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ソウル・アーツセンター春のオーケストラ祭り24 [音楽業界]

恥ずかしながらいつからやってるのか知らんけど、ソウルの春といえばアーツ・センターの「オーケストラ・フェスティバル」でありまする。新年度が3月から始まり、復活祭も開ける頃からほぼ3週間くらい、韓国全土からプロオーケストラが連日日替わりでソウル・アーツセンター大ホールで演奏を繰り広げる。KBS響、ソウルフィル、韓国国立管などソウル御三家や、仁川、ブチョンなど大ソウル首都圏のメイジャーオケ以外の所謂「地方都市オーケストラ」の場合、広いロビーが物産展の様相を呈することもある、文字通りの全国オーケストラ春祭り、ですな。こちら。
https://www.sac.or.kr/site/main/content/2024_OrchestraFestival?fbclid=IwAR1NEPYstnXJzqgIqL3dwZnSqKIk6hP4ASse2hX1kL9ppl1N0ljFdo

過去に当電子壁新聞でもご紹介してまいりました。こんなん。
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2019-03-15
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2017-05-01
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2016-03-31
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2013-03-18
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2011-10-02
https://yakupen.blog.ss-blog.jp/2011-03-05
へぇ、案外、あるなぁ。

ま、そんなお祭りもすっかり「春恒例の」になり、コロナ完全明けの今年は毎週月曜日のアーツセンターのお休みを挟んだ連続営業日23日ぶっ通しとなりました。

中身といえば、良くも悪くもこの半島の音楽趣味を反映したもので、所謂「定番名曲」中心。とはいえ、カセッラとかエルガーの交響曲、はたまたツェムリンスキーの誰も知らんようなオペラの序曲とか、なかなか興味深いものもあります。韓国国立管が委嘱新作をやったりもあるのは、これくらいは考えております、ということなんでしょう。

なによりも重要なのは、このようなイベントが毎年あることで、韓国全体のオーケストラの「スタンダード」が見えるようになることでしょう。ソウルや主要地方都市のメイジャー団体はともかく、そこからちょっと落ちるくらいに思われる都市のオケとすれば、「来年は出るぞ」とか「落とされないように頑張るぞ」という気持ちがイヤでも出てくる。そもそも地域への愛着が強いお国柄、こういう「ここに出れば韓国の一流オーケストラ」と誰もが思うなといっても思うようなフェスティバルがあるのは、なんとも凄いなぁ。

って、今年はやくぺん先生は顔を出しません。どなたか、全部聴いてきてくれんかね。

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