度というのは既に発効しております。それで、観光についても、今、当面まずバス旅行、小規模のものも含めて応援しようということを始めているところでございまして、様々な業態に対して、私どもとしては支援制度を今、県独自でもつくっております。


ただ、そうしたときに、最近、イベントのことがよく言われるわけでありますが、イベントを自粛をする。これは感染症の拡大防止としてやむを得ないところがあるわけでありますが、そこに協力していただくことで、文化芸術活動の芽が摘まれてしまう。収入面などについては、今、多分国が一時的な給付金等を考えられることはあると思うんですが、ただ、文化芸術の発表の機会自体が失われることが、このままで我が国いいのだろうかということであります。ドイツなどでは、そうした文化芸術活動を守るために、国家としてかなり大がかりな支援スキームも組んでやっておられるところでございますが、私どもは地域でできる範囲内のことで、その文化芸術活動を地域からも応援していけるのではないかというふうに考えたところであります。


今、演劇関係者とか、あるいは音楽のスタジオとか困っておられる所がたくさんあります。その経営の収入のこと等々は融資制度だとか、それから国のほうから追加の政策だとかいろいろと出てくると思いますが、発表という、そういう表現の自由の行使ができる、その場の確保につきまして、私どももお手伝いできることがあるんではないか、こういうように考えております。

※※※※※

以上です。

さても、具体的にはどういうイベントをイメージして知事さんが仰っているのかしら。先月来、当電子壁新聞でも盛んに取り上げている「定期演奏会などの予定されていた演奏会を予定されていた会場で無観客で演奏し、インターネットのライヴで放送する」というやり方のことを念頭に置かれているのとは、ちょっと違うような感じもするし。

少なくともクラシック音楽に関して言えば、鳥取県を拠点に活動し、鳥取県内の鳥取とか米子とか倉吉とかのオーケストラが演奏出来、オペラもやれるだろう規模のホールで、定期的に演奏会シリーズやオペラ公演をやっているプロ団体は存在していません。ですから、そういう「うちのオーケストラ」とかを念頭にしての発言ではないでしょう。強いて言えば、鳥取には世に知られた廃校を拠点とする「鳥の劇団」という全国に知られた(ってか、そのやり方からアートマ業界界隈では有名な)劇団がありますが、そこに機材を持ち込んで舞台をストリーミング中継する、というようなことをお考えなのかしらねえ。

現状、ストリーミングに関しては、昨日だかに専門家会議が発表した「10人以上の集まりの自粛」だかのお陰で、これまでとはまた違う様相を呈してきつつあります。要は、演奏者が練習に集まることも出来ない、ってこと。放送スタッフだって、映像のスイッチングをちゃんとするようなやり方でストリーミングしようとすれば、複数人が現場に必要になってくる。となると、奏者はせいぜい5,6人の、弦楽器や鍵盤など、口を使った作業が原則必要ない楽器による室内楽が限界になってしまうわけです。

それはそれとして、経済的社会的にもなかなか壁は高い。鳥取だと、例えば岡山フィルとか関西のオーケストラとかが、集団バス移動はダメでしょうから、楽器は個々人が抱えて自家用車で鳥取まで移動し、練習し、ステージ上で演奏を行う…って、もう経費や日程がなんぼかかるやら。それに、ヴィルス感染が広がっていないところに、感染者が多い都会から人がいっぱいやってくるわけですから、地元の方々が喜んで受け入れてくれるのやら

となると、まあ、あり得るのは、スター弦楽器奏者が米子駅前の労音さんが使ってるホールで無伴奏のリサイタルをやるとか、ピアノ独奏をするとか、かなり限られたものになりそうな…それだったら、今、家に閉じ込められてる世界中のスター演奏家が自分ちから放送してるのと同じだしなぁ。ヨー・ヨー・マの独奏チェロとか、ヴェンゲーロフのピアノ・トリオとかが無料でおうちから放送されてるわけで。

冷静に考えればどうしたらいいか、やっぱり頭を抱えちゃうけど、たとえば今はともかく事態がもうちょっと落ち着いてくれば、鳥取県の地元高校ブラスバンドがライブ配信でも発表会やりたいとか、バレエ団が発表会をやりたいとか、そういう話には対応出来るかもしれないですな。っても、ブラバンの練習なんて、今、やれないだろうなぁ。

とはいえ、知事さんが文化のことをここまで発言されている事例は他にはなさそうなんで、有り難いことであると鳥取を讃えましょう。あと数ヶ月で新総理の地元になるかもしれないわけだし。

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有料の無観客ライブ配信スタート! [音楽業界]

本日4月1日、あと1時間弱で、サントリーホールはブルーローズから、一部では猛烈な人気のピアニスト反田恭平氏がプロデュースするピアノと管楽器の室内楽コンサートが、有料でストリーミング送信されます。こちら。まだ切符、買えます。
https://eplus.jp/sf/detail/3270450001-P0030001?P1=2560&utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=20200327sorita_facebook&fbclid=IwAR2AO3OjRcn6OHv6MY9BosAnto77qbs7xPHxV7VmFvR4mw7EenPaF8ocaDw
要は、この数週間、一気に大盛況になった「無観客ライヴ」の、初の有料版でありますな。メンツはこちら。

・反田恭平(ピアノ)
・上野耕平(サクソフォン)
・アレッサンドロ・ベヴェラリ(クラリネット)
・荒川文吉(オーボエ)
・皆神陽太(ファゴット)
・清水伶(フルート)
・山本英(フルート)
・大内秀介(ファゴット)

なるほど、このピアニストさんの仲間達で、所謂長老クラスは一切なし、というのが気持ちいいですね。

正直、1000円也とはいえ有料になれば、視聴環境の安定性を確保せねばならないし、マイクセッティングも映像も据えっぱなしでてきとーに、って訳にはいかない。なにせ、IIJさんはベルリンフィルのハイレゾ・ライヴをやるためにロンドンに専用の基地局を作る設備投資をした、という話があるくらいですから、所謂クラシック音楽ファンは求めるスタンダードがやたらとハイスペック。その辺り、どうやってクリアーしてくるのか、大いに楽しみであります。

当初は室内管を入れるようだったけど、流石にこの数日でニッポンの情勢も激変し、たくさんの人が集まって練習など出来る環境を確保するのが難しくなったのか、数日前にピアノと管の室内楽に変更になりました(払い戻しなど、合ったのかしらねぇ?)。ある意味、配信でも比較的音が拾いやすい編成にしたのも、いろいろと考えがあったのでしょうか。

何を隠そう、これ、先月来、所謂「コンサートレビュー」が一切なくなってしまっている某誌の為の商売でもありまして、本来なら主催者広報さんに連絡して…というものなんだが、どこが主催者で誰が広報さんかまるで判らず、わざわざ別にeプラスのアカウントを新設し、表からチケット買って入ることになっている次第。

2月末くらいから本格的に始まったコロナ騒動、混乱する我らが弱小零細業界の中にあって、どんな形であれ金にしようという動きが若いスターピアニストから出てきたのは、極めて興味深いし、意味のある動きでありましょう。さあ、あと30分、もうそろそろ六本木一丁目駅を出て、サントリーホールの前に走って、オルガンが鳴るのを聞き始める時間じゃないかぁ。さても、どうなることやら。
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※※※

今、冷たい雨が降る午後の9時過ぎ。サントリーを出て、六本木一丁目駅に向かってる、ってくらいの感じかな。

ブルーローズからの有料配信、最終的に午後7時半のチケット購入締め切り時点で1700人台の聴衆となりました。ブルーローズどころか、サントリーの大ホールでも、「まあ、ちゃんと入ってるんじゃない」ってくらいの数ですね。

この単純売り上げ170万円というのは、3月最初の週末にバタバタと配信騒動が始まって以来、最も多く稼ぎ出した額でありましょう。ここからホール代(SPSは使ってないからまけていただけるかな)、複数カメラを入れた配信諸経費、eプラスさんの取り分などをさっ引いたら、どれだけ残るのかしら。まあ、正直、数字としてはこの演目で善戦したと思いますね。

とはいえ、やはり危惧された通り、かなりぶち切れになる部分があり、途中から安定したのですが、最後のドップラーのフルート2本ソナタと、ドビュッシーの第1ラプソディでは、ぶち切れたり戻っちゃったり。映像の権利はどうなってるか判らないので、遠くからの風景。今日から値上げになったビールなんて、飲んでないぞぉ!
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その真っ最中に、eプラスさんから「チケット購入者には、明日の昼から半日、見直しストリーミングをいたします」という案内が来ました。プランB発動、ということなんでしょうが、対応は流石に早かったです。

眺めていた方から「やっぱり生のコンサートを聴きたくなりました」という連絡もありました。確かに、これだけで満足するのはなかなか難しいなぁ、というのが、今のホントの気持ちです。

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